見返資金の復興金融公庫出資交付公債等への使用について

昭和24年9月30日 閣議決定

収載資料:昭和財政史 終戦から講和まで 第18巻 大蔵省財政史室編 東洋経済新報社 1982 pp.366-367 当館請求記号:DG15-19

一、米国対日援助見返資金の復興金融金庫出資交付公債に対する使用援助資金は左により本年度下半期に償還期の到来する復金債六二、四六七百万円の償還のため復興金融金庫に対し交付せられる国債の買入償却に使用するものとする。
昭和二十四年度第三・四半期  二二、四六七百万円
昭和二十四年度第四・四半期  四〇、〇〇〇百万円
総額             六二、四六七百万円
二、米国対日援助見返資金余裕金による短期証券の一時保有
第三・四半期におげる援助資金余裕金は援助資金の資金繰り並びに財政、金融状況を勘案しつつ必要に応じ、これをもって食糧証券又は大蔵証券の一時保有を行うものとする。

編注 復金債償還のための交付国債買入れは、昭和二四年一二月二日閣議決定により、「資金繰りの必要上、同計画にかかわらず、第四・四半期使用予定分の一部を第三・四半期に繰上使用するものとする」こととなった。