Reviews of the Yokohama Class B and Class C War Crimes Trials by the U.S. Eighth Army Judge Advocate 1946-1949

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憲政資料室 作成

資料群名(日本語)
第8軍法務監による横浜裁判の再審査
請求記号
RYT-1
資料形態
マイクロフィルム
数量
5巻
主言語
英語
主な内容
第8軍法務部(正確には、部内法務監部(Office of Staff Judge Advocate))による再審査書を収録。再審査には、被告人の個人データ、起訴・答弁・判決・法的要件充足の要点、審理の概要、意見、勧告が記されている。再審理書は、1~371までの事件番号順に収録されているが、無罪事件の記録はない。
資料の構成
Reel 1
  • Finding Aids
  • Review of Cases Nos. 1-84
Reel 2
  • Review of Cases Nos. 85-155
Reel 3
  • Review of Cases Nos. 156-252
Reel 4
  • Review of Cases Nos. 253-303
Reel 5
  • Review of Cases Nos. 304-371
歴史
連合国最高司令官マッカーサーは、1945年12月6日付の命令により第8軍司令官ロバート・アイケルバーガーに即座に戦犯裁判を開始するための軍事委員会の任命を指示した。同月13日アイケルバーガーは、軍事委員会を任命し、同月18日接収した横浜地方裁判所でBC級戦犯裁判、いわゆる横浜裁判を開廷した。
裁判は一審のみであったが、その後、判決が効力を持つためには召集者である軍司令官の承認が必要であり、その承認を求めるための手続により刑が減免される場合もあった。その手続は、まず第8軍の法務監部再審査課の再審査官(法律家)が裁判記録を審査して、被告人に不利となる法的な過誤がないかを審査し、事実の概要をまとめ、承認・不承認の意見を添えて、第8軍法務部の長である法務監に記録を回付する、法務監は、さらにその審査結果を再審査し、裁判記録に自らの意見を添えて司令官に最終判断を求める、死刑判決をするためには、さらに連合国最高司令官(SCAP)の承認が必要とされ、米太平洋陸軍法務部(1947年以降、極東軍総司令部法務部)による裁判記録の再審査を受けるというものであった。
原所蔵機関
米国国立公文書館(RG331)
受入
この文書は米国国立公文書館(NARA)がマイクロフィルム化して市販している(NARA Microfilm Publication Number:M1112)。当館では、1981年度に購入した。
検索手段
マイクロフィルム付属の目録(憲政資料室内備付冊子目録)
※米国国立公文書館のサイトのマイクロフィルムのカタログ に目録のPDF版が掲載されている(米国国立公文書館のサイトのトップページ外部サイト から Research Our Records >Other Online Research Tools >Microfilm Catalogへ入り、Search & Browse NARA's Microfilm Catalogを「M1112」で検索)。
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