トップアジア諸国の情報をさがす刊行物>韓国・北朝鮮の映画について調べる(レファレンスツール紹介29): アジア情報室通報 第11巻第1号

韓国・北朝鮮の映画について調べる(レファレンスツール紹介29): アジア情報室通報 第11巻第1号

アジア情報室通報 第11巻1号(2013年3月)
水流添真紀(国立国会図書館関西館アジア情報課)

韓流ブームとともに、日本でも韓国の映画が数多く紹介されるようになりました。俳優や作品の名鑑、映画やドラマの舞台となる朝鮮の歴史を解説するものなど、日本語の関連書籍も多数出版されています。ここでは、より詳しい情報を調べるための、朝鮮語の資料やウェブサイトを含めた情報源をご紹介します。また、あわせて北朝鮮の映画について調べるツールもご紹介します。 【 】内は当館請求記号、タイトルがハングル表記の場合は( )内にタイトルの日本語訳を併記しました。ウェブサイトの最終確認日は2013年2月19日です。

1 韓国映画界の動向・ニュース

『韓國映畵年鑑』(映畵振興公社, 年刊)【Z42-AK16】

2011年版は「韓国映画産業決算」「韓国映画産業部門別現況」「韓国映画産業インフラ現況」等の章から構成されています。第4・5章では世界と北朝鮮の映画についても概観しています。各章に関連統計を掲載しています。

一般情報

NAVER 영화(NAVER映画)(http://movie.naver.com/
DAUM 영화(DAUM映画)(http://movie.daum.net/

上記2サイトは、韓国の代表的なポータルサイトの映画特集ページです。公開中の映画の情報などを提供しています。

シネマコリア(http://cinemakorea.org/

日本語。韓国映画情報の発信、上映、配給を実施する非営利団体シネマコリアが運営するサイトです。リンク集や作品のレビューも提供しています。

雑誌

씨내21(シネ21)(http://www.cine21.com/
Movieweek(http://www.movieweek.co.kr/

どちらも週刊の映画情報誌です。ウェブサイトでは映画や関連イベント情報、レビューを提供しています。

2 映画産業

『映画・映像産業ビジネス白書. 2011-2012』(キネマ旬報社, 2011.7)【KD641-J128】

192ページから199ページに韓国映画の興行データと動向が掲載されています。

『韓国コンテンツ産業政策とグローバル展開 : 映画・アニメ・音楽・ゲーム・キャラクター・漫画・出版・放送・広告・知識情報・ファッション. 2010年』(ビスタピー・エス, 2012.6)【DK411-J751】

『2010콘텐츠 산업백서』(2010コンテンツ産業白書)の日本語訳です。

『콘텐츠 산업백서 : 연차보고서』(コンテンツ産業白書:年次報告書)(문화체육관광부 : 한국콘텐츠진흥원, 年刊)【Z41-AK316】

映画産業の動向、政策、展望についての記載があります。

3 事典類

『한국영화 배우사전』(韓国映画俳優事典)(스크린 편집부, 2004.8)【KD9-K3】

ベテラン勢から若手、子役、助演に至るまで459名の俳優のカラー写真、生年月日、デビュー作、主な出演作品、所属事務所を掲載しています。主に2000年から2004年の活動を紹介しています。巻末に索引があります。

『한국영화감독사전』(韓国映画監督事典)(국학자료원, 2004.4)【KD9-K4】

1919年から2000年の間に活動した映画監督608名について、顔写真、生年、出身地、学歴、デビュー作、主要作、経歴等を記述しています。排列は映画監督名のハングル字母順です。巻末に各監督のデビュー作を年代順に配列したリストを掲載しています。

『영화감독사전 : 세계영화사 100년을 만든 감독 900인』(映画監督事典:世界映画史100年を作った監督900人)(한겨레신문사, 2002.10)【KD671-K11】 

「外国編」「韓国編」の2部から構成されています。映画監督900人の略歴、代表作、主要作品の解説などを収録しています。巻末にハングル字母順の用語索引を掲載しています。

『Korean film database book from 2000 to 2006 : 외국어표기 표준화를 위한 한국영화/감독/배우 DB』(Korean film database book from 2000 to 2006 : 外国語表記標準化のための韓国映画/監督/俳優DB)【KD671-K15】

2000年から2006年に製作された主要な長編韓国映画のタイトル、監督、主演俳優について、英語表記およびハングル・漢字表記を記載しています。制作会社及び配給会社のダイレクトリーも掲載されています。

『영화영상용어사전 = Movie & entertainment glossarial dictionary for image generation』(映画映像用語辞典)(다인미디어, 2001.1)【K2-K4】

映画関連報道記事で使われる用語について解説しています。また、主要な映画製作国の映画に関する歴史・動向、主要映画祭受賞作品・受賞者リスト等を収録しています。2,000以上の項目をハングル字母順に排列しています。巻末に「国内映画・放送&映画関連団体住所録」を掲載しています。

4 映画史・作品解説

『韓国映画史:開化期から開花期まで』(キネマ旬報社, 2010.5)【KD671-J33】

2006年に韓国で出版された書籍の日本語版。1897年から現在までを年代ごとに10区分し、映画だけでなく時代背景にも言及しています。「韓国映画政策史」「韓国映画産業の構造の変化」などのコラムも収録しています。参考文献、日本語索引、年表があります。

『포스터로 읽는 우리 영화 삼십 년 :한국영화포스터 사전 1950-1980』(ポスターで読む我々の映画三十年 : 韓国映画ポスター事典 1950-1980)(悅話堂, 2007.11)【KD671-K18】

年代順に約2,000点の映画ポスターの写真、タイトル、監督、脚本、出演者等を掲載しています。巻末に映画、映画関係者、映画史関連事項のハングル字母順索引を収録しています。

『죽기 전에 꼭 봐야 할 한국영화 1001』(死ぬ前に必ず見なければならない韓国映画1001)(마로니에북스, 2011.4)【KD9-K9】

1910年代から2006年12月までに公開された映画の中から、映画雑誌、映画関係の専門家の推薦、興行順位等を参考に1,001作を選択しています。年代順に排列し、それぞれタイトル、英語タイトル、監督、出演者、説明文等を掲載しています。当時のポスターやスチール写真も多数掲載しています。巻末に作品名のハングル字母順索引があります。

5 関連機関のウェブサイト

한국영상자료원(韓国映像資料院)(http://www.koreafilm.or.kr/

映像コンテンツの収集整理、保存、映像史研究等を目的とする機関です。上映施設、韓国映画博物館、映像図書館、韓国映画データベース(KMDb)等を運営しています。ウェブサイトは英語版もあります。

Korean Movie Database(KMDb)(http://www.kmdb.or.kr/

韓国映画のデータベースです。作品名、監督名、俳優名等で検索できるほか、興行成績や劇場数等の統計も閲覧できます。英語版もあります。

영화진흥위원회(映画振興委員会)(http://www.kofic.or.kr/

韓国の映画及び映画産業全般の振興を目的に設立された機関です。ウェブサイトでは振興事業や映画に関する情報、統計を見ることができます。

한국콘텐츠진흥원(韓国コンテンツ振興院)(http://www.kocca.kr/

文化産業発展のため設立された機関です。政策開発、人材育成、企画から商品化、海外進出等を支援しています。日本にも事務所を開設しており、日本語サイトもあります。

6 北朝鮮の映画

『朝鮮民主主義人民共和国映画史 : 建国から現在までの全記録』(現代書館, 2012.5)【KD671-J52】

日本語で読める研究書です。時代別の解説のほか、映画製作のシステム、指導者の関与についても記述されています。巻末に参考文献、年表、人名・作品索引を収録しています。

北朝鮮映画に関する資料は、韓国で比較的多く出版されています。

『북한영화사』(北韓映画史)(집문당, 2000.12)【KD671-K4】

「時代区分」「北韓の映画振興制度」「北韓の映画産業体系と運用現況」「北韓映画の特性」の4章から構成されています。第4章後半に「金正日映画指導日誌」を収録しています。

『북한 영화사』(北韓映画史)(커뮤니케이션북스, 2007.3)【KD671-K14】

1945年以降を時代区分ごとに記述しています。1946年から2007年までの作品リストと映画史年表を収録しています。索引は映画名、人名、一般的事項のハングル字母順です。

『통일 한국인이 보아야 할 북한영화 50선』(統一韓国人が見なければならない北韓映画50選)(영화진흥위원회, 2002.12)【KD671-K7】

脱北者への質問や、統一部の「北韓映像資料の統一教育活用のための分析」に基づく研究等を総合して50作を選定、解説しています。

『북한영화인명사전』(北韓映画人名事典)(영화진흥위원회, 2003.12)【KD9-K5】

1945年から2003年までに北朝鮮の映画業界で活動した俳優、演出家、シナリオ作家、評論家等を対象としています。各項目には姓名、写真、生没年、職業、経歴、作品、参考文献等を掲載し、人名のハングル字母順に排列しています。巻末に北朝鮮映画関係の情報源を掲載しています。

北朝鮮で出版されているものは次のとおりです。

『조선중앙년감』(朝鮮中央年鑑)(조선중앙통신사, 年刊)【Z42-AK5】

主要作品の解説と映画関係のニュースを掲載。2009年版には、平壌国際映画祭典についての記事があります。

『조선문학예술년감』(朝鮮文学芸術年鑑)(문학예술출판사, 年刊)【Z42-AK39】

映画、テレビドラマの解説と主要作品リストが掲載されています。

『조선영화문학선집.1-9』(朝鮮映画文学選集)(문학예술종합출판사, 1994.7-)【KJ61-K62】ほか

北朝鮮映画のシナリオ集です。第1巻には、北朝鮮最初の劇映画「내 고향(我が故郷)」等を収録しています。

  • 国立国会図書館
  • NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索・申込システム
  • 国立国会図書館サーチ
  • 国立国会図書館デジタルコレクション
  • ひなぎく
  • レファレンス協同データベース
  • 本の万華鏡