闇撲滅について

昭和22年10月1日 閣議決定

収載資料:森戸辰男関係文書 片山・芦田政権下「閣議」関係文書 マイクロ版集成 Reel No.8 409-411 当館請求記号:憲政資料室

流通秩序を確立し、経済の正常化を促進し、実質賃金の維持増大を図ることが極めて肝要であり、政府は既に物資活用委員会を設け、一方労働組合も、これに対応して一部闇撲滅運動を展開して相当の成果を挙げつヽあるが、政府は、この際、闇撲滅の決意と方策を一段と強化すると共に、特に労働組合のこれに関する真摯な自主的運動の展開に期待し、且つ該運動と政府の措置との緊密な連繋を図るものとする。
これがため、差当り中央、地方に労働組合を中心とする闇撲滅徹底委員会(仮称)を設けるものとする。