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1.1 現在の統計を検索するためのツール<書誌・索引・便覧ほか>:冊子体

ここで紹介している情報は、『参考書誌研究』第60号(2004年3月)、第72号(2010年3月)の記事をもとにしており、各資料について、著編者、発行年、ページ数、税込み価格、出版情報などを示すほか、四角囲みの中に◇で長所を、◆で留意点を記しています。ただし、『参考書誌研究』掲載時点の情報であり、その後の変更は反映されていないため、あくまで参考データとお考えください。

1.1.1 統計情報インデックス 総務省統計局編 日本統計協会 年刊 ¥10,500

5,000以上のキーワードから、各府省、政府関係機関、民間機関が実施・作成している統計調査、業務統計*、加工統計**を公表する刊行物の検索ができる資料です。各刊行物の名称や収録する統計表の表題等の情報を掲載しており、必要な統計データがどの刊行物に掲載されているか、発行機関はどこか、またどのような統計表が収録されているか、といった事柄を詳しく調べることができます。原則として過去5年間に刊行されたものを対象としており、統計刊行物1,000冊以上、統計表15,000表以上(民間については約150団体、約200タイトル)を収録しています。全体の構成は、「I部 キーワード索引」、「II部 書誌情報」、「III部 統計表題一覧」、「IV部 編集機関別書名索引」の4部構成となっています。創刊は1975年に刊行された『統計報告書名鑑』。1977年から1990年の間は『統計情報総索引』という書名で刊行され、1992年から現在の書名となりました。

業務統計*

特定の行政目的を達成するために集められた報告や記録などの情報から作成される統計(統計の作成を目的とした調査を行い、その結果作成される統計と区別される)。貿易統計、人口動態統計調査など。

加工統計**

すでに作成された基礎統計をもとに加工してつくられる統計。物価指数、産業連関表など。

(『統計学辞典』(東洋経済新報社,1989)参照)

◇業務統計・加工統計が入っています。

◇総務省統計局ホームページ内の「e-stat 政府統計の総合窓口外部サイトへのリンク」において統計データのフリーワード検索が可能であり、インターネット上で公開されているデータに対してはリンクが張られています。

◆各府省の統計要約書も収録されていますが、キーワード索引からうまく引けません。例えば、学位授与数の統計が『文部科学統計要覧』に掲載されていることなどが検索できません。

1.1.2 ビジネスデータ検索事典 データ&Data 2006 日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンク 2006 416p ¥12,600

ある数値を知りたい場合にどのような資料に当たればよいかを紹介する資料です。日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンクへの問い合わせ(10万件/年)のうち、繰り返し受ける基本的なものから1,000件以上の項目を選んで収録しています。「社会経済統計編」と「業界別統計編」から成り、前者ではマクロデータ、企業実態など6分野のさまざまなデータへのナビゲートを掲載し、後者では55業界に関するデータの出所を調べることができます。巻末にはキーワード索引があります。創刊は1987年で、2006年版は第6版に相当します。

◇書誌事項は書名等最低限の項目しか掲載されていませんが、それぞれ関連WebのURLや発行元の電話番号などが掲載されているため、そちらにアクセスして詳細を確かめることができます。

◇民間の調査資料を多く含み、また統計だけではなく企業ランキング、名簿等の情報も掲載されています。

◆データそのものは一部の例外を除き掲載されていません。

1.1.3 官庁統計徹底活用ガイド 2005年版 日本能率協会総合研究所マーケティング・データバンク 生活情報センター 2005 367p ¥15,540

官庁統計を実務に活用するうえでの読み方を、その注意点を中心に解説する資料です。扱われる統計数は101で、各統計について、調査対象、調査方法、調査の沿革・変遷を解説したあと、当該調査の結果から何を調べることができるかを、Q&A方式で解説しています。質問項目に関連する統計表も収載し、そこから必要なデータをどのように読み取るかを、具体的に示しています。巻末には索引を付し、表中の語、調査項目などからどの統計に当たればよいかを調べることができます。 2000年に初版が刊行され、2005年版は3版に相当します。姉妹版として、1.1.4の『民間統計徹底活用ガイド』があります。

◇タイトルには「官庁統計」と付いていますが、国立社会保障・人口問題研究所、国民生活金融公庫等が実施する統計も扱っています。

◇収載統計の特徴や使用法について学ぶのにも適した資料です。

◆収載されているのは主要統計のみであり、官庁統計を網羅しているわけではありません。

1.1.4 民間統計徹底活用ガイド 日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンク 生活情報センター 2006 269p ¥14,800

業界団体が定期的に刊行する統計書等の主要な民間統計の概要をまとめた資料です。「農林・水産」や「自動車」、「レジャー・スポーツ」など、商・工・サービス業から40分野を取り上げ、それぞれの分野に関する統計書について調査品目や図表サンプル等を掲載しています。巻頭で市場規模の推計方法について解説するほか、巻末には索引を設けており、キーワードから統計書を探すことができます。姉妹版として、1.1.3の『官庁統計徹底活用ガイド 2005年版』があります。

◇各統計書について、出版者や刊行頻度、価格等を記しています。

◇索引には「スーパー売上高」や「中古マンション価格」など多様なキーワードが掲載されており、キーワードから統計を探す際に有用です。

◆官庁統計は取り上げていません。官庁統計に関する解説書としては、『官庁統計徹底活用ガイド』をご参照ください。

1.1.5 統計ガイドブック 社会・経済 木下滋〔ほか〕編 第2版 大月書店 1998 405p  ¥3,990

日本の社会・経済分野の事象を人口、土地など15の大項目に分け、さらに人口移動、人口推計、土地利用、土地所有など64の中項目に分けた上で、大項目ごとに体系や「研究と話題」「統計ガイド」を、中項目ごとに(1)その分野の統計の体系的説明(2)データ案内と主要統計一覧を掲載しています。巻末に「主な統計要約書」「統計書を刊行している主な発行所」等の一覧とキーワード索引があります。初版は1992年刊行。

◇学習の手引書としても役に立つ資料です。

◇「統計ガイド」の中に、各分野の「入手しやすい統計書」「外国統計紹介」などがあります。

◇統計の体系に注目したガイドブックですので、調べたいと思う項目の周辺が分かります。例えば、土地利用についての統計の次に土地所有状況の統計が案内されています。

1.1.6 統計調査総覧 総務省統計局統計基準部編 全国統計協会連合会 年刊 ¥6,731

国、日本銀行、地方公共団体が過去5年間に行った統計調査のうち、統計法などの規定に基づき実施されている指定統計、承認統計、届出統計の実施機関・目的・沿革・調査の構成・集計公表の態様等、詳細な情報を収録しています。「国(府省等)編」および「地方公共団体(都道府県・市)編」の2分冊で構成されており、各統計調査が人口、鉱工業、金融・財政、生活・環境、教育・文化・科学など15分野に分類されて掲載されています。巻末に、実施機関別索引と五十音順の統計調査名索引があります。創刊は1973年『現行統計調査総覧』で、翌1974年から現在の書名となりました。

◇統計調査の結果がどのような名前の刊行物で公表されているかが分かります。

◇都道府県・市が行う統計調査をも収録しているのが特徴で、日本の公的統計調査の台帳と言えます。

◆キーワード索引がありません。

◆業務統計や加工統計、民間統計は収録されていません。

1.1.7 ビジネス調査資料総覧 日本能率協会総合研究所マーケティング・データ・バンク編 日本能率協会総合研究所 年刊 ¥26,250

官庁統計のみならず、各業界の年鑑類、ビジネス関連の灰色文献とも呼び得る調査報告、アンケート調査等を幅広く集めた目録です。全体は3つの編から成り、「資料編」では資料の書誌事項・概要等が発行元の電話番号と共に、分野別に数多く収録されています。「資料出所先編」には、約5,000機関の所在地、電話番号を記載しています。また、「マーケティング支援機関ガイド」には約50の機関の概要と最近の主要調査テーマなどのプロフィールが掲載されています。巻末に資料名索引がありますが、2002年版から分冊のキーワードインデックスがなくなりました。創刊は1968年『総合マーケティング資料年報』。

◇各種産業情報(市場規模、企業シェア等)や意識調査などに強く、民間の限定配布資料なども豊富に掲載されています。

1.1.8 統計・調査資料ガイド 龍谷大学社会科学研究所編 文眞堂 1999 226p 絶版

内外の団体・調査機関が編集発行する和文統計資料を、主題別に約1,500タイトル収録しています。創刊年度・刊行頻度・書誌変遷等の情報が把握できるほか、第3章は「資料創刊年表」となっていて、各資料の創刊当時の社会的背景を参照できます。巻末に書名索引、編集発行機関別索引があります。2.3.3の『とうけい・調査資料逐次刊行物ガイド』が前版に相当します。

◇統計資料の旧書名から引くことができます。書誌変遷等の情報が一番の特徴であり、類書は見当たりません。

龍谷大学社会科学研究所のホームページ外部サイトへのリンクで、所蔵する統計・調査資料を検索することができます。

◆統計表の構成・内容などは分かりません。

◆キーワード索引がなく、統計資料の書名先頭の語が分からないと引けません。

1.1.9 民間統計ガイド 全国統計協会連合会 2001 51,278p ¥2,100

民間の企業や各種業界団体、研究機関が作成するさまざまな統計資料(調査・業務統計、指数・加工統計、総合統計書)を総合的に整理、紹介している資料です。ホームページ等により提供される統計を含めて、一般の人々が有料または無料で入手できる355団体の資料を収録しています。業種分野別団体名、五十音順団体名、業種分野別印刷物、キーワードの各索引があります。初版は1997年刊行。2.3.4の『民間統計調査資料一覧』を引き継いだ資料と言えます。

◇民間団体等が出版する統計をまとまった形で収録していることが最大の長所と言えます。

日本財団図書館(電子図書館)外部サイトへのリンクで本編の内容を閲覧することができます。

1.1.10 地方統計ガイド 総務庁統計局統計基準部編 全国統計協会連合会 1998 347p  ¥3,501

都道府県および政令指定都市が独自に作成する調査統計および業務統計について、1992年から1996年に実施された定期的なものと、1994年から1996年に実施された不定期的なものを収録しています。国の統計調査等の県単位・市単位での集計公表資料も掲載されています。各統計調査の名称、調査周期、調査開始年、主な内容、公表時期、刊行物等の名称などが分かります。また、地方公共団体の総合統計書や、磁気媒体・オンライン等で提供されている統計についての情報も掲載しています。巻末に、各自治体の統計情報を提供しているサイトのアドレス一覧表等があります。索引はありません。

◇各県の総合統計書の書誌事項など『統計調査総覧(地方公共団体(都道府県・市)編)』では得られない情報もあります。

◇業務統計も収録されています。

1.1.11 経済指標の読み方 上下巻 日本経済新聞社 2004 ¥1,744

経済統計の特徴・活用の仕方を解説する資料です。「消費動向調査」のように統計調査単位を項目として立てているものもあれば、「短期金融市場金利」のように個別の指標を項目として立てているものもあります。項目ごとに、調査方法、調査主体、発表形態についても記述していますが、記述の主体をなしているのは、経済・産業の実態を把握するうえでの意味合い、他の統計(指標)との相関関係、類似統計(指標)との相違点などに関する解説です。扱っているのは、国内を対象としたもので約120種、海外経済全般を対象としたもので約30種です。また、各国経済については、アメリカ、ヨーロッパ等の18カ国について、それぞれGDP、貿易統計、物価指数を中心に解説しています。

◇統計(指標)の重要度をABCの3ランクで示しています。

◇統計(指標)の現状と、それが現在なぜそのような数値となっているか(あるいは傾向にあるか)についても解説がなされている場合があります。

◆複数の発表形態があるものについて、その全てが網羅されているわけではありません。例えば月報と年報があるもので、年報の情報を記載していない場合があります。

1.1.12 経済指標のかんどころ 改訂23版 富山県統計調査課編 富山県統計協会 2006 206p ¥1,500

日常の主要な経済問題・経済用語について、意味や現状、問題点などを分かりやすく解説するとともに、その問題や用語を扱った統計を紹介する資料です。巻末にキーワード索引があります。 1961年に創刊され、ほぼ2年ごとに改訂を重ねてきました。

◇統計の意味内容を理解するための事典として有益です。

『経済指標のかんどころ21版』外部サイトへのリンクの全文を収録したホームページがあります。関連ホームページへのリンクや用語解説、グラフデータのダウンロードなどの機能が付加されています。『経済指標のかんどころ22版』外部サイトへのリンクに関しても同様のページがありますが、記述部分は掲載されていません。

◆統計の書誌事項は、タイトル等最低限の項目しか載っていません。

◆「経済指標」なので、教育や保健衛生等には触れていません。

1.1.13 経済統計 廣松毅[ほか]著 新世社 2006 VIII, 316p ¥2,940

経済統計全般について体系的に解説する入門書です。全体は3部から構成されており、総論的部分にあたる「第I部 経済統計と統計制度」では、経済統計の基本的なシステムや我が国の統計行政について紹介しています。「第II部 経済統計と経済統計分析」は、人口・労働、家計、産業など個別分野の一次統計(分野別)を取り上げています。また、「第III部 二次統計と経済統計分析」では、各種の指数(加工統計)や国民経済計算大系(SNA)について解説しています。

◇分野ごとに、統計に関する説明に加えて、現在の動向についての解説もあります。

◇数式の使用は最小限にとどめ、数学的知識がなくても理解できるように配慮されています。

◆具体的なデータを得るための各種統計書やインターネット情報については、あまり紹介されていません。

1.1.14 経済統計の活用と論点 梅田雅信、宇都宮浄人著 東洋経済新報社 2006 298p  ¥3,360

全体は2部構成で第1部が総論、第2部が各論となっています。第1部の第3章では、経済統計の特徴や誤差について取り上げており、第4章では、経済統計の検索・入手から加工・分析や解釈・判断に至るまでの過程とポイントを解説しています。第2部は、国民経済計算体系、家計支出、設備投資など分野ごとの10の章から成り、各分野の統計の役割や個別統計の概要、対象範囲や利用上の留意点に関して説明しています。巻末にキーワード索引があります。初版は2003年に刊行されました。

◇第2部の個別統計の解説では、統計で使用されている概念の定義や、「数字の振れが大きい」などの統計のくせが紹介されています。関連統計も掲載されています。

◆統計を掲載している刊行物の名称が明示されていません。例えば貿易統計について説明した箇所に、それを載せている『日本貿易月表』に関する記述がありません。

◆URL情報があまり載っていません。

1.1.15 コア・テキスト経済統計 谷沢弘毅著 新世社 2006 313p ¥3,360

経済統計に関する入門的な解説書です。経済動向を観察、把握する上で統計をどのように活用したらよいかという視点に基づいて、体系的に記述されています。巻末に索引を付します。

◇統計を利用する立場から、主要な統計の特徴、制約等が具体的に示されています。

◇統計書、解説書、インターネットによる統計情報等が、分野別のものも含めて多数紹介されています。

◇各章末に練習問題があります。

1.1.16 テキストブック 経済統計 中島隆信〔ほか〕著 東洋経済新報社 2000 337p ¥3,150

現実の経済システム、経済統計、経済理論の三者の繋がりについて解説している資料です。記述は専門的で、研究者が研究課題に沿って統計を取り扱う際に、注意すべき点等をじっくりと読みこむための資料と言えます。各指標の算出方法なども紹介されています。巻末にキーワード索引と統計資料名の索引があります。

◇純粋に経済的な指標のみならず、社会生活、教育、医療等を扱った章もあります。

◆キーワード索引はやや粗いと言えます。

1.1.17 白書統計索引 2004 日外アソシエーツ 発売:紀伊国屋書店 2005 695p  ¥26,250

2004年に国内で刊行された年鑑・白書90種に掲載された図や表などの統計資料14,268点を収録していて、キーワードから資料横断的に関連図表類を探すことができる資料です。 1998年に刊行された『年鑑白書収載図表統計索引 1997』の新版に当たります。

◇政府の公式の調査報告書としての白書だけでなく、『○○白書』というタイトルの民間出版物をも収載の対象としています。

◆思いついたキーワードが見出し語になっていないと探せません。例えば、「非営利団体・公的機関の研究者数の推移」という図は「研究者」というキーワードの下に収録されており、「非営利団体」、「公的機関」などのキーワードからは引けません。

◆他の資料から転載された統計や写真、地図、年表、名簿などは収録されていません。

◆収載資料が90種と少なめです。

1.1.18 磁気媒体等により民間及び都道府県に提供される統計データの概要 総務省統計局統計基準部 年刊 非売品

国の行政機関が作成する統計データのうち、磁気テープ、CD-ROM等のパッケージ系媒体で提供されているものについて、その名称、収録データの概要、提供窓口、提供価格等に関する情報がまとめられています。収録数は延べ400件以上で、目次は媒体の種類別、作成府省別に編成されています。索引はありません。創刊は1993年『磁気テープ等により民間及び都道府県に提供される統計データの概要』。

◇年刊ですが、『昭和45年(1970年)国勢調査に関する地域メッシュ統計』など古いデータについても掲載されています。

◆CD-ROMの動作環境などの情報はありません。

1.1.19 雑誌新聞総かたろぐ メディア・リサーチ・センター 年刊 ¥24,150

日本で発行されている、年鑑を含む逐次刊行物約22,500タイトルを、約270の分野に分けて掲載しています。各分野の統計刊行物(定期的に刊行されるもの)も多く含まれています。掲載資料には解題があり、資料の概要を把握できます。巻頭にキーワード索引に相当する分野コード早見表が、巻末に出版者別索引とタイトルの五十音順索引があります。創刊は1978年。

◇業界誌、業界新聞、業界年鑑が多数収録されています。各業界の年鑑類には通常その分野の関連統計が付されるので、有益な資料が見つかることがあります。

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