学校給食について

昭和26年5月22日 閣議決定

収載資料:学校給食十五年史 学校給食十五年記念会 1962.7 pp.54-55 当館請求記号:374.95-G14g

政府は、学校給食が児童の体位向上と民主教育の目標達成に重要な役割を果しつつある経過に基き、その育成並に改善に努力してきた次第である。
しかるに本施設運営上、欠くことのできないアメリカ政府援助金による政府配給物資の唯一の財源であるガリオア資金が、昭和二十六年六月三十日をもって打切られることとなった。
日本政府は、昭和二十五年十月二十四日閣議了解の趣旨にしたがい学校給食を昭和二十六年度も継続し、その健全な発展を期するため左記の事項を決定する。

一 昭和二十五年十月二十四日閣議諒解の趣旨にしたがい、昭和二十六年七月以後も学校給食を継続し、文部大臣がその普及奨励を計る。
二 政府は学校給食を継続するに必要な予算措置として見返資金特別会計より支出する方途を講ずること。
三 厚生大臣所管の「保育所給食」も本決定の趣旨に準ずる。