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絵本のベストセラー・ロングセラーを調べるには(日本)

(【 】内は当館請求記号。)

日本の子ども向けの絵本について、よく売れたもの(以下、ベストセラー)、読み継がれているものや重版をしているもの(以下、ロングセラー)を調べる方法をご紹介します。

ベストセラー・ロングセラーの定義及びデータの調査方法は資料によって異なり、明確な記載がない場合もあるため、注意が必要です。例えば、ベストセラーとロングセラーが区別されているか、統計に基づいた選定が行われているか、当該資料の翻訳書の売り上げが統計に含まれているか否か、等の点に留意していただく必要があります。

<目次>
1. 図書で調べる
2. 雑誌記事で調べる
3. ベストセラー・ロングセラーを掲載する資料で調べる

1. 図書で調べる

各年のベストセラーは『出版指標年報』、ロングセラーについては、『ミリオンぶっく』で調べることができます。

(1)『出版指標年報』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(全国出版協会出版科学研究所 [19--]- 所蔵 1985年~ 【Z45-26】 ※2017年版を確認)
「書籍の出版傾向―児童書」(p.128~p.132)の項に、「累計200万部以上を発行した絵本ランキング」(p.130)の記載があり、26点の絵本が紹介されています。書名、著者名、出版社、初版年月、定価(円)、累計発行部数(万部)の記載があります。注に、トーハン発表「ミリオンぶっく2015年版」を基に最新部数に更新した旨の記載があります。(過去の年度全てに絵本の動向が掲載されているかは確認していません。)

(2)『ミリオンぶっく. 2018』(トーハン 【当館未所蔵】)
累計発行部数100万部を超える絵本を「ミリオンぶっく」と称し、子どもに絵本を選ぶ8つのシーン別に112点を紹介しています。タイトル、作者(訳者含む)、画家、出版者、初版年、ISBN、本体価格のほか、累計発行部数、対象年齢、表紙(カラー)の掲載があります。翻訳絵本も含まれています。また、あと少しで100万部達成の絵本として「ミリオンぶっくNEXT」14点を掲載しています。まえがきに、2006年から発行をはじめた旨の記載があります。書店で一般の方に無料で配布されるパンフレット状の印刷物で、当館には所蔵がありません。オンライン書店e-hon上に特設サイト外部サイトへのリンク(https://www1.e-hon.ne.jp/content/cam/2018/millionbook.html)が開設されています。[last access:2018.5.31]


翻訳絵本については、以下の資料があります。

(3)『英米絵本のベストセラー40』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(灰島かり ミネルヴァ書房 2009.7 【UG71-J31】)
日本語に翻訳刊行された英米絵本40点について、テーマ別に掲載しています。タイトル、作者(訳者含む)、画家、出版者、原書の出版年、日本語訳の出版年、表紙(モノクロ)、書評が記載されています。巻頭に表紙(カラー)の掲載があるほか、巻末に図版出典一覧、作品リスト、人名・作品名索引があります。調査 期間、発行部数の記載はありません。フランスなど、原書の出版国や言語が英米以外の資料も含まれています。

2. 雑誌記事で調べる

ベストセラー及びロングセラー絵本の特集が雑誌に掲載されることがあります。
国立国会図書館オンラインの雑誌記事索引で特集を検索する場合、論題名に「ベストセラー」「ロングセラー」「ミリオンセラー」の各単語と「絵本」の掛け合わせ検索をするとより多くの記事が見つかります。一例として以下のような特集記事があります。掲載は雑誌名の五十音順です。

(1)「特集 ロングセラーを生かした児童書の売場力」国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(『日販通信』 (通号 853) [2010.9] 【Z21-78】 ※p.10~p.24に掲載)
児童書のロングセラーについて、取次・出版社・書店の立場から、売り場作りの工夫や考え方について記載があります。p.12に、代表的なロングセラー絵本のリストがあり、35件の絵本の書名・作者・出版社名・定価・発行年月・ISBNが記載されています。

(2)「長く愛される、その理由に納得 読み継がれるロングセラー絵本 (日本のこころ(144)絵本屋さんが選んだ絵本100) 」国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(『別冊太陽』 (通号 144) [2006.12] 【Z23-238】 ※p.43~p.69に掲載)

タイトル、作者(訳者含む)、画家、出版者、初版年発行年(改訂、新装版はその刊行年。海外の作品の場合は翻訳書の初版発行年)、定価のほか、表紙(カラー)、書評の掲載があります。巻末に索引があります。典拠、ロングセラーの定義、発行部数については記載されていません。

(3)「巻頭大特集 ミリオンセラーが生まれる秘密を総力特集!100万冊売れた絵本のはなし」国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(『Moe』 37(11) (通号 433) [2015.11] 【Z11-1259】 ※p.8~p.46に掲載)
日本の絵本のミリオンセラーのほか、翻訳出版された絵本のミリオンセラーについて紹介しています。日本で出版された絵本のミリオンセラーのランキングが105位まで載っています。

3. ベストセラー・ロングセラーを掲載する資料で調べる

以下の資料には、絵本のほか、子ども向け読みものを含めた児童文学等のカテゴリでベストセラー・ロングセラーが掲載されているため、その中から絵本を目視で確認することにより、絵本のベストセラー等を調べることが可能です。掲載はタイトルの五十音順です。

(1)『ザ・ベストセラー』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日外アソシエーツ株式会社 日外アソシエーツ 2005.10 【UP47-H6】)
出版科学研究所、出版ニュース社、全国大学生活協同組合連合会、トーハン、日本出版販売、紀伊国屋書店の6機関の集計による、1985年から2004年までの、原則として総合20位までと各部門10位までのベストセラーを収録しています。
児童文学のカテゴリはp.260~p.261に収録されています。また、発行部数の記載がありません。ランキング表示の記載はあります。

(2)『出版年鑑 2017-1(資料・名簿)』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(出版年鑑編集部 出版ニュース社 2017.7 【UP3-L29】)
児童書の出版概況(p.30)について記載があります。「統計・資料」には「2016年全国ベスト・セラーズ」(p.276~p.277)、「参考」には「戦後71年のベスト・セラーズ」(p.377~p.412)の掲載がありますが、絵本に限ったものではありません。また発行部数の記載もありません。

(3)『ロングセラー目録: 棚づくりに役立つ. 2017年版』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク (書店新風会 書店新風会 2017.3 国際子ども図書館ローカル請求記号YZ-025-ロン)
T児童・創作(p.113~p.127)、U児童・一般(p.128~p.135)というジャンルでは記載があります。発行部数の記載はありません。

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