伊藤大八関係文書(MF:飯田市立中央図書館蔵)

更新
憲政資料室 作成

受入事項
複製
資料形態
マイクロフィルム
数量
11巻
旧蔵者
伊藤大八 (いとうだいはち)
旧蔵者生没年
1858-1927
旧蔵者出身地
長野
旧蔵者履歴
安政5(1858).11.15長野生まれ。平沢健二郎の次男、1874伊藤家を継ぐ。中江兆民の仏学塾で政治経済学を学び、1887陸軍幼年学校訳官、兼陸軍測量部員。1890.7衆議院議員(第1~3、10、11回総選挙当選)。当初立憲自由党に所属していたが、1898政友会の創立に尽力、同政務調査委員理事を経て、1910幹事長。1898逓信省参事官兼鉄道局長、1914南満洲鉄道副総裁。このほか1895年には毛武鉄道会社を、1899年には江ノ島電気鉄道株式会社を設立し、鉄道敷設に尽力。1927.9.10死去。
受入
1993年6月、東京大学近代日本法政史料センター所蔵フィルムより複製。1997年公開。
主な内容
書簡は約640通(約200名分)がある。内訳は中江兆民90通、長谷場純孝34通、杉田定一21通、岡崎邦輔18通など。書類は200点ほどで、履歴・家政関係資料として、伊藤大八略歴・辞令類、仏学塾同窓会名簿など、伊藤大八手記として、日記6冊(1906年、1903年、1904年、1910年、1913~16年、1923年)、草稿類(選挙関係・伊那鉄道関係・述懐等)がある。衆議院議員としての書類は1882年~1925年のものが60点ほどあるが、内容は議員名簿、衆議院広報、議院席次表などの事務資料・公刊資料が多く、審議に関する資料はほとんど残っていない。
検索手段
原資料の所在
飯田市立中央図書館蔵
関連文献
【資料紹介】
季武嘉也「伊藤大八」『近現代日本人物史料情報辞典』吉川弘文館、2004
【資料集(翻刻)】
『中江兆民全集』第16巻、松永昌三編、岩波書店、1986(中江兆民書簡)