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大蔵経(一切経)

 仏教経典を集成したものを「大蔵経」または「一切経」と呼びます。大蔵経には、漢訳のほか、パーリ語、チベット語などで書かれたものがあります。このページでは、大蔵経の調べ方についてご紹介します。漢訳の大蔵経を日本語訳したもの(国訳大蔵経)の検索方法については、「大蔵経(一切経)の日本語訳をご参照ください。

 書誌事項末尾の【 】内は当館請求記号です。請求記号がYDMで始まる資料は、マイクロフィッシュでのご利用になります。

 専門室などに開架している資料は、請求記号に続けて以下の略号を付しています。

 人文:東京本館人文総合情報室
 関西:関西館総合閲覧室
 アジア:関西館アジア情報室

目次

1. 漢訳大蔵経
 1-1. 『大正新修大蔵経』
 1-2. 『大正新脩大蔵経』の収録巻を調べる
 1-3. 『大正新脩大蔵経』以外の漢訳大蔵経
2. パーリ語仏典(南伝大蔵経)
 2-1. 日本語訳
 2-2. ローマ字校訂本など
3. チベット(西蔵)大蔵経
4. 大蔵経関連データベース
関連情報

 

1. 漢訳大蔵経

1-1.『大正新修大蔵経』

 サンスクリット原典などから漢文に訳された経典の大部分は、以下の『大正新脩大蔵経』に収録されています。『大正新脩大蔵経』は、大正12(1923)年から昭和9(1934)年にかけて刊行された、全100巻からなる、約3,500部13,520巻の仏典を収めた一大叢書です。経律論の三蔵および中国撰述仏典(1-55巻)、日本撰述仏典(56-84巻)、敦煌写本(85巻)などからなります。ほかに図像部12巻、昭和法宝総目録3巻があります。

 『大正新修大蔵経』については、NDL-OPACでは、分類名(阿含部、密教部など)で検索できますが、個々の経典名では検索できません。国立国会図書館デジタルコレクションでは、個々の経典名で検索できるものもありますが、すべてではありません。

 テキストにあたる1-85巻は、次の普及版も所蔵しています。「阿含部 下」は普及版国立国会図書館の所蔵情報へのリンク【HM13-J4】をご利用ください。

  • 高楠順次郎 編『大正新脩大蔵経』普及版(大正新脩大蔵経刊行会 1988-1992 【HM13-J4, J72~J155】

1-2.『大正新脩大蔵経』の収録巻を調べる

  経典が『大正新脩大蔵経』の第何巻に収録されているか調べるためのツールとして、上記の『昭和法宝総目録』のほか、以下のものがあります。 見出し語の経典名は一般的な略名とは限りません。例えば、「法華経」が「妙法蓮華経」として掲載されている場合があります。

1-3.『大正新修大蔵経』以外の漢訳大蔵経

  • Ÿ   『新纂大日本続蔵経』1-90巻(国書刊行会 1975-1989 【HM13-36】
    「卍続蔵経」とも呼ばれています。
    『大正新脩大蔵経』に未収のものを含みます。この資料に収録されている経典は、NDL-OPACで経典名から検索できます。89巻 国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(人文・関西)は「目録部」、90巻 国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(人文・関西)は「索引部」です。

    初版は、前田慧雲 編『大日本続蔵経:靖国紀念』(蔵経書院 1905-1912 【YDM16549】)
    解説本として、河村孝照『大日本続蔵経解題』1、3〜6(国書刊行会 [1984-] 【HM13-36】)があります

  • 『大蔵経:大日本校訂 [縮刷蔵経]』(弘教書院 1885 【YDM16539】) 
    第1巻 国立国会図書館の所蔵情報へのリンクが目録になっています。一部に『大正新脩大蔵経』未収の内容を含みます。
  • 『大蔵経:大日本校訂 [卍字蔵経]』(図書出版 1902-1905 【YDM16541】) 
    句読点、訓点が付いています。一部に『大正新脩大蔵経』未収の内容を含みます。

 以下の資料は関西館アジア情報室で所蔵しています。

  • 東國大學校 [編]『大蔵経:高麗版』492帙・1341冊(東國大學校 [1967-1969] 【W941-29】アジア) 
    伽耶山海印寺所蔵、高麗高宗23-38(1236-1251)年刻板の新印。
    この資料に収録されている経典は、NDL-OPACで経典名から検索できます。より詳しい内容細目は、次の目録でご確認ください。
  • 李瑄根 編『高麗大蔵経 総目録・索引・解題 日本語版』 国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(同朋舎 1978 【HM2-39】人文)
  • 『国立国会図書館所蔵朝鮮関係資料目録』 国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(国立国会図書館 1984 【GE3-42】人文、アジア
    pp.77-95に目録が掲載されています。

 

2. パーリ語仏典(南伝大蔵経) 

 南方上座部仏教に伝わる経(仏陀が説いた教え)、律(僧侶・教団の戒律)、論(注釈・解説)からなる三蔵をパーリ語で収録した主な資料は、以下のとおりです。

2-1.日本語訳

  • 『南伝大蔵経』65巻全70冊(大正新脩大蔵経刊行会 1970 【HM13-6】) 
    高楠博士功績記念会 訳編『南伝大蔵経』(大蔵出版 昭10至15 【601-40】)(国立国会図書館デジタルコレクション:図書館送信)の複製です。律蔵(Vinaya-pitaka)、経蔵(Sutta-pitaka)、論蔵(Abhidhamma-pitaka)の三蔵と、主要な蔵外(三蔵に編入されていない典籍)が含まれます。重要なパーリ文献のほとんどを和訳しています。
    『南伝大蔵経総目録:パーリ原典対照』 国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(大蔵出版 2004 【HM1-H12】人文、アジア)で収録巻を調べられます。
    ※大蔵出版ウェブサイトで提供されているWEB南伝大蔵経目録 外部サイトへのリンク(PDF File:1.07MB)でも、収録巻を調べられます。

2-2.ローマ字校訂本など

 NDL-OPACで、タイトルや件名にtipitaka(パーリ語で"三蔵"の意味)などと入力して検索するか、イギリスのPali Text Society(パーリ聖典協会)刊行資料を検索してください。

 

3. チベット(西蔵)大蔵経

 サンスクリット原典などからチベット語への翻訳または重訳を収録した主な資料は、以下のとおりです。

 その他のチベット大蔵経は、NDL-OPACの詳細検索 国立国会図書館の所蔵情報へのリンク画面で、タイトル欄に"Tibetan Tripitaka"、"Chibetto Daizokyo"などと入力して検索してください。

 

4. 大蔵経関連データベース

 

関連情報

 大蔵経(一切経)の日本語訳

  • 国立国会図書館
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