畜産学について調べる

畜産学について調べるための資料には、以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。
『資料名』(書誌情報)*は目次・索引が画面下方にある資料です。スクロールしてご覧ください。

1. 参考図書

  • 『最新畜産ハンドブック = HANDBOOK OF STOCK RAISING』(講談社 2014.7 【RB2-L31】)*
    生産技術、育種、飼養、衛生、畜産環境、法規・制度など、畜産全般について、図表を用いて解説しています。巻末には付録として、ウシやブタなどおもな家畜の体部名称をまとめた図や家畜の感染病一覧といった各種図表を掲載しており、索引もあります。
  • 『畜産総合事典』(普及版 朝倉書店 2009.7 【RB2-J45】)
  • 『畜産総合事典』(朝倉書店 1997.10 【RB2-G24】)*
    「第Ⅰ編 総論」と「第Ⅱ編 各論」の2部構成から成り、「第Ⅰ編 総論」では、家畜全般の品種、育種、繁殖、飼料、衛生などを解説しています。「第Ⅱ編 各論」では、乳牛、肉牛、豚、鶏などの主要な家畜各種について、品種、繁殖、生理、生態、管理などに関する情報をまとめて、飼料作物と草地についても解説しています。巻末に索引があります。
  • 『新編畜産大事典』(養賢堂 1996.2 【RB2-G9】)*
    畜産に関する様々な情報を「総論」、「各論」、「特論」の3部構成で解説しています。「総論」では、生体機構、繁殖、飼料作物、畜産物の利用など、畜産全般に関する基礎的な知識を扱っています。「各論」では、ウシやブタなどの家畜各種について、歴史、品種、生体機構、飼養管理などをまとめており、「特論」では、実験動物や世界の畜産事情について解説しています。巻末には付表として各国の飼養標準や飼料成分表、畜産関連の統計などを掲載しており、和文索引と欧文索引もあります。
  • 『新編畜産用語辞典』(養賢堂 2001.5 【RB2-G89】)
    畜産に関する約4,300語を解説しています。また、付図・付表として、ウシやウマの生殖器の各部位の名称などを解説した図や家畜の年齢、状態などに応じた英語の呼称をまとめた表などを掲載しています。巻末に英名索引があります。2019年からWeb版外部サイトを公開し、随時更新しています。
  • 『新編・飼料ハンドブック』(第3版 日本科学飼料協会 2018.7 【RB2-L115】)*
    飼料に関連する用語を五十音順に配列し、解説した資料です。用語の英文表記も併記されています。巻末に和文索引と英文索引があります。2019年からWeb版を公開し、随時更新しています。
  • 『草地・飼料作物大事典 : 栽培・調製と利用・飼料イネ・飼料資源活用』(農山漁村文化協会 2011.3 【RB151-J21】)*
    『農業技術大系 : 畜産編』(農山漁村文化協会 1978.10(第5刷:1993.8) 【DM411-G2】)に掲載の「飼料作物」を再編した資料です。飼料作物の栽培技術や調整、利用方法を解説しており、自給飼料生産のための栽培方法、サイレージ(飼料作物を発酵させたもの)、品種の選定法なども掲載しています。資料の後半では、作物の通称名、学名、英名、作物としての特性(乾燥耐性など)、飼料価値と利用形態、適地と導入法、栽培のポイント、利用上の注意点などをまとめています。
  • 『酪農大事典 : 生理・飼育技術・環境管理』(農山漁村文化協会 2011.3 【RB2-J88】)*
    『農業技術大系 : 畜産編』(農山漁村文化協会 1978.10(第5刷:1993.8) 【DM411-G2】)の「乳牛(基礎編・基礎技術編)」を再編した資料です。栄養消化や繁殖などの生理、飼料の給与、飼育技術、環境管理、健康診断、口蹄疫などの病気対策といった、乳牛の飼育において必要となる情報をまとめています。また、乳牛のおもな品種を列挙し、各種について生育地、起源、特徴(外貌、体格、能力など)、日本との関係(品種の輸入状況など)を解説しています。
  • 『肉牛大事典 : 飼育の基本から最新研究まで』(農山漁村文化協会 2013.11 【RB2-L17】)*
    『農業技術大系 : 畜産編』(農山漁村文化協会 1978.10(第5刷:1993.8) 【DM411-G2】)に掲載の「肉牛」を再編した資料です。肉牛生産の歴史と今後の展開、栄養消化や繁殖などの生理、黒毛和種の育種と交配、育成牛や繁殖牛など肉牛各種の飼育技術、放牧技術について解説しています。また、巻末では日本での肉牛生産の実例を紹介しています。
  • 『畜産環境対策大事典』(第2版 農山漁村文化協会 2004.3 【RB531-H29】)*
    家畜のふん尿処理と処理物の利用についてまとめています。「基礎編」、「技術編」、「事例編」の3部構成から成り、「基礎編」では、ふん尿処理に関する基礎知識を解説しています。「技術編」では、堆肥化システムや尿汚水処理システムなどの処理技術について図表を用いて解説しており、さらにEU諸国とアメリカにおけるふん尿処理や環境対策についても述べています。「事例編」では、ふん尿から作られた堆肥の製造・販売事例などを紹介しています。
  • 『日本の家畜・家禽』(学習研究社 2009.3 【RB2-J27】)*
    日本で見られる約300品種の家畜・家禽について、ウマ、ウシ、ブタ、ヤギ・ヒツジ・ウサギ、ニワトリ、その他の家禽(アヒルやガチョウなど)の全6項目に大別し、それぞれ原産地、体高、体重などを写真とともに解説している図鑑です。このほか、イヌやネコなど日本で作られた愛玩動物についても簡単に取り上げています。巻末には資料集として、家畜・家禽の体の各部名称や用語解説などをまとめており、索引もあります。
  • 『世界家畜品種事典』(東洋書林 2006.1 【RB2-H71】)*
    世界で飼養されている約1,000品種の主要な家畜について、ウシ、スイギュウ、ウマ、ロバ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、ニワトリ、ウズラ、ホロホロチョウ、シチメンチョウ、バリケンなどの全15項目に大別し、それぞれの特徴、体高、体重、原産地、飼養地域などを写真とともに解説しています。巻末には参考文献の一覧、和文索引、英文索引があります。
  • "Mason's world encyclopedia of livestock breeds and breeding"(CABI [2016] 【RB521-B9】)
    牛、ヤギ、馬、豚、羊などの家畜について家畜化、遺伝、繁殖などについて解説した全2巻から成る資料です。各巻末に2巻分の索引があります。
  • "Encyclopedia of dairy sciences"(2nd ed. Academic Press c2011 【RB2-B38】)
    酪農科学に関する約500項目をアルファベット順に排列し、解説した全4巻の資料です。ミルク、バター、チーズなどの乳製品の概要や製造技術、病気やストレスなどの飼育管理に関する情報をまとめています。各項目の末尾に参考文献の一覧を掲載しています。このほか、Vol.1の巻頭には酪農科学や酪農業などの歴史を解説しており、Vol.4の巻末には用語集と索引があります。

2. 国立国会図書館サーチで検索するには

ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBAL外部サイトにて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。

国立国会図書館サーチの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索できます。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

下記のような分類記号に、キーワードとして「畜産」などを掛け合わせて検索します。

  • 畜産 RB511
  • 畜産物利用 RB571
  • 馬 RB611
  • 牛 RB621
  • 豚 RB631
  • 山羊・緬羊 RB641
  • 犬・猫 RB651
  • 家禽 RB671

件名

「畜産学」などが普通件名として挙げられます。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「RB511」などで検索すると、畜産学に関連するほかの普通件名を探すことができます。

関連情報