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3.2 総合統計書:民間

ここで紹介している情報は、『参考書誌研究』第60号(2004年3月)、第72号(2010年3月)の記事をもとにしており、各資料について、著編者、発行年、ページ数、税込み価格、出版情報などを示すほか、四角囲みの中に◇で長所を、◆で留意点を記しています。ただし、『参考書誌研究』掲載時点の情報であり、その後の変更は反映されていないため、あくまで参考データとお考えください。

3.2.1 日本国勢図会 矢野恒太記念会 年刊 ¥2,650

1927(昭和2)年に創刊された歴史を有する統計書で、あらゆる分野の動向について、図表によりデータを示しながら解説しています。 各分野に関するトピックも掲載されており、例えば2005/06年版では、第6章(「労働」)で「増えるニート」、第47章(「環境問題」)では「自動車リサイクル法」が取り上げられています。 また、用語の定義についての解説や海外との比較統計も掲載されています。巻末にはキーワード索引があります。

◇初版以来のデータを集大成したCD-ROM版(¥19,950)もあります。
◇細かく章立てされており(全51章)、「マスコミと広告」といった章もあります。ケーブルテレビ加入契約数など、3.1.1の『日本統計年鑑』より詳細な数値を載せている場合もあります。
◇1936年から1994年まで、英語版(標題は“Nippon”)が刊行されていました。

3.2.2 Japan Almanac 朝日新聞社 年刊 ¥2,100 他言語標題:朝日新聞ジャパン・アルマナック

日本に関するデータをコンパクトに収録する統計書です。 「国土・政治」、「経済・産業」、「社会・生活」、「文化・余暇」の4章から構成されています。 600を超える項目が約50の分野に整理されており、グラフを多用して各項目のデータの変遷や構成を分かりやすくまとめています。 また、分野ごとに関係団体・機関の電話番号とURLのリストが掲載されています。 全体が英文併記であり、英語および日本語のキーワード索引があるほか、付録として日本史年表等があります。 創刊は1993年です。

◇プロ野球の成績、好きなタレントベスト10、首相の俸給月額など他の統計資料には見られない項目が載っています。
◇乗用車のメーカー別生産台数、全国紙の発行部数など、民間統計が多く掲載されています。
◇統計表によっては長期間の数値が得られます。
◆出典についての情報が不十分である場合が散見されます。

3.2.3 経済統計年鑑(『週刊東洋経済』臨時増刊)  東洋経済新報社 年刊 ¥10,500

経済動向を表す国内主要統計、長期統計、世界経済統計など3,300系列の指標を収録しています。 ほぼ毎年、時事に沿った特集が組まれており、2005年版冊子体では「日本経済 再上昇か失速か」、「どうなる日本の暮らし」および「回復支えた米・中経済」の3テーマについて、図表でデータを示しながら解説しています。 また、付属のCD-ROMでも同様の主旨で特集が組まれています。 1917(大正6)年に旬刊『東洋経済新報』別冊付録『経済年鑑』として創刊されました。

◇マンション販売動向、旅行業者取扱高など3.1.1の『日本統計年鑑』にないものも掲載されています。
◆経済分析に必須の内外指標を掲載していましたが、より長期で詳細なデータはCD-ROMに収録されるようになり、冊子体から得られる情報は以前より減っています。
◆CD-ROMを使うためには、Internet Explorer(4.0以上を推奨)、またはNetscape Navigator(3.02以上を推奨)が動作する日本語版Windowsが必要です。英語版では作動しません。また、Macintosh上での利用は保証されていません。

3.2.4 地域経済総覧(『週刊東洋経済』臨時増刊) 東洋経済新報社 年刊 ¥10,500

都道府県別に農林水産業、工業、消費、文化、医療・保健等の経済・社会分野のデータを掲載するほか、市町村別の各種統計も掲載しています。 掲載項目数は、都道府県:約230、市:約100、町村:約50。創刊は1971(昭和46)年で、地域別販売戦略の構築すなわちエリアマーケティングの資料として使われます。 索引はありません。

◇ 3.1.4の『社会生活統計指標』と比較すると、民間統計を情報源に多く使っており、経済分野のデータが詳細です。
◇ 同じく東洋経済新報社から刊行されている3.2.7『都市データパック』よりも多くの項目が掲載されています。

3.2.5 民力 朝日新聞社 年刊 ¥5,250

都道府県別、エリア別、市町村別にさまざまな統計資料をとりまとめ、民力(人々の経済的な力)を多角的に測定することを目指した統計書で、エリアマーケティングの基礎資料となるものです。 資料の解説、資料出所先一覧、都市(圏)・エリア別索引、キーワード索引があります。 創刊は1960年です。

◇1989-2005年版のデータを収載したCD-ROM版(¥58,800)があります。
◇資料出所先一覧には統計の次回調査と発表予定年月が掲載されています。
◇所得格差など他の資料にないデータも見られます。

3.2.6 データでみる県勢 矢野恒太記念会 年刊 ¥2,571 別標題:日本国勢図会地域統計版

経済、社会に関する地域統計集です。 分野別の8章から成る「第2部 府県別統計」がメインの部分ですが、第3部、第4部ではそれぞれ全国の市、町村に関する主要統計も取り上げています。 また、「第1部 府県のすがた」では各都道府県の人口ピラミッドや、経済指標、生活指標のレーダーチャートも掲載しています。 巻末にはキーワード索引があります。 1988年に初版が発行され、当初は隔年発行でしたが、第4版以降は毎年刊行されています。

◇分野が偏っていないので、都道府県別の数字を調べるときに最初の手がかりとして利用することができます。
◇一部の数値には上位のランキングが付いています。
◇項目に独自性があり、例えば各種農林水産物の生産・収穫量、観光・レクリエーション施設数など他の資料に見られない数値があります。
◇CD-ROM版があります(¥3,150)。

3.2.7 都市データパック 東洋経済新報社 年刊 ¥4,095

全国の都道府県および市区町村の基本データをコンパクトに収録しています。 各市区に関する記述は1〜2ページにまとめられており、各自治体の最近の施策、ニュースなど文章による紹介が主要な部分を占めます。 市区名索引(都道府県別、五十音順)があります。 創刊は1989年です。

◇安心度、利便度、快適度、富裕度や、それらを総合した「住みよさ」など、様々なランキングが充実しています。
◇各都市に関しては、3.2.4の『地域経済総覧』と同様に高額納税者数など民間統計も掲載しています(同一の出版者刊行)。
◆3.2.4の『地域経済総覧』、3.1.6の『統計でみる市区町村のすがた』、3.2.8の『市町村情報総覧』と比較してデータは少なく、特に町村に関しては、主要な15指標のみを表形式で示すにとどまります。

3.2.8 市町村情報総覧 市町村情報ネットワークセンター編 ジャパンサービス 年刊 ¥20,000

約3,200(2002年3月末時点/2002-03年版)の全国市区町村について、人口、産業、運輸・通信、社会保障、教育・文化、衛生・清掃、安全等のデータを、各自治体1ページごとにまとめて収録しています。 また、約20の指標について、上位100位または下位100位のランキングが掲載されています。東日本編と西日本編の2冊から成り、東日本編の巻末に五十音順の市区町村名索引があります。創刊は2000年です。

◇3.2.7の『都市データパック』よりも多くのデータが収録されています。例えば事業所総数や従業者数に関しては、業種別の数を得ることができます。また、社会保障、教育・文化、安全に関するデータも同書より多く収録しています。
◇全ての町村について主要指標をコンパクトにまとめたものは、本書の他に例を見ません。
◆掲載されているデータはほとんど3.1.6の『統計で見る市区町村のすがた』と同じである上、同書よりも高額です。なお、『市町村情報総覧』が自治体単位でまとめられているのに対して、『統計で見る市区町村のすがた』では指標ごとにまとめられています。

3.2.9 東洋経済統計月報 東洋経済新報社 月刊 ¥1,950/月

内容は、主に「特集」と、毎月ほぼ同じ項目を掲載する「定期統計」から成ります。 2002年11月号からリニューアルされ、現在の様式になりました。 「特集」は毎月内容が異なり、マーケットシェア、研究開発投資などに関する独自の調査結果を掲載しています。 「定期統計」は、景気動向、金融・物価、家計調査、貿易、IT・通信や自動車ほか各産業統計など、約1,500項目を収録しています。 これらの項目は、国内景気、マーケット、海外データの3つのカテゴリーに分けて掲載されており、各分野の動向についても解説があります。 また、企業・産業、経済、社会分野のトピックをデータとともに提供する「Data File」や、「経済日誌」もあります。なお、索引は付いていません。 創刊は1939年です。

◇購入者に対する月次長期系列データのインターネットダウンロードサービスがあります。
◇チェーンストア・コンビニエンスストア売上高など、他の月報類には見られないデータも掲載しています。
◇マーケットのカテゴリーでは、為替、長期金利、株式、商品の日次データも掲載しています。
◆データの出所に関しては調査機関名だけ記されており、出典資料名は不明です。各統計表に関する説明も少量です。
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