ケルト人の歴史と文化

原書房/2012.12.

当館請求記号:GG61-L1


目次


ケルト人の歴史と文化・目次

  • 序章 ケルト史の再構築に向けて1
    • 1ケルト文化の浮上1
      • ケルトの大展覧会1
      • 見えてきたケルトの実像2
      • ケルト文化の広がりと重み3
    • 2「ケルト」とは6
      • 多様なる「ケルト」の概念6
      • ケルト人を表わす名称8
      • ケルト人意識8
    • 3ケルト探求の方法11
      • ケルトへのアプローチ11
      • 考古学の役割13
  • 第1章ケルト人の起源15
    • 1ケルト人の出現以前15
      • ケルト人とヨーロッパ先史時代15
      • ヨーロッパ先史時代の区分16
      • 石器時代のヨーロッパ諸文化17
    • 2青銅器時代―ケルト文化の萌芽18
      • 青銅器時代の諸文化18
      • 骨壺葬文化と「原」ケルト人19
    • 3ケルト人登場―鉄器時代の幕開け20
      • ケルト人の「原郷」20
      • 鉄文化の始まり21
      • 鉄器文化の担い手ケルト人21
      • 馬の利用22
    • 4ケルト社会の拡大24
      • ヨーロッパ各地へ居住24
  • 第2章ハルシュタット文化とラ・テーヌ文化27
    • 1ハルシュタット文化27
      • ケルト文化の揺籃27
      • ハルシュタット遺跡の発見28
      • ハルシュタット期の時代区分29
      • ハルシュタット文化圏の範囲30
    • 2ハルシュタット期の時代背景31
      • ハルシュタット期の繁栄31
      • 交易の発展32
      • 交易で繁栄したヴィクス33
      • ワイン文化の流入34
    • 3ハルシュタット期の芸術35
      • ハルシュタット芸術の特徴35
      • 西ハルシュタット文化圏の芸術35
      • ヴィクスの王女の墓37
      • 東ハルシュタット文化圏の芸術39
    • 4ラ・テーヌ文化40
      • 最盛期の純粋なケルト文化40
      • ラ・テーヌ遺跡の発見と出土品41
      • 時代区分と文化圏の範囲42
    • 5ラ・テーヌ期の社会43
      • ケルト社会の変動43
    • 6ラ・テーヌ期の芸術44
      • 芸術の様式と発展44
      • 初期様式45
      • ヴァルトアルゲスハイム様式46
      • 立体様式と刀剣様式46
  • 第3章ケルトとギリシア・ローマ世界49
    • 1ヨーロッパの構図49
      • 巨大文明との出会い49
      • ギリシア文明50
      • エトルリア文明51
      • ローマ文明53
    • 2大陸ケルトと島嶼ケルト54
      • 大陸ケルトと島嶼ケルト54
      • ケルトの言語56
      • 大陸ケルト語の資料58
      • ケルト語の分類59
      • ブリテン諸島とケルト60
    • 3古典古代世界からみたケルト61
      • ケルト人の発見61
      • ギリシア・ローマの著述家の記録62
      • ケルト人の特徴63
  • 第4章ヨーロッパに広がるケルト人65
    • 1ガリアのケルト人65
      • ケルト世界の中核ガリア65
      • ケルト人の大移動67
    • 2イベリアのケルト人69
      • ケルト人、イベリア半島へ69
      • ケルト・イベリア人70
      • イベリアのケルト文化71
    • 3イタリアのケルト人72
      • アルプスの南側に定住72
      • ローマを略奪73
    • 4小アジアのケルト人74
      • ガラティア人74
      • ガラティア人社会とその運命76
      • 死にゆくガリア人の彫像77
    • 5東ヨーロッパのケルト人79
      • ボヘミア79
      • ドナウ川流域のケルト人79
      • ギリシアのデルフォイを包囲80
  • 第5章ケルト人と戦闘81
    • 1ケルトの戦士社会81
      • 戦士階級の存在81
      • ケルト人にとっての戦い82
      • 模擬試合と訓練83
    • 2武具・防具84
      • 社会的威信のしるし84
      • 刀剣と鞘85
      • 86
      • 87
      • 鎧と兜87
      • 石と矢90
    • 3戦闘の方式90
      • 騎兵と歩兵90
      • 二輪戦車を用いた戦闘92
    • 4異様な戦闘精神94
      • 裸身で戦うケルト人94
      • 戦いを盛り上げる騒音95
      • 頭部への執着96
  • 第6章ケルト社会の構造と特徴99
    • 1ケルト社会の仕組み99
      • 「家族」が基本単位99
      • スコットランドの氏族社会100
    • 2ケルト社会の階層と支配101
      • 王の支配と首長の支配101
    • 3城塞102
      • 丘砦102
      • 都市型城塞103
      • ドウン・エンガス104
      • プロッホ105
      • ムーザ・プロッホ105
      • クリッキミン・プロッホ106
    • 4農牧業・交易・商業107
      • 農業―麦などの栽培107
      • 牧畜―牛・馬・豚などの飼育109
      • 交易110
      • 貨幣112
  • 第7章ケルト人の生活様式115
    • 1ケルト人の横顔115
      • ケルト人の身体的特徴115
      • 身長116
      • 頭髪117
      • 気質118
    • 2住宅119
      • 家屋の造り119
      • クラノーグ121
    • 3衣装121
      • 衣服の種類121
      • 材料と加工124
      • 装身具―トルクなど124
    • 4食事・料理126
      • ケルト人の食べ物126
      • 飲料127
      • 食事の仕方128
      • 祝宴128
  • 第8章ドルイドの役割と機能131
    • 1語り継がれる「賢者ドルイド」131
      • ドルイドの実像を求めて131
      • 「ドルイド」の語義132
      • ドルイドの歴史と運命132
    • 2ドルイドについての古典文献134
      • 古典文献の問題点134
      • 古典古代の著作家たちによる記録135
      • 中世文学に描かれたドルイド像138
    • 3ドルイドの特権と階層139
      • ドルイドの特権的地位139
      • ドルイド集団の階層140
      • ドルイドの資格と修行142
      • 女性のドルイド142
    • 4ドルイドの神信仰と儀式143
      • オークとヤドリギの崇拝143
      • 聖域の設定144
      • 供犠145
    • 5不死と来世の信仰147
      • 霊魂不滅の思想147
    • 6豊富な実際的知識148
      • 自然学の知識148
      • コリニーのカレンダー149
  • 第9章ケルトの宗教と習俗151
    • 1ケルトの神々の姿151
      • ケルトの神々を探る難しさ151
      • ケルトの神々の特徴152
    • 2ケルトの神々―古典作家たちの報告154
      • ギリシア・ローマの神々との対応154
      • ガリアの三主神155
      • ディス・パテル156
    • 3自然物崇拝157
      • 聖なる自然物157
      • 樹木崇拝158
      • 動物崇拝160
      • 鳥の信仰163
      • 魚の信仰164
      • 動物神ケルヌンノス165
      • 人頭崇拝166
      • 水と火の信仰168
      • 大釜(大鍋)信仰169
      • 巨人伝説171
    • 4聖地・神殿・奉納174
      • 神域―聖なる森174
      • 神殿175
      • 奉納175
    • 5死と埋葬176
      • 埋葬の方法176
      • 「異界」の概念177
      • 祭と年中行事179
      • 季節の区切りと祭179
  • 第10章ローマのガリア征服と支配181
    • 1ケルト・ゲルマン・ローマの三極構図181
      • ケルトとローマの対決の構図181
      • 後退するガリア182
    • 2ゲルマン人南下の動き183
      • ケルト世界とゲルマン世界183
      • ゲルマン人とは184
      • キュブリ族とテユートン族の侵入185
      • ローマによるガリア征服へ186
      • カエサル、遠征へ動く186
      • ガリア軍とローマ軍の比較188
    • 4ローマに立ち向かうガリア人190
      • ヘルウェティイ族の移動と敗北190
      • ガリア東部での戦い192
      • ブリテン侵攻193
    • 5ガリアの終焉194
      • ガリア人の総決起194
      • アレシアの戦い―ガリア対ローマの決戦194
      • 「英雄」ウェルキンゲトリクス196
    • 6カエサルの『ガリア戦記』197
      • ガリア征服八年間の記録197
    • 7ガロ・ローマの時代へ198
      • 「三つのガリア」―生まれ変わるガリア198
  • 第11章ブリテン諸島の初期ケルト人201
    • 1ローマ侵攻以前のブリテンとアイルランド201
      • ブリテン諸島の呼称201
      • 先史時代のブリテン202
      • スコットランド203
      • アイルランド205
    • 2ブリテンの初期ケルト人206
      • ブリテンのケルト化の問題206
      • ブリテンヘケルト人渡来207
      • スコットランドの初期ケルト人208
    • 3アイルランドの初期ケルト人210
      • アイルランド島ヘケルト人渡来210
      • アイルランドのケルト社会210
      • 王権支配と継承212
      • ロイヤル・サイト213
    • 4ケルト語の系統と特徴214
      • ケルト語の系統―Q-ケルトとP-ケルト214
      • ケルト語の特徴216
      • オガム文字217
    • 5ブリテンとアイルランドの初期芸術217
      • 島のケルト芸術217
      • ブリテン島の初期芸術219
      • アイルランドの初期芸術222
      • トゥーローの石―自然力の象徽224
  • 第12章ローマのブリテン支配とケルト人227
    • 1ローマのブリテン征服227
      • カエサルのブリテン侵入227
      • クラウディウスによる征服とその後229
      • ボウディッカの反乱230
      • ローマのブリテン支配圏の拡大231
      • カレドニア人の抵抗232
      • ハドリアヌスの防壁233
      • アントニヌスの防壁234
    • 2ローマのブリテン統治234
      • ローマの占領政策234
      • ローマ文化の遺産235
    • 3ローマの撤退とケルト再興237
      • ローマ支配の終わり237
      • ケルト再興へ238
      • 王国の割拠―苦難の時代239
      • ピクト人241
      • スコット人242
    • 4アングロ・サクソン人の来襲243
      • アングロ・サクソン人の侵入と定着243
      • アングル人とブリトン人の戦闘244
      • アングロ・サクソン人と戦った「アーサー王」244
      • アーサーの地位246
      • アーサーの活躍と最期247
    • 5ヴァイキング来襲247
      • ブリテン島でのヴァイキング247
      • アイルランドのヴァイキング248
  • 第13章キリスト教の伝来と修道院文化251
    • 1キリスト教の伝来251
      • ケルト文化とキリスト教文化の融合251
      • キリスト教の浸透とブリテン252
      • 最初期の布教者253
      • 聖バトリックの偉業255
    • 2聖人たちの布教活動258
      • 「聖人の時代」258
      • アイルランドでの布教259
      • スコットランドでの布教263
      • ウェールズでの布教265
      • イングランドでの布教266
    • 3修道院制度の発展267
      • 修道院の建設と増大267
      • 修道院での活動268
      • ケーリ・デー270
    • 4修道士・学僧が国外へ270
      • 「聖人と学者の島」アイルランド270
      • 聖コルンバヌス271
    • 5修道院の生んだケルト芸術271
      • 福音書の装飾写本271
      • 『ダロウの書』272
      • 『リンディスファーン福音書』273
      • 『ケルズの書』273
    • 6円塔と十字架275
      • 修道院と円塔275
      • ケルト十字架276
      • ピクト人のシンボル・ストーン277
      • シンボルの類型278
      • シンボル・ストーンの分類と分布279
      • 石に彫刻された十字架280
      • スエノの石―歴史の記念碑282
  • 第14章ケルト文学の遺産285
    • 1初期・中世ケルト文学の特質285
      • 物語の口承と写本285
      • 詩入階級の役割286
    • 2アイルランドの文学288
      • 初期アイルランド文学288
      • 神話的な物語群290
      • 『アイルランド侵入の書』290
      • 先住民フォウォレ人293
      • 神族トゥアタ・デー・ダナン294
      • 『クーリーの牛捕り』295
      • ディアドラの物語―『ウシュナの息子たちの逃亡』297
      • 『ディルムッドとグラーニャの追跡』299
      • アシーンをめぐる物語300
    • 3彼方への旅物語303
      • 冒険物語と航海物語303
      • 『聖ブレンダンの航海』304
      • 『プランの航海』305
      • 『マルドゥーンの航海』306
    • 4ウェールズの文学307
      • 初期・中世ウェールズの文学307
      • タリエシンとその賛美詩309
      • アナイリンと『ゴドズィン』311
      • 『マビノギ』と『マビノギオン』313
      • 『マビノギ』の超自然的世界314
      • 『マビノギ』の物語内容315
      • 『キルフッフとオルウェン』320
    • 5アーサー王伝説322
      • アーサー王伝説の形成と発展322
      • トリスタンの物語323
      • サー・ガウェインの物語326
      • アーサー王伝説の超自然的要素329
      • 魔術師マーリン329
      • 名剣エクスカリバー330
      • 王妃グウィネヴィア332
      • モルガン・ル・フェイ332
      • 聖杯の探求333
      • アーサー王の「消失」とアヴァロン334
  • 第15章ケルト復興運動337
    • 1ケルト復興運動の高まり337
      • ケルト発見の動き337
      • 「オシアンの詩」338
      • ブルターニュ339
      • 大学でのケルト講座340
    • 2ウェールズのケルト復興運動341
      • ウェールズ語聖書と説教341
      • アイステッズヴォッド341
    • 3スコットランドのケルト復興運動343
      • パトリック・ゲデス343
      • 『エヴァーグリーン』343
    • 4アイルランドのケルト復興運動344
      • アイデンティティ探求の動き344
      • 「ケルト的装飾」の復興345
      • アイルランド文学の復興346
      • ゲール語復活とダグラス・ハイド347
      • アイルランド演劇運動348
      • ハープほかアイルランド音楽の復興349
  • 終章 ケルトの遺産と価値351
    • 1生き続けるケルト語351
      • ケルト諸語復興への取り組み351
      • アイルランド語(ゲール語)353
      • スコットランド・ゲール語354
      • マン島語354
      • ウェールズ語355
      • コーンウォール語356
      • ブルトン語(ブルターニュ語)357
    • 2文化・芸術の伝統と復興358
      • 「最後のとりで」を守る動き358
      • アイルランド359
      • スコットランド360
      • ウェールズ361
      • ブルターニュ362
      • 連帯と独立への動き363
    • 3ケルト文化の価値365
      • ケルトの遺したもの365
      • 「ケルト」探求の課題367
  • 参考文献370
  • ケルト関連年表377
  • あとがき383
  • 索引396~387