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以前読んだ絵本・児童書・おはなしを探すには(ストーリー・レファレンス)

「以前に読んだ絵本、児童書、おはなしを探していて、内容(ストーリー)は覚えているけれど、本のタイトルがわからない。」という質問を国際子ども図書館ではストーリー・レファレンスと呼んでいます。絵本や児童書、おはなしなどを、内容や登場人物などから探す場合の、調査の手がかりになる情報、調査方法、調査の留意点をご紹介します。

<目次>
1. 調査の手がかりになる情報
2. 調査方法
3. 調査の留意点

1. 調査の手がかりになる情報

以下のような情報が調査の手がかりになります。調査する前に、整理しておきましょう。

  • 誰の作品か。
    著者や画家の名前を覚えているか、覚えている場合、どうしてはっきりと覚えているか、文体や画風(絵のタッチなど)で覚えていることはないか、今までに似ている本・絵を見たことがあるかといった情報が役に立ちます。

  • いつ、読んだか。
    「20年くらい前」よりも「平成6年頃」というように、具体的な年代を特定しておくと、調査の漏れが少なくなります。また、「何歳の頃に読んだ」という読んだ年齢の情報も、内容の難易度の絞り込みに役立ちます。
    <例>
    ・昭和52年から昭和55年くらい、自分が幼稚園に通っていた頃に、親に読んでもらった。
    ・小学校の低学年の頃に読んだ。小学校に入学したのは昭和40年4月。
  • どこで、読んだか。
    自宅にあったのか、学校図書館や地元の図書館で読んだのかなどが、調査する年代の幅やシリーズなどを考える際の情報になります。
    <例>
    ・自分の家にあった。5歳年上の姉が持っていた本。
    ・小学校の図書室か学級文庫で読んだ。
  • どんなモノを読んだか。
    絵本か読み物かによって、調査範囲を絞ることができます。
    また、保育園・幼稚園時代に読んだ絵本を探している場合は、園で定期購読していた雑誌(『こどものとも』や『キンダーブック』など)の可能性も考えられます。
  • どんなおはなしか。
    登場人物の名前、登場人物は人間か動物かなども含め、ストーリーで覚えていることを箇条書きにします。
    おはなしの結末や、特に覚えている場面も調査の手がかりになります。
  • 本の大きさやデザインで覚えていることはあるか。
    本の大きさや厚さ、表紙の色やデザイン、硬さ、文字は縦書きか横書きか、絵と文字の分量、カラーページの量なども、調査の手がかりになります。

2. 調査方法


調査方法は主に3つあります。詳細はそれぞれの調べ方案内を参照してください。

(1)当館の書誌データから探す

(2)登場人物やおはなしのキーワードから探す(インターネットでの探索を含む)

(3)雑誌で読んだおはなしを探す(幼稚園などで定期購読していた雑誌を含む)

3. 調査の留意点


国際子ども図書館の事例からは、ストーリー・レファレンスには、以下のような傾向も読み取れます。調査の参考としてください。

  • 探している資料が定番の児童書ではないことも多い
    長く読み継がれているものや、広く知られている絵本・児童書の場合もありますが、読書感想文の課題図書、小学生向けの読み物シリーズなど、ある年代に書店や図書館で頻繁に目にされていたものを探していることがよくあります。
  • 調査の手がかりとなる情報の一部のみが一致する事例が多い
    1.の調査の手がかりとなる情報(覚えていた情報)と一致する部分が少ない本が、探していた絵本や児童書だった、という事例が多くあります。(例:絵や挿絵がカラーだと記憶していたが、モノクロだった。外国の話だと記憶していたが、日本の話だった、など)。
    そのため、国際子ども図書館で調査する場合は、調査の手がかりとなる情報と完全には一致しない資料も、一致した部分を明確にして候補として紹介します。

参考情報
国立国会図書館国際子ども図書館資料情報課「【特集:レファレンスインタビュー】国際子ども図書館のレファレンスサービスとレファレンスインタビュー ―インタビュー確認シートの活用―」(『びぶろす』 75号(平成29年1月) pp.10-12)

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