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原子力について調べる

原子力について調べるための資料には、以下のようなものがあります(【 】内は当館請求記号です。)

<目次>
1. 参考図書
2. 原子力(発電)の仕組み
3. 原子力発電所のデータ
4. 放射線・放射性物質関連


1. 参考図書

『原子力問題図書・雑誌記事全情報. 2000-2011』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日外アソシエーツ 2011.10 【NG1-J3】)
2000年~2011年の間に日本国内で発行された、145の一般・専門雑誌に掲載された原子力・核問題に関する記事10,551点と、図書3,057点を収録しています。原子力政策、平和利用とその問題、福島第一原発事故、軍事利用、放射能汚染・放射線障害、原子力と文学、原子力一般に大別され、その中に細分用の小見出しがついています。細分された分野ごとに、雑誌記事、図書の順に排列され、それぞれ刊行年月の新しいものから順に排列されています。雑誌については、記事タイトル・著者名・掲載誌名・巻号・通号・発行年月・掲載ページ等、図書については、書名・著者名・出版者・発行年月等を収録しています。巻末に、事項名索引、著者名索引、原子力関連年表を付しています。同じ出版者から、対象年が異なる『原子力問題図書・雑誌記事全情報1985-1999』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日外アソシエーツ 2000.4 【NG1-G2】)も刊行されています。


2. 原子力(発電)の仕組み

『原子力ハンドブック』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(オーム社 2007.11 【NG2-J1】)
原子力発電を中心に解説した資料です。「第1編 原子力概説」、「第2編 原子核と放射線」、「第3編 原子炉の科学技術」、「第4編 原子炉利用技術とそのライフサイクル」、「第5編 研究開発段階にある原子炉システム」、「第6編 核燃料サイクル」、「第7編 量子ビームとRI(放射性同位元素)の利用」、「第8編 核融合の研究開発」、「第9編 原子力安全と環境」、「第10編 原子力と社会」から構成されています。
第5編では、高速増殖炉、高温ガス炉、革新的軽水炉(低減速軽水炉、超臨界圧軽水冷却炉、小型軽水炉)、原子力船、トリウム利用炉、宇宙用原子炉、加速器駆動炉を取り上げ、概要(原子炉の概念図、燃料設計など)や研究開発状況などを掲載しています。第9編では、原子炉施設や放射性廃棄物処理などの安全確保、放射線の人体や環境への影響、防護方法などを解説しています。付録には、「単位換算表」、「基本定数」、「元素の周期律表」、「アイソトープ表」(核種、半減期、壊変形式、製法)、「同位体存在比と中性子吸収断面積」、「原子力略号」、「原子力年表(1895-2006年)」があります。巻末には、50音順の主題索引があります。

『原子力辞典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日刊工業新聞社 1995.8 【NG2-G1】)
原子力に関連する用語をヨミの50音順に配列し、解説した資料です。解説中には、高温ガス炉の構造図(p.152)など、図を用いたものもあります。「欧文略語一覧」(pp.519-581)では、原子力関連の略語(記号、単位を含む)の正式名称、日本語名称などを掲載しています。付録(pp.585-604)には、「炉型別原子力発電設備容量」や「原子力安全規制」など、10の図表があります。巻末には、英仏独語索引、ギリシア語索引、その他索引(数字など)、ロシア語索引があります。

『動力炉燃料・材料ガイドブック』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日本原子力産業会議 1998.12 【NG71-G70】)
動力炉(原子炉)および、その構造材料と使用燃料の各種データを掲載し、解説した資料です。「第1章 核燃料・原子炉材料の基礎」、「第2章 軽水炉の概要」、「第3章 燃料の概要と設計の変遷」、「第4章 軽水炉の構造材料」、「第5章 軽水炉の燃料製造と品質管理」、「第6章 高速増殖炉と新型燃料」、「第7章 原子力発電プラントの寿命管理」、「第8章 燃料の輸送と貯蔵」、「第9章 核融合炉の燃料と材料」から構成されています。
軽水炉(沸騰水型炉(BWR)、加圧水型炉(PWR))について、動力炉の構造材料(材料の鋼種、品質管理など)、損傷への対応、照射挙動などを解説しています。そのほか、将来的に利用が有望な高速増殖炉(FBR)、高温ガス炉、核融合炉も取り上げています。

『Handbook of nuclear engineering』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(Dan Gabriel Cacuci (ed.) Springer 2010 【NG31-B36】)
原子核工学(原子力工学)に関する論文を収載した全5冊の資料です。「第1巻 Nuclear engineering fundamentals(原子核工学の基礎)」、「第2巻 Reactor design(原子炉設計)」、「第3巻 Reactor analysis(原子炉分析)」、「第4巻 Reactors of generations III and IV(次世代の原子炉)」、「第5巻 Fuel cycles, decommissioning, waste disposal and safeguards(燃料サイクル、廃炉、廃棄物処理、安全装置)」から構成されています。
「第2巻 第11編 Radiation Shielding and Radiological Protection(放射線遮蔽と放射線防護)」(pp.1313-1448)では、放射線と健康に関する記述があり、防護素材(コンクリート、金属など)による効果や体に悪影響を及ぼす放射線量(The 1987 NCRP Exposure Limits)などを解説しています。各巻頭に総目次が、第5巻の巻末にアルファベット順の総索引があります。


3. 原子力発電所のデータ

『原子力施設運転管理年報』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(原子力安全基盤機構企画部 年刊 【Z43-47】)
原子力発電所(実用発電用原子炉施設、研究開発段階発電用原子炉施設)、加工施設、再処理施設、廃棄施設の一覧、運転状況、検査状況、トラブル、管理状況などのデータをまとめた資料です。過去の推移をまとめたものもあります。原子力発電所の運転状況(定期検査による停止期間など)では、設備利用率、時間稼働率、発電電力量、発電時間などを図表にまとめています。トラブルでは、統計(件数、原因、発見方法など)、概要、プレス発表文、評価状況(国際原子力事象評価尺度(INES;International Nuclear Event Scale)による評価と判断基準)などを掲載しています。そのほか、「参考 世界の原子力発電状況(設備一覧、設備利用率)」、「付録 原子力を巡る主な動き(年表)」を掲載しています。
この資料は、原子力安全基盤機構(JNES)のホームページ外部サイトへのリンク(http://www.jnes.go.jp/)で最新版および過去数年分が公開されています。
トップ>広報誌・年報>原子力施設運転管理年報

『Nuclear Power Plants Worldwide』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(Gale Research 3年1回刊 【Z63-C399】)
世界の原子力発電所を収録した資料です。巻頭では、原子力発電所の所在地を図示した地図を掲載しています。本文では、国別に概要や歴史などをまとめた後、原子力発電所別に発電所名、所在地、設置者、Type of Reactor(炉型)、Megawatts(electric)(認可出力)、Ordered(発注年)、Construction Began(建設開始年)、Criticality(初臨界年)、Commercial Operation(営業運転開始年)、関連情報、参考文献などを掲載しています。巻末には、事故の種類別発電所一覧とアルファベット順の索引があります。

『Directory of nuclear power plants in the world, 1994』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(edited by Haruo Fujii, Atsuyoshi Morishima. 初版 Japan Nuclear Energy Information Center Co., Ltd. 1994 【DL211-A34】)
世界にある原子力発電所のデータ集です。39か国、約620基の原子炉を収録しており、英語と日本語を併記しています。「第1章 世界における原子力発電所の伸び実績と今後の予想」、「第2章 各国別による原子力発電プラント所在地図」、「第3章 原子力発電所関係で有用なデータ集」、「第4章 世界における個別原子力発電所の一般情報、技術データ、発電所周辺道路地図、全景写真」、「第5章 世界の原子力発電所地名辞典」から構成されています。
第3章では、発電所の鳥瞰図、平面図、断面図、敷地面積などを掲載しています。
第4章では、名称、一般情報(所在地、原子炉形式、出力、運転者、製造者、発注年月、建設開始年月、初臨界年月、運転開始年月、建設費)、炉心の特性(寸法、燃料装荷量、燃料集合体数、集合体当り燃料棒数、比出力、出力密度、燃料組成、濃縮度、燃焼度、被覆材(種類、厚さ)、一年間の燃料交換数、運転期間、停止期間、燃料交換間隔)、プラントシステム(原子炉容器(材料、形状、寸法、厚み)、冷却システム(ループ数、冷却材、流量、入口温度、出口温度、出口圧力)、減速材(材料、重さ)、蒸気発生器(基数、容量)、タービン(基数、入口温度、入口圧力、流量、回転速度、定格出力)、格納容器、復水器冷却方式)、地図、写真などを掲載しています。
そのほか、「原子炉型式の略号と正確な名称」(p.780)の付録があります。巻末には、国別の発電所一覧、発電所名索引、技術項目名索引、旧ソ連の核燃料サイクルプラントの関連項目名索引があります。

INIS database外部サイトへのリンク(http://inis.iaea.org/search/)
IAEA(International Atomic Energy Agency;国際原子力機関)が提供する、原子力文献の書誌事項を検索できる無料のデータベースです。標題、抄録、著者名、キーワード、情報源(特許番号、ISSNなど)、言語、発行年などを調べることができます。なお、PDFファイルのアイコンを付す文献は、全文を閲覧できます。


4. 放射線・放射性物質関連

『原子力関係者のための放射線の健康影響用語集』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日本原子力学会 1992.6 【NG2-E2】)
放射線影響と防護に関する用語を解説した資料です。冒頭に、収録用語の一覧があります。「1. 放射線防護の理念と基準」、「2. 基本的な線量概念」、「3. 線量関連の用語」、「4. 放射線防護に用いる線量及び関連用語」、「5. 放射線生物学(分子・細胞レベル)」、「6. 放射線影響」、「7. がん」、「8. 遺伝」、「9. 疫学調査研究」、「10. 放射線リスク評価」、「11. 事故評価」、「12. 重要な報告書」、「13. 社会問題/事故事例」および「付録」から構成されています。
1-11章は原子力関連の用語、定義、根拠となるデータなどを、12章は放射線に関するICRP勧告、BEIR報告書、UNSCEAR報告書を解説しています。13章では、チェルノブイリ原子力発電所事故などの放射線の影響とされる事故事例について、被曝線量や健康への影響などを解説しています。巻末には、付録として「A. 原子力/放射線関連略語」、「B. 報告書発行機関略号」、「C. 放射線関連単位換算表」があります。

『アイソトープ便覧』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(改訂3版 丸善 1984.12 【NG2-14】)
アイソトープ(同位体、同位元素)に関する基礎知識(物理的性質、分離法など)、放射性物質の取扱方法(測定、遮蔽、運搬など)、利用方法(原子力発電、工業、医療など)等について網羅的に解説した資料で、全34章から成ります。
11-12章は放射線の化学的効果と生物への影響について、18章は放射線被曝の限度について解説しています。19-30章は使用施設、貯蔵、運搬、管理など利用方法について、31-34章は工業、農学、医療への応用について解説しています。巻末には、「おもなアイソトープの表」(核種、半減期、壊変形式・存在比、放射線のエネルギー・強度、同位元素質量、照射線量率定数と生成反応)、「安定同位元素の存在比および熱中性子による核反応断面積」(元素、核種と存在比、前吸収断面積、中性子捕獲断面積、半減期)、などの付録と、主題索引(ヨミの50音順)があります。


≪関連する調べ方案内へのリンク≫
INISリポート
原子炉設置(変更)許可申請書
DOCKETリポート

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