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『원자력 발전과 폐기물 관리 한눈에 보기』:アジア情報室の社会科学分野の資料紹介:アジア情報室通報 12巻2号

2.1 국회도서관 [編](国会図書館 [編])『원자력 발전과 폐기물 관리 한눈에 보기(原子力発電と廃棄物管理 一目で見る)』ソウル, 국회도서관, 2013.6, 156p. 【DL211-K2】

韓国国会図書館が、国政課題に関する資料を網羅的に集めた「한눈에 보기(一目で見る)」シリーズの一冊である。韓国の国会議員、常任委員会、行政部署等に配布されている。

韓国では、国内電力生産量の約31.2%を原子力発電に依拠しており、現在も原発の新規建設が進められている。一方で、原発の安全性や、放射性廃棄物の管理等が議論の対象となっていることから、韓国国会における議論の参考資料として本書が刊行された。

韓国における関連政策の現況、データが簡潔にまとめられているほか、図表が多く使われており、視覚的に理解しやすい構成となっている。

内容は大きく、①韓国の原子力発電と放射性廃棄物の現況(第Ⅱ-Ⅲ章)、②主要国の放射性廃棄物管理政策(第Ⅳ章)、③韓国国内の関連組織、法令、予算(第Ⅴ-Ⅶ章)、④韓国国会や各界における議論(第Ⅷ章)に分かれる。

①では、韓国の電力需給政策と原発政策(第Ⅱ章)、放射性廃棄物(第Ⅲ章)について、現状と政策対応を解説。第Ⅱ章では、「電力需給基本計画」や「原子力総合基本計画」といった国家計画や、米国、フランス、ドイツ、日本との間でそれぞれ締結した原子力協力協定の概要を整理する。第Ⅲ章では、中・低レベルと高レベル(使用済み核燃料)に分けて、放射性廃棄物の貯蔵現況や、関連政策の推移を整理する。

②では、米国、英国、ドイツ、フランス、日本について、放射性廃棄物管理政策の現況と組織、主要政策を整理する。

③のうち、組織(第Ⅴ章)については、産業通商資源部、未来創造科学部、外交部、原子力安全委員会、原子力振興委員会の組織図と業務内容(課レベルまで)を解説。法令(第Ⅵ章)については、「原子力振興法」「原子力安全法」等の原子力関係法令12本と、国会に提出されている法案を一覧表の形式で掲載。予算(第Ⅶ章)については、産業通商資源部、未来創造科学部、原子力安全委員会の関連予算を掲載する。

④では、本会議・委員会で関連の議論があった日時と案件名を表形式で収録。また、政府組織、原発の安全性、使用後核燃料の処理、住民対策、韓米原子力協定、電力不足、原発不正部品といった論点別に、政府関係者、研究者、市民団体等の主要な意見を整理する。


※現在のところ、韓国国会図書館のウェブサイトでは原文を閲覧できないが、市民団体「透明社会のための情報公開センター」が運営するウェブサイト「放射能ウォッチ」で、hwpファイルが提供されている[1]。   

(アジア情報課 福山 潤三)
 

[1]「팩트북『원자력 발전과 폐기물 관리 한눈에 보기』(ファクトブック『原子力発電と廃棄物管理 一目で見る』)」방사능와치(放射能ウォッチ)ウェブサイト, 2013.9.3.
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