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世界遺産を巡るポリティックスとアジアの文化的価値: アジア情報室通報 第11巻第4号

アジア情報室通報 第11巻4号(2013年12月)
大西秀之(同志社女子大学現代社会学部准教授)

1.世界文化遺産としての富士山

2013年6月22日、カンボジアのプノンペンで開催された、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)の第37回世界遺産委員会において、富士山の文化遺産登録が正式に決定された。この結果、日本の象徴に数えられる霊峰富士が人類の共通の遺産となった。

とはいえ、世界遺産となった富士山には、景観保護や観光規制をはじめクリアしなければならない課題が山積している。もっとも、こうした課題は、世界遺産申請に至る紆余曲折のなかでもたびたび指摘されてきたことではある[1]。実際、ゴミ問題などによる美観破壊が、富士山の世界遺産登録を阻んできた課題である、といった類の指摘がメディアをはじめ至る所で散見できる[2]。

ところで、今回の日本政府(所轄省庁は文化庁)による申請からUNESCOの決定までの一連の過程に関しては、ひとつの素朴ではあるが根本的な疑問があげられる。それは、なぜ富士山は、自然遺産ではなく文化遺産なのか、という疑問である。というのも、日本政府は、当初、自然遺産での登録を目指していたが、検討を重ねた結果それを断念し、文化遺産として申請することによって富士山にかかわる文化的重要性をアピールしたことが、世界遺産登録の決め手となった[3]、とこれもメディアを中心に語られ、あまつさえ賞賛されてもいる[4]。だが、富士山が自然遺産とならなかった理由が、本当にゴミ問題などの美観破壊にあるのか、また仮にそうであったとしても、ではなぜ文化遺産ならば登録が認められたのか、という疑問に対して必ずしも政府広報やメディア報道などが十全な回答を示しているわけではない。

以上を考慮に入れ、本稿では、富士山の世界遺産登録を巡る課題や疑問を導き糸として、世界遺産の申請・登録そのものにかかわる問題点について検討する。とくに、そこでは、日本を含むアジア各地の世界文化遺産に焦点を当てるなかから、その採否に潜むポリティックスの読み解きを試みる。このような検討を通して、世界遺産を取り巻く現状を批判的に捉えるとともに、特に文化遺産にかかわる新たな価値基準の必要性を提示する。

2.UNESCO世界遺産とは?

UNESCOの世界遺産は、今日、観光資源に対する、ある種の国際機関による価値づけとして認識されている感が否めない。だが、その理念や選定基準などは、必ずしも一般に周知されているわけではない。こうした現状を踏まえ、ここでは、UNESCOにおいて定められている世界遺産の理念や目的、またその選定基準を確認する。

第1表 世界遺産の登録基準

第1図 世界遺産の分類

世界遺産は、1972年UNESCOの本部が置かれているフランスのパリで開かれた、第17回会期総会において採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(通称世界遺産条約)に基づくものである。同条約は、「顕著な普遍的な価値」を有する遺跡、景観、自然などを、特定の国家や民族集団のみならず「人類共有の遺産」として、損傷や破壊などの脅威から保護し保存するための国際的協力・援助体制を確立することを主要な目的として採択された。

ところで、世界遺産は、基本的に前述の遺跡、景観、自然などの移動が不可能な不動産やそれに準ずるものが対象となる。このため、移動可能な美術品や動植物などは、世界遺産の対象とはならない。他方で、UNESCOでは、民俗芸能や食文化などを対象とする「無形文化遺産」、あるいは書物や文章などを対象とする「世界の記憶」(通称:世界記憶遺産)などの登録事業を行っているが、これらは世界遺産とは条約根拠やカテゴリーを異にするものである。

これに対し、世界遺産は、前述したように有形の不動産を対象としたものであり、文化遺産、自然遺産、複合遺産の3種類に分類される(第1図[5])。2013年現在、世界遺産の登録数は981件で、その内、文化遺産は759件、自然遺産は193件、複合遺産は29件である。

なお、文化遺産と自然遺産では、申請から登録に至る過程で、その可否を勧告する審問機関が異なる。具体的には、文化遺産はICOMOS(国際記念物遺跡会議)が[6]、自然遺産はIUCN(国際自然保護連合)が、それぞれ現地調査を行い、事前審査を実施する。ちなみに、日本では、文化遺産は文化庁が、自然遺産は環境省と林野庁が、それぞれ所轄省庁となっている。

世界遺産は、「世界遺産条約履行のための作業指針」で規定された、i~xの登録基準(第1表[7])のいずれか1つ以上に合致することが求められる。なお、i~viが文化遺産に対応する基準であり、vii~xが自然遺産に対応する基準である。また、複合遺産は、i~viとvii~xのそれぞれから1つずつ以上の基準を満たすものである。

これらの基準に加え、世界遺産に登録されるためは、「真正性(authenticity)」や「完全性(integrity)」の条件を満たすとともに、締約国の国内法によって、適切な保護管理体制がとられていることが必要となる。ちなみに、「真正性」とは、特に文化遺産のデザイン、材質、機能などが本来の価値を有していることなど、「完全性」とは、「顕著な普遍的価値」を証明するための必要な要素が全て揃っていることなど、をそれぞれ意味する。

以上から、世界遺産の登録基準は、非常に厳密に定義されているかに見える。だが、そこには、ひとつのブラックボックスが存在している。それは、「顕著な普遍的価値(Outstanding Universal Value)」とは、どのような基準にもとづき、それを誰が、どう判定するか、という疑問である。というのも、世界遺産条約では、「顕著な普遍的価値」とはいかなるものか明確に定義されていないからである。

むろん、前述の「世界遺産条約履行のための作業指針」において、一定の基準は示されてはいる。だが、世界遺産登録を審査、勧告するICOMOSやIUCNは、その基準を満たした「最上の代表」(representative of the best)が文化遺産に、「最上の最上」(The best of the best)が自然遺産に選ばれる[8]、との見解を示している。とすると、世界遺産に選定、登録されるためには、ⅰ~ⅹの登録基準を満たすだけではなく、「最上の代表」なり「最上の最上」としての存在価値を認定されなければならず、結局、その判定、採択にかかわるブラックボックスが解消されることはない。

3.なぜ富士山は文化遺産なのか?

世界遺産とは、「顕著な普遍的価値」を有する人類共通の遺産に対して認定されるものであった。だが、その選定、登録の基準とされる「顕著な普遍的価値」に関しては、その基準や判定が必ずしも明確ではない、という疑問が提起された。これを受け、富士山を事例として取り上げ、その「顕著な普遍的価値」が具体的にどのように判定されたのか検討を試みる。

富士山が世界遺産として認められた価値を読み解くためには、なぜ純然たる自然地形としての火山が、自然遺産ではなく文化遺産として登録されたのか、その理由を探ることが重要な鍵となる。前述したように、富士山が自然遺産として登録に至らなかった理由は、ゴミ問題などによる美観破壊にある、との認識が一般社会に広まっている。とすれば、もし美観破壊が回避されていれば、富士山は自然遺産になったのであろうか。

しかし、その可能性は、自然遺産の登録基準を考慮する限り非常に低い、と断じざるをえない。というのも、富士山は、必ずしも「最上の最上」たりうる自然遺産としての価値を見出しがたいものだからである。実際、構造や形態が類似した成層(コニーデ式)火山は世界中の各所で散見することができる。

さらには、既登録の世界遺産のなかにも、富士山の山景に酷似した火山が複数存在している。その具体例として、ロシアの「カムチャツカ半島の火山群」のクリュチェフスカヤ山(第2図)や、ニュージーランドの「トンガリロ国立公園」のナウルホエ山(第3図)などがあげられる。なお、ひとつ付言するならば、これらの山々も、その美観だけが評価されて登録されたわけではなく、地質学的重要性や生物多様性などが登録の理由となっている[9]。

こうした事例を勘案する限り、富士山には、地質学的にも自然景観としても、自然遺産の登録要件を満たしうる程の「顕著な普遍的価値」があるとは認めがたい。もっとも、もし仮に、富士山の価値が、カムチャツカ半島の火山群やトンガリロ国立公園に匹敵するものであったとしても、それで世界遺産に登録されるわけではない。なぜなら、世界遺産は、「最上の代表」あるいは「最上の最上」として登録されるため、既に類似のものがあった場合、むしろ認定される可能性が低くなるからである。

以上を是認するならば、富士山が自然遺産としての登録を断念した理由は、ゴミ問題などの外的要因によって、本来の価値が損なわれた結果ではない、と見なさざるをえなくなる。そもそも、景観保全は、世界遺産ならずとも、今回登録された文化遺産としても改善されなければならない課題である[10]。

第2図 クリュチェフスカヤ山
出典:Wikimedia Commons

第3図 ナウルホエ山
出典:Wikimedia Commons

とすると、では富士山は、どのような「顕著な普遍的価値」が認められ、文化遺産として選定、登録されたのであろうか。この疑問に対しても、メディアなどでは、山岳信仰や絵画芸術との関係を前面に押し出したことが選定、登録に繋がった、との論調が広く流布している[11]。

むろん、この論調そのものは、間違いではない。そのことは、世界遺産リストに「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」と登録されていることからも裏づけられる。

とはいえ、信仰の対象や絵画の題材とされる山岳は、決して特別なものではなく、世界の至る所に無数に存在している。であれば、それだけで「顕著な普遍的価値」が認められた、とは到底思われない。なぜなら、もし、それが認められるならば、富士山だけでなく、世界中の同様な山々は、すべからく世界遺産としての価値を有していることとなるためである。また、かなり困難な想定ではあるが、もし仮に、それらの山々すべてが世界遺産となる価値を有していたとしても、ではなぜ富士山が、それらの「最上の代表」となえりえたのであろうか。

実は、その答えは、ICOMOSの勧告とそれを受けたUNESCOの登録理由に、端的に記されている。それは、「評価基準vi」として記された「とりわけ19世紀初期の葛飾北斎及び歌川広重により浮世絵に描かれた富士山の図像は、西洋の芸術の発展に顕著な影響をもたらし、今なお高く評価されている富士山の荘厳な形姿を世界中に知らしめた」[12]という一文である。

この一文は、どう読んだとしても、富士山を描いた浮世絵は、西洋芸術に影響を与えたがゆえに世界に評価された、との説明としか受け取れないだろう。とすれば、富士山の「顕著な普遍的価値」は、西洋芸術によって付与されたこととなる。

こうした読みは、決して穿った解釈ではないだろう。事実、この解釈は、浮世絵を誇る日本人の少なからずが、自ら積極的に承認しているものにほかならない。そういった意味でも、文化遺産としての富士山の価値は、西洋芸術によって付与されたものである、との認識は日本を含めた世界に広く受け入れられている、一般的な社会言説といっても過言ではないだろう。

第2表 世界遺産登録件数

4.世界遺産の南北/東西格差

富士山を世界文化遺産とした「顕著な普遍的価値」の源泉は、西洋芸術に代表される価値観に由来することが窺われた。このことは、人類共通の遺産であるにもかかわらず、その価値判断が西洋芸術という特定の文化によって下された、という矛盾を指摘するものといえる。

こうした矛盾は、富士山の選定、登録に限られたものではなく、UNESCOの世界遺産に対して従来から指摘されてきた。それを裏づける端的な事例として、世界遺産の「南北/東西格差」とも表現すべき、登録件数の不均等な分布があげられる[13]。

世界遺産の登録件数を概観すると、TOP10に欧州から6ヵ国が入っている(第2表[14])。また、政治的・文化的・歴史的背景の関係性の強さを考慮し、欧米という範疇でアメリカ合衆国を加えると、実に7ヵ国となる。さらには、TOP5に限定すると、2位の中華人民共和国を除く、4ヵ国が西ヨーロッパ諸国によって占められている。

この結果だけを見ても、著しい地域的な偏りがあることが確認できる。とりわけ、TOP5のなかの西ヨーロッパ4ヵ国の国土面積の合計が、第2位の中華人民共和国の5分の1にも満たないことは[15]、その偏在ぶりを雄弁に物語るものである。むろん、国土面積が、単純に登録数に反映されるわけではない。としても、緯度経度などの地球上の位置を考慮するならば、はるかに自然環境の多様性が高いはずの中国大陸よりも、西ヨーロッパの遺産登録件数が3.7倍以上もある、という現状は常識的に判断する限り、均等な分布とは見なし難いあり方である。またいうまでもなく、中国大陸の文化的多様性や歴史的背景が、西ヨーロッパ諸国に比べ見劣りするなどということはない。

しかし、こうした東西格差以上に著しいのが、世界遺産登録数の南北格差である。煩雑になるため、詳細は割愛するが、経済的に貧しい途上国が集中するアフリカ(131件)やオセアニア(28件)[16]などの(先進国を除く)登録件数は、ヨーロッパ(350件)に比べると少ないと断じざるをえない(件数は、いずれも2013年7月現在)。

このような偏りが、それぞれの地域内に存在する遺産の純粋な価値によるものとは、にわかに考え難いだろう。実際、ヨーロッパにおける文化遺産の少なからずが、キリスト教関連によって占められいている[17]。

こうした現状を考慮する限り、全人類の共通の遺産であるにもかかわらず、文化遺産の選定、登録には、西欧を中心とする特定の価値判断が少ならかず影響を及ぼしている可能性は否定できなくなる。もっとも、この可能性の成否にかかわらず、西ヨーロッパ諸国における登録件数の著しい偏りは、不均等な選定、登録の価値判断の結果と見なさざるをえないだろう。

5.アジアからの新たな価値判断

UNESCOの世界文化遺産の選定、登録には、その理念や目的とは矛盾する西欧中心主義的なポリティックスが介在していることが窺われた。他方で、このことから、現在の登録基準では、漏れ落ちてしまう文化遺産が存在することが指摘できる。

その最たる事例として、非西欧の文化遺産に対する「真正性」の課題があげられる。たとえば、ヨーロッパなどの石造の建造物と比較すると、日本を含むアジアなどの木造の建造物では、建築年代が古いものほど建材が取り替えられており、建築時の建材がそのまま維持されている可能性はどうしても低くならざるをえなくなる。とすると、非西欧の文化遺産のなかには、西欧のものと同じレベルで「真正性」をクリアすることが難しくなるものがある。

このような課題に対し、UNESCOも無関心だったわけではない。1994年に奈良で開催された「オーセンティシティに関する奈良会議」では、『奈良文書』(正式名『オーセンティシティに関する奈良ドキュメント』)[18]が採択され、文化の多様性に配慮した価値と「真正性」の認定をすべきことが提言された。またそこでは、「材料と材質」に関する配慮についても言及されている。

とはいっても、日本の神社建築で行われる遷宮などは、文化遺産の「真正性」をクリアすることは難しいだろう。むろん、遷宮のなかには、伊勢神宮のように基本的に同一の形態、構造、技術、素材などによって建替えられるものもある。だが、現時点では、これが世界遺産の「真正性」を満たしている、との認定を(なんの疑問の余地なく)受けることは困難と推察される。なぜなら、そうした遷宮のあり方が認められるならば、廃城後何百年も石垣だけとなっていた城址に、往時のものと完全に同じ形態、構造、技術、素材などによって天守閣や櫓が復元されたならば、それらもまた「真正性」を認めざるを得なくなり、世界文化遺産に登録される可能性が開かれることとなるからである。

以上を考慮するならば、「真正性」の問題のみならず文化遺産の選定、登録のあり方に関しては、日本を含めた非西欧の側から積極的に新たな基準を提示して行く必要があるだろう。そのためには、まずUNESCOの世界文化遺産の選定、登録に介在する西欧中心主義的価値観を批判するだけではなく、そのオルタナティブとして非西欧の側が自らの文化遺産の価値や「真正性」を判断する基準を策定することが必須となる。たとえば、伊勢神宮などの「式年遷宮」は、通常の旧跡での復元と文化的価値がどのように違い、またその根拠と線引きをどう規定するか、ということをまず日本側でコンセンサスを作り、それを世界に提示しなければならないだろう。

こうした策定作業においては、過去からの文化的連続性を文字史料や物質資料としてストックする、図書館や博物館などが重要な役割を果たすことが期待できる。というのも、図書館や博物館にストックされている知的情報は、文化遺産の価値判断を策定する際の参照点となるからにほかならない。そういった意味で、国立国会図書館の蔵書などは、極めて貴重な知的情報の供給源となり得るだろう。

(おおにし ひでゆき)

*  本稿は、関西文化学術研究都市6大学連携「市民公開講座2013」における講演(2013年9月20日に国立国会図書館関西館で開催)の内容に基づいて執筆されたものである。



[1] 富士山の世界遺産申請にかかわる課題に関しては、ICOMOS(国際記念物遺跡会議)の勧告における指摘をまとめた、文化庁記念物課「イコモス勧告で指摘された主な課題について(富士山)」(2013.5.28) に、詳細が記されている。

http://www.bunka.go.jp/bunkashingikai/isanbukai/sekaiisanbukai/2/02/pdf/shiryo_3.pdf

 以下、インターネット情報の最終アクセス日は、2013年11月16日である。

[2] 富士山がゴミ問題によって自然遺産登録を断念したという論調として、たとえば次の記事があげられる。「ゴミの山、リスト除外の憂き目も」MSN産経ニュース, 2013.5.1;「富士山、世界遺産になった後も大変なの?」日本経済新聞電子版, 2013.5.11.

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130501/art13050111440003-n1.htm

http://www.nikkei.com/article/DGXDZO54860020Q3A510C1TY1P01/

[3] 自然遺産から文化遺産に至る富士山の世界遺産申請の経緯に関しては、次の文献に参照が述べられている。佐野充「富士山の世界遺産登録への取り組みにおける自然遺産としての価値評価の意義」『地球環境』13 巻1号, 2008.3, pp.51-60.

[4] こうした論調の事例として、次の記事があげられる。

「富士山、世界文化遺産登録へ」朝日新聞デジタル, 2013.5.1;「富士山、世界遺産に登録決定」MSN産経ニュース, 2013.6.22.

http://www.asahi.com/national/update/0430/TKY201304300513.html

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130622/trd13062217350007-n2.htm

[5] 日本ユネスコ協会連盟HP「世界遺産とは」などをもとに筆者作成。http://www.unesco.or.jp/isan/about/

[6] 文化的景観に関しては、IUCNとの協議が行われるケースがある。

[7] 日本ユネスコ協会連盟HP「世界遺産の登録基準」などをもとに筆者作成。http://www.unesco.or.jp/isan/decides/

[8] 河上夏織「世界遺産条約のグローバル戦略を巡る議論とそれに伴う顕著な普遍的価値の解釈の質的変容」『外務省調査月報』2008年1号, 2008.8, pp.1-24.

[9] カムチャツカ半島の火山群は、「火山の博物館」とも形容される地質学的特徴によって自然遺産に、トンガリロ国立公園は、先住民マオリの聖地としての文化的価値によって複合遺産に、それぞれ登録されている。

[10] 富士山の景観保全に対する問題は、UNESCOの登録勧告(文化庁「「富士山」の世界遺産一覧表への記載決定について」2013.6.22)でも指摘されている。

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/fujisan_130622.pdf

[11] MSN産経ニュース 前掲注(4).

[12] 文化庁 前掲注(10).

[13] 河上 前掲注(8), pp.16-17参照。

[14] 外務省HP「世界遺産の多い国」をもとに筆者作成。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/kids/ranking/isan.html

[15] イタリア、スペイン、フランス、ドイツの国土面積の合計が1,795,892km2であるのに対し、中華人民共和国の国土面積は9,596,960 km2で4ヵ国の合計の5.3倍にも上る。

[16] オセアニアの28件の世界遺産の内、同地域の先進国であるオーストラリアが19件、ニュージーランドが3件を占めている。

[17] 河上 前掲注(8), p.9参照。

[18] 『オーセンティシティに関する奈良ドキュメント(文化庁仮訳)』http://www.bunka.go.jp/kokusaibunka/bunkazaihogo/pdf/nara_Nara_j_02.pdf

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