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中国の文化財について調べる

中国の遺跡、遺物などの文化財に関する情報を調べるためのツールを紹介します。【 】内は当館請求記号です。なお、考古学については「中国の考古学について調べる」を参照ください。

目次

1. 遺跡
2. 遺物
3. 博物館
4. 無形文化遺産
5. 統計

 

1. 遺跡

墳墓、建築、石窟・石造物、近現代の革命記念物などを含む各種遺跡は「不可移动文物」と規定され、その中で特に貴重なものが「全国重点文物保护单位」の指定を受けて保護されています。その最新のリストは、以下の国家文物局のサイトに掲載されています。

  • 文博数据库 全国重点文物保护单位外部サイトへのリンク(国家文物局)(http://www.sach.gov.cn/col/col1644/index.html)
    第一批(1961年)から第七批(2013年)について、それぞれ「古遗址」「古墓葬」などに大別して、遺跡名称、造営時期、場所を収録しています。

カラー図版を含む冊子体には以下のものがあります。

  • 国家文物局 编『全国重点文物保护单位』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(文物出版社 2004.12- 【K275-C5】)
    第1批(1961年)以降の各回に指定された遺跡について、カラー図版を挙げて解説しています。
  • 国家文物局 主编『中国文物地图集』(文物出版社ほか 1989- 【GE16-C4】)
    行政区画別(省・市・県)の遺跡の分布地図、文化財の概要、文化財統計を収録しています。
  • 丘富科编著『中国文化遗产词典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(文物出版社 2009.6 【K275-C5】)
    省別に「世界遗产」「全国重点文物保护单位」「中国历史文化名城名镇(村)」「国家重点风景名胜区」を収録するほか、第一批の「国家级非物质文化遗产」を収録しています。

また、世界遺産に認定された遺跡については、以下のサイトに収録されています。

  • 文博数据库 中国的世界遗产外部サイトへのリンク(国家文物局)(http://www.sach.gov.cn/col/col1644/index.html)
    文化遺産に登録された遺跡について、委員会からの評価、遺跡の概要を収録するほか、2012年現在の暫定リストを公開しています。

 

2. 遺物

玉器、青銅器などの出土遺物は「可移动文物」と規定され、貴重文物と一般文物に区分されています。このうち貴重文物は「文物藏品定级标准」により一~三級に区分され、博物館などで保存されています。これらの遺物は、以下の資料などに収録されています。

  • 中国国家文物鑑定委員会編纂『中国文化財図鑑』(科学出版社東京(ゆまに書房発売) 2014.7- 【K16-L404ほか】)
    『文物藏品定級標準圖例』(文物出版社 2006-)の日本語版。仏像、玉器などについて、一級、二級、三級文物に区分して、解説とカラー図版を収録しています。
  • 马自树主编『中国文物定级图典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(上海辞书出版社 1999.12-2001.12 【K151-C35】)
    一級品、二級品、三級品の3巻からなり、玉器、青銅器などに分けて、カラー図版とともに解説しています。

このほか、出土遺物の種類によっては、たとえば以下のような美術全集の一部として図版が収録されています。

  • 金維諾 總主編『中國美術全集』(黄山書社 2010【K16-C71】)
    「石窟寺雕塑」「金銀器玻璃器」などの巻があります。
  • 中國青銅器全集編輯委員會編『中國青銅器全集』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(文物出版社 1993-1998 【GE75-C325】)
  • 中國陵墓雕塑全集編輯委員會編『中國陵墓雕塑全集』(陝西人民美術出版社 2009-2011 【KB113-C40】)
  • 古方主编『中国传世玉器全集』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(科学出版社 2010.4 【KB16-C55】)

また、各遺跡で発見された考古遺物は、遺跡の「发掘简报」と題した報告論文に図版が掲載されるのが一般的です。それらはCNKI中国学術雑誌全文データベース(CAJ)で検索できます。

 

3. 博物館

中国の博物館の基本情報を記した資料には、以下のものがあります。

  • 国家文物局外部サイトへのリンク(http://www.sach.gov.cn/)
    画面下部の「国内文博单位网站」には、一級行政区別に博物館のサイトへのリンクを収録しています。また、「文博数据库 文博单位名录」外部サイトへのリンクには2012年版の全国の博物館リストがあり、一級行政区別に博物館名、国営・民営の区別、等級、住所を収録しています。
  • 黎先耀 著『中国博物館総覧』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(「中国博物館総覧」刊行委員会 [1990] 【UA31-E87】)
    約400館について、展示内容、主な所蔵品を中心に日本語で解説しています。
  • 中国国家文物局, 中国博物馆协会 编『中国博物馆志』(文物出版社 2011.11- 【UA31-C38】)
    一級行政区別に各館の開館年、住所、面積、沿革、所蔵品数などについて解説しています。

博物館に関する動向を把握できる情報源としては、以下のサイトなどがあります。

  • 中國文物信息网 = China Cultural Heritage Net外部サイトへのリンク(中国文物报社)(http://www.ccrnews.com.cn/)
    「文博研究 博物馆」の項目に博物館関係のニュースを掲載しています。
  • 中国国家博物馆外部サイトへのリンク(http://www.chnmuseum.cn/)
    「资讯」の項目に博物館関係のニュースを掲載しています。
  • 中国博物馆协会 = Chinese Museums Association外部サイトへのリンク(http://www.chinamuseum.org.cn/)
    「各地资讯」の項目に博物館関係のニュースを掲載するほか、「博物馆纵览」では一部の博物館について、開館年、住所、概要などを収録しています。

 

4. 無形文化遺産

中国の無形文化遺産は「非物质文化遗产」と呼ばれ、国家レベルのものについては、以下のサイト・資料に収録されています。

 

5. 統計

  • 国家数据 = National Data外部サイトへのリンク(国家统计局)(http://data.stats.gov.cn/index)
    「文物业基本情况」の項目から、文化財研究機関、同保護管理機関、博物館、古美術商について、機関数、職員数、支出入、資産、所蔵点数、展覧会回数、来館者数などの数値を調べることができます。また、博物館については、一級行政区別に博物館の機関数、職員数、所蔵点数、展覧会回数、来館者数などの数値を収録しています。
  • 文化部计划财务司编著『中国文化文物统计年鉴』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(国家图书馆出版社 2000- 年刊【Z42-AC72】)
    文化財保護管理機関、博物館および文化財系博物館について、一級行政区別に機関数、職員数、所蔵点数、展覧会回数、来館者数などの数値を収録しています。古美術商についても、一級行政区別に機関数、職員数、所蔵点数、資産、営業収益等の数値を収録しています。
  • 国家文物局编『中国文物年鉴』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(科学出版社 2005- 年刊【Z42-AC73】)
    「综述篇」では国家文物局が管轄する各種事業について1年間の実績を記述し、「分述篇」では同局直属機関および各一級行政区別に、世界遺産登録、考古学発掘の成果、博物館建設などの実績を記述しています。巻末に「世界文化遗产地综合情况」などの統計を付しています。

 

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