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アメリカ合衆国の国防報告

アメリカ合衆国(米国)の国防長官(Secretary of Defense)は、合衆国法典第10編(軍隊)第113条(c)項外部サイトへのリンクに基づいて、年に1回、大統領と議会に対して国防総省(Department of Defence外部サイトへのリンク)の支出・業務・達成状況に関する書面報告を行うことを義務付けられています。特に2005年までは「年次国防報告」(Annual Defense Report: ADR)と通称される報告書が広く一般に頒布され、その時々の米国の国防戦略、国防計画、国防予算、国防装備等を知る上で必須の情報源とされてきました。

ここでは、年次国防報告をはじめとする、国防総省による米国の国防に関する報告書の調べ方について紹介します。【 】内は当館請求記号、インターネットの最終アクセス日は2016年6月14日です。

目次

1. 年次国防報告(-2005)
1-1. 英語原文
1-2. 日本語訳
2. 国防予算概要(2011-)
3. その他の国防関係の報告書

 

1. 年次国防報告(-2005)

年次国防報告は、発行年によってタイトルに変遷があり、Annual Defense Report(ADR)と通称されています。2006年以降、刊行されていません。

 

1-1. 英語原文

  • Secretary of Defense Annual Reports外部サイトへのリンク(Historical Office, Office of the Secretary of Defense)(http://history.defense.gov/HistoricalSources/SecretaryofDefenseAnnualReports.aspx)
    国防総省の国防長官府歴史課ウェブサイトの年次国防報告のページです。年次国防報告のPDFを1969年版から2005年版まですべて収録しています。

当館における年次国防報告の冊子体またはマイクロフィッシュの所蔵状況は次のとおりです。なお、年によってタイトルや請求記号が異なります。

注:
下院歳出委員会の公聴会記録として当館が所蔵している年次国防報告の一覧は以下のとおり。(Pt.は当館が製本時に付した独自の番号で、連邦議会公聴会記録のオリジナルなPart.番号とは異なります。)
Statement of Secretary of Defense Richardson for FY 1974 (1973.4.3)
→ 93 Congress, Pt.14 (Department of Defense Appropriations for 1974 Part 1) pp.24-148
Statement of Secretary of Defense Schlesinger for FY 1975 (1974.2.26)
→ 93 Congress, Pt.20 (Department of Defense Appropriations for 1975 Part 1) pp.67-303
Statement of Secretary of Defense Rumsfeld for FY 1977 (1976.1.22)
→ 94 Congress, Pt.17 (Department of Defense Appropriations for 1977 Part 1) pp.198-557
Statement of Secretary of Defense Brown for FY 1979 (1978.2.8)
→ 95 Congress, Pt.20 (Department of Defense Appropriations for 1979 Part 2) pp.160-549
Statement of Secretary of Defense Brown for FY 1980 (1979.2.7)
→ 96 Congress, Pt.14 (Department of Defense Appropriations for 1980 Part 1) pp.19-360
Statement of Secretary of Defense Brown for FY 1981 (1980.2.4)
→ 96 Congress, Pt.24 (Department of Defense Appropriations for 1981 Part 1) pp.49-373

マイクロフィッシュ資料も含めて当館で原本を所蔵していないのは、1976、1978、1982、1983、1988、2001、2002の各年版です。

 

1-2. 日本語訳

年次国防報告の日本語訳については、すべてではありませんが、下記の資料に抄訳または全訳が掲載されています。抄訳や紹介記事はこのほかの雑誌にも掲載されている場合がありますので、NDL-OPACの雑誌記事索引を「国防報告 米国」などのキーワードで検索してください。

 

  • 【抄訳】
    『世界週報』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(時事通信社【Z1-38】)
    年次国防報告の抄訳が、毎年原語版の発行後1~3か月以内に掲載されています。
  • 【全訳】
    『海外国防資料』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(防衛庁防衛局監修 ラヂオ・プレス 【Z2-320】)
    1973年版から1982年版までの年次国防報告ほぼすべての全訳が掲載されています。
    1973年版 通称レアード国防報告 1972年1号
    1974年版 通称リチャードソン国防報告 1973年4号
    1975年版 通称シュレジンジャー国防報告 1974年3号
    1976年版 通称シュレジンジャー国防報告 1975年2号
    1977年版 通称ラムズフェルド国防報告 1976年1号
    1978年版 通称ラムズフェルド国防報告 1977年1号
    1979年版 通称ブラウン国防報告 1978年1号・2号
    1980年版 通称ブラウン国防報告 1979年1号(ただし第2部「米国の防衛計画」のみ)
    1981年版 不明
    1982年版 通称ブラウン国防報告 1981年1号・2号

 

2. 国防予算概要(2011-)

2011年予算案から、国防予算案の参考資料として国防予算教書に「概要」(Overview)と題された資料が添付されるようになりました。2013年4月に公表された2014年版以降は、「国防予算概要」(Defence Budget Overview)という名称に統一されています。なお、同年版以降の序文には、この「国防予算概要」が、刊行を中止した年次国防報告を代替する報告書であることが明記されています。

  • DoD Budget Request外部サイトへのリンク(Office of the Under Secretary of Defense (Comptroller))(http://comptroller.defense.gov/BudgetMaterials.aspx)
    国防総省の国防次官(予算担当)ウェブサイトの予算要求資料のページです。1998会計年度以降の予算要求関係資料のPDFを掲載しており、2011年予算案以降は概要(Overview)を閲覧することができます。

 

3. その他の国防関係の報告書

  • Historical Office, Office of the Secretary of Defense外部サイトへのリンク(http://history.defense.gov/)
    国防総省の国防長官府歴史課のウェブサイトです。メニューの「Historical Sources」から、国防関係の報告書類を閲覧することができます。

このウェブサイトで閲覧することのできる報告書類は次のとおりです。
Secretary of Defense Annual Reports(年次国防報告):1969年版から2005年版まで
Quadrennial Defense Review(四年毎の国防見直し報告):1997年版以降
National Security Strategy(国家安全保障戦略報告):1987年版、1988年版、1990年版、1991年版、1993年版から2000年版、2002年版、2006年版
National Military Strategy(国家軍事戦略報告):1992年版、1995年版、1997年版、2004年版
National Defense Strategy(国家防衛戦略報告):2005年版、2008年版

 

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