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昔話(日本)

■昔話の定義■
昔から口で語り伝えられたことわざ、なぞなぞ、民謡(田植え唄、わらべ唄を含む)、伝説、昔話、笑い話を「口承文芸」といいます。「昔話」は、その中の一つです。『桃太郎』や『猿蟹合戦』などのように物語として語られますので、信じることは要求されません。
また、日本の昔話は、「むかし、むかし、あるところに」といった語り出しのことばがほぼ決まっており終りには「どんとはらえ」とか「それで市がさかえた」という結びのことばがあり、途中の語り口もほとんど一定しています。
一方、「神話・伝説」は時代、人物ともに特定されて語られ、信じることが要求されます。また、昔話のような特定の語り口がありません。
「民話」は「民間説話」の略称です。狭義には「昔話」と同じように使われることもありますが、本来は「昔話」「伝説」等を含む幅広い意味で用います。


■昔話の構成■
昔話は、一つのモチーフ(例:婚姻、怪物退治など)や複数のモチーフで構成されます。

■昔話の話型(タイプ)について■
昔話(口承文学)を記録し、話のタイプごとに整理したものには以下の資料があります。

  • 『日本昔話名彙』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク 改版 柳田国男監修 日本放送協会編 日本放送出版協会 1971 【KG745-20】
    *日本初の話型を確定した資料です。(初版1948年)
  • "The Yanagita Kunio guide to the Japanese folk tale"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク Indiana University Press[1986?] 【KG745-A2】(国際子ども図書館未所蔵)
    *上記の初版の英語版
  • 『日本昔話集成』 全6巻 関敬吾著 角川書店 1950-58 【388.1-Se126n】
    *外国の昔話研究の進展を考慮し、師の柳田国男とは別の話型の確定をしました。MT番号を記載しています。話数は約8,700、話型は約650です。
  • 『日本昔話大成』 全12巻 関敬吾著 角川書店1978-80 【KG745-97】
    *『日本昔話集成』を元に更に収録数を増やし、話数は約34,000~35,000、話型は約740です。AT番号を記載しています。
  • 『日本昔話通観』全31巻 稲田浩二,小沢俊夫責任編集 同朋舎出版 1977-98 【KH22-341】
    *第28巻が「昔話タイプ・インデックス」になっています。
    県別に編集し、約6万話を「むかし語り」、「動物昔話」、「笑い話」、「形式話」の4分類に分け、1,211話型を収録しています。

MT番号とAT番号について
世界的に権威のあるタイプ・インデックスはアールネAntti AarneとトンプソンStith Thompsonの『昔話の型』The Types of the Folktale,通称『アールネ-トンプソン・タイプインデックス』です。
この型はMT番号もしくはAT番号と呼ばれています。


■事典・索引など■

  • 『日本昔話事典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク稲田浩二〔等〕編 弘文堂   1977.12 【KG2-37】(http://opac.ndl.go.jp/recordid/000001360491/jpn)
  • 『日本昔話ハンドブック』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク 稲田浩二,稲田和子編 三省堂 2001.7 【KG2-G50】
    *約一千種の日本の昔話タイプとはどんなものか、なぜ心をひきつけるのか、いつから語られ始めたのか、他の民族の昔話とのつながり等日本昔話小事典。)


■インターネット情報の紹介■

 

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