トップ調べ方案内哲学・宗教>大蔵経(一切経)の日本語訳

大蔵経(一切経)の日本語訳

このページでは、日本語に翻訳された仏典の探し方を紹介します。『大正新修大蔵経』などの漢訳された大蔵経の検索方法を調べたい場合には、調べ方案内「大蔵経(一切経)」をご覧ください。

書誌事項最後の【 】内は当館請求記号です。専門資料室等で開架している資料は、請求記号に続けて以下の略号を付しています。

  人文:東京本館人文総合情報室
  関西:関西館総合閲覧室

目次 

1.日本語訳の仏典の探し方
 1-1.NDL-OPACで探す
 1-2.叢書に含まれる仏典を探す
2.叢書
 2-1.『国訳一切経』
 2-2.『国訳大蔵経』
 2-3.『新国訳大蔵経』
 2-4.『昭和新纂国訳大蔵経』
関連情報

1.日本語訳の仏典の探し方

1-1.NDL-OPACで探す

特定の仏典(経典)の日本語訳(漢文などを日本語に読み下したもの)や現代語訳を探す場合には、NDL-OPAC のキーワード欄やタイトル欄に仏典名を入力して検索してください。この場合、検索結果に漢訳仏典(訳注のないものも含む)のほか、パーリ語仏典からの日本語訳なども含まれます。

1-2.叢書に含まれる仏典を探す

NDL-OPAC検索では仏典の日本語訳が見つからない、あるいは抄訳しか出てこないなどの場合でも、大蔵経(一切経)を日本語に訳した叢書に含まれている可能性があります。叢書への収録の有無や、どの巻に含まれるかは、次の資料などでご確認ください。

  • 小山田和夫 [ほか]編『日本仏教全集叢書資料総覧』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(本の友社 1986  【HM1-73】人文、関西)
    3冊。明治以降出版の全集・叢書類に収録された仏典類を網羅的に編録した、総合的な目録および索引です。総索引編を使って、仏典名から叢書の収録巻を探すことができます。
    (『国訳一切経』和漢撰述部(3)の論疏部18巻下は、収録時未刊のため未収録。)
  • 鎌田茂雄 総監修 ; 浅井円道 [ほか]監修『一切経解題辞典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(大東出版社 2002 【HM2-G57】人文、関西)
    『国訳一切経』収録の仏典およびその他主要な仏典を加えた計593書目について、「典籍解題」と「著・訳者解説」を掲載しています。『国訳一切経』、『国訳大蔵経』の収録巻も記載しています。  
  • 総合佛教大辞典編集委員会 編『総合佛教大辞典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(法藏館 2005 【HM2-H27】人文、関西)
    巻末に収録された「仏教主要叢書目録」に『国訳一切経(新版)』の内容細目が掲載されています。

2.叢書

ここでは、漢文の大蔵経(一切経)を日本語に訳した資料のうち、当館が所蔵しているおもな叢書をご紹介します。
以下に挙げる叢書は、漢訳(サンスクリット語などから漢文に翻訳)された『大正新脩大蔵経』(調べ方案内「大蔵経(一切経)」参照)を底本とし、『大正新脩大蔵経』から選択した仏典を日本語読みに書き下して、編集されたものです。現代語訳ではありません。
※下記紹介文中に、「仏典名でNDL-OPAC検索可」とされている資料でも、一部、詳細な仏典名では検索できない場合もありますので、ご注意ください。

2-1.『国訳一切経』

全255巻。大東出版社発行。漢文典籍を日本語読みに書き下し、注釈解題を付した叢書です。現代語訳ではありません。また、『大正新脩大蔵経』所収仏典のすべてを訳しているわけではありません。和漢撰述部と印度撰述部からなります。

和漢撰述部 全100巻には、中国、日本において述作された漢文経律論の疏釈や諸宗派関係の主要著書を収録しています。以下の部からなります。

諸宗部(25巻)、律疏部(2巻)、目録・事彙部(2巻)、史伝部(25巻)、経疏部(18巻)、論疏部(23巻)、護教部(5巻)

当館では、以下の(1)~(3)の資料を所蔵していますが、それぞれに欠本があります。(3)の欠本部分を(2)で補うと全巻ご利用になれます。 

(1)昭和11(1936)年から昭和19(1944)年にかけて66巻まで刊行して中絶。

(2)昭和33(1958)年から刊行を再開し、(1)の既刊66巻に29巻を加えた95巻を刊行。

  • 『国訳一切経 和漢撰述』90冊(大東出版社 1958-1979   【183-Ko548】)
  • 『国訳一切経 和漢撰述  第63』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(校訂版 大東出版社 1960  【183-Ko548-(t)】)
    NDL-OPACで部名、訳者名(一部除く)から検索できます。仏典名による検索は一部可能です。
    未刊も含め次の巻が当館未所蔵です。
    経疏部10(通巻10)、13(通巻13)、論疏部4-5(通巻24-25)、論疏部7(通巻27)、論疏部15-18(通巻35-38)、史伝部20(通巻88)

(3)昭和53(1978)年から改訂版刊行。(2)の既刊95巻に校訂を加え、未刊分を刊行して100巻102冊で完結。

  • 『国訳一切経 和漢撰述部』 改訂版(大東出版社 1978-1988 93冊 【HM13-3】)
    NDL-OPACで部名から検索できますが、仏典名、訳者名からは検索できません。
    諸宗部1-7、目録事彙部1-2は当館未所蔵です。

印度撰述部 全155巻はインドで撰述された漢訳仏教経律論の主要な典籍を日本語に訳したものです。以下の部からなります。

阿含部(10巻)、密教部(5巻)、涅槃部(2巻)、般若部(6巻)、華厳部(4巻)、法華部(1巻)、本縁部(11巻)、宝積部(7巻)、大集部(6巻)、経集部(16巻)、律部(26巻)、毘曇部(30巻)、中観部(3巻)、釈経論部(8巻)、瑜伽部(12巻)、論集部(7巻)、総索引(1巻)

当館では、以下の(4)~(5)の資料を所蔵しています。


(4)昭和3(1928)年から刊行され、昭和11(1936)年に完結した初版。全155巻156冊を所蔵しています。

(5)昭和53(1978)年に校訂再刊を完了。全155巻155冊が刊行されましたが、当館所蔵資料には欠本が多くあります。

  • 『国訳一切経 印度撰述』 56冊(改訂版 大東出版社 1969-1978 【HM13-3】)

※(4)(5)ともNDL-OPACic_link.pngで部名から検索できますが、仏典名、訳者名では検索できません。 

2-2.『国訳大蔵経』

  • 国民文庫刊行会 編『国訳大蔵経』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(第一書房 1974-1975 31冊 【HM13-42】)
    最も基本的な経論律蔵を選択して日本語に読み下し、解題、脚注、ふりがなを付けたものです。NDL-OPACic_link.pngでは仏典名、訳者名からは検索できません。

2-3.『新国訳大蔵経』

  • 『新国訳大蔵経』(大蔵出版 1993-刊行中 【HM13-E38ほか】)
    『大正新脩大蔵経』を底本に、印度撰述部、中国撰述部の仏典を日本語に読み下したものです。
    NDL-OPACic_link.pngで部名、仏典名、校註者名から検索できます。

2-4.『昭和新纂国訳大蔵経』

  • 三井晶史 編纂『昭和新纂国訳大蔵経』48冊(複製 名著普及会 1990-1991   【HM13-E28】)
    東方書院刊(昭和3-7)の複製。仏典を日本語に読み下してふりがなと注を付したものです。仏像解説、仏典解説もあります。NDL-OPACで部名のほか、一部仏典名から検索できます。
    2009年に再刊されたオンデマンド版【HM13-J22~J69】もあります。

関連情報

 

  • 国立国会図書館
  • NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索・申込システム
  • 国立国会図書館サーチ
  • 国立国会図書館デジタルコレクション
  • ひなぎく
  • レファレンス協同データベース
  • 本の万華鏡