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医療・保健統計(総合)

医療・保健統計は国民の健康に関する事象を統計上の数値として明らかにしたもので、種類も多く広範囲にわたっています。ここでは、医療費、医療保険、医療経済及び薬事に関するものを除いて、基本的な統計資料をご紹介します。(【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。資料ごとの所蔵を調べるには、NDL-OPACでタイトルを入力して検索してください)

目次

1.総合
2.死因及び死亡率
3.余命(寿命)
4.疾病及び治療
5.医療従事者数
6.医療施設
7.健康維持・栄養等保健一般
8.公衆衛生・環境衛生
9.医療・保健統計のインターネット情報源

1.総合

  • 「国民衛生の動向」(『厚生の指標』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生統計協会 月刊 【Z6-383】)の臨時増刊)
    昭和25年に『国民衛生の動向』として創刊され、昭和29年から「厚生の指標」の特集号として刊行されるようになり現在に至っています(近年は毎年8月頃刊行)。前半で衛生行政及び動向について図表を多用して解説し、後半に医療・保健統計を広範囲に収録しています。医者数・病床数等については国際統計も掲載されています。「2.死因及び死亡率」以降の項目で取り上げる各項目に係る統計の概要について、その大半は本書で把握することができます。
  • 『厚生統計要覧』(厚生労働省大臣官房統計情報部編 年刊)
    厚生統計全般についてコンパクトに要点を把握できる統計書です。昭和45年版から継続して刊行されています。最新版は厚生労働省ホームページ内厚生統計要覧外部サイトへのリンクのページに掲載されています。
  • 『我が国の保健統計』(厚生労働省 3年に一回刊)
    「医療施設調査」「患者調査」「衛生行政報告例」「地域保健・健康増進事業報告」「医師・歯科医師・薬剤師調査」「病院報告」「受療行動調査」「国民医療費」等の主な統計について、グラフを中心として平易に解説した資料です。厚生労働省ホームページ内我が国の保健統計(業務・加工統計)外部サイトへのリンクに最新版、バックナンバーが掲載されています。
  • 『社会保障統計年報』(国立社会保障・人口問題研究所編 年刊)
    社会保障に関する統計が中心ですが、広く厚生労働行政に係る統計もカバーしています。医療・保健の基本的な統計が掲載されています。国立社会保障・人口問題研究所ホームページ内社会保障統計年報外部サイトへのリンクのページに最新版、バックナンバーが掲載されています。
  • 『世界ヘルスケア・医療統計データ』(エムディーアイ・ジャパン 1-2年に一回刊)
    世界保健機関(WHO)や国際連合(UN)などの国際機関の統計及び各国の統計などから、アメリカ・欧州・アジア諸国(中国・韓国・ASEAN諸国・インド等)について、医療関係者数、主要な死因別死亡率、医療施設数、エイズ患者数などを抽出し掲載した資料です。国によりデータの充実度にばらつきがあります。2015年から「アジア版」「北米・欧州・大洋州版」の2分冊で刊行されています。(目次例: 2013年
  • 『図表でみる世界の保健医療 : OECDインディケータ』(OECD編著 明石書店 隔年刊)
    経済協力開発機構(OECD)加盟国の医療・保健データをまとめた"Health at a glance"を翻訳した資料です。死因別死亡率、医療従事者数、平均在院日数など、関心の高い項目に関する数値がまとまって掲載されています。(目次例: 2011年版

2.死因及び死亡率

  • 『人口動態統計』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊 【Z41-538】)
    明治32年から実施されている基本的な人口統計の一つで、死亡数、死亡率及び死因についてまとめられています。厚生労働省ホームページ内人口動態調査外部サイトへのリンクのページに最新統計、バックナンバーが掲載されています。
    そのほか、『人口動態統計特殊報告』として、定期的(5年に1度)に各都道府県居住者の年齢構成を調整した『都道府県別年齢調整死亡率』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(平成17年版は【DT221-H687】)、産業別の死亡率・死因等が掲載された『人口動態職業・産業別統計』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(平成12年版は【DT221-H241】)が刊行されています。また、『人口動態統計特殊報告』は特定のテーマについて毎年取りまとめられる資料ですが、その一つとして『悪性新生物死亡統計』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(平成12年版は【DT221-G272】)が不定期ではありますが刊行されています。諸外国の死因別死亡者数・死亡率はWHOホームページ内のWHO Mortality Database外部サイトへのリンクのTable1"Number of registered death"の項目をクリックし、国名を選択することで検索することができます。
  • 『世界自殺統計』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(明石書店 2015 【ED43-L37】)
    WHOが主導し、世界各国が参加した世界精神保健(WMH)調査から自殺に関する研究成果をまとめた資料です。

3.余命(寿命)

  • 『生命表』(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊 【Z41-2670】国立国会図書館の所蔵情報へのリンク
    「完全生命表」とも呼ばれます。齢別の平均余命とその年次推移(明治24年から明治31年までを対象とした第1回から掲載されています)、諸外国の平均余命を収録しています。平均余命は人口動態統計と国勢調査を基礎として算出され、5年に1度まとめられます。『簡易生命表』『都道府県別生命表』『市区町村別生命表』とともに、厚生労働省ホームページ内生命表(加工統計)外部サイトへのリンクのページに最新統計、バックナンバーが掲載されています。
  • 『簡易生命表』(厚生労働省大臣官房統計情報部編 年刊)
    各年齢の人が1年以内に死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命などの指標(生命関数)によって表した統計です。毎年刊行されます。
  • 『都道府県別生命表』
  • 『市区町村別生命表』
    都道府県別、市区町村別の死因別死亡率が掲載されています。『生命表』と同年に刊行されます。
  • 『世界人口年鑑』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(原書房 年刊 【Z41-125】)
    諸外国の平均余命が掲載されています。

4.疾病及び治療

  • 『患者調査』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省大臣官房統計情報部 3年1回刊 【Z41-842】)
    全国の医療機関を特定日に受診した人数及び入院している人数を疾患別・医療機関の種別・在院日数等により分類し受療率等を示す統計調査です。厚生労働省ホームページ内患者調査外部サイトへのリンクのページに最新統計、バックナンバーが掲載されています。
  • 『患者数の動向と疫学』(シード・プランニング 不定期刊)
    『患者調査』を参考に、他の統計資料や独自の将来推計患者数、治療成績等のデータを加味したまとめられた統計です。

特定疾患ごとの実態調査には以下のようなものがあります。

  • 『国民生活基礎調査』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省大臣官房統計情報部 3年1回刊 【Z41-5612】)
    「頭痛」「眠れない」「腰痛」など、何らかの症状を抱える人数が性別・年齢別等にまとめられています。傷病者数、症状別通院者数も示されていますが、受診者側からの数値である点に特徴があります。
  • 『受療行動調査』(厚生労働省大臣官房統計情報部 3年一回刊 【Z71-D599】)
    通院及び入院による医療機関の利用者の満足度を調査した資料です。待ち時間、カルテ開示への希望、医師の説明内容・時間、セカンドオピニオン等が記載され、受診者側の意識を知ることができます。厚生労働省ホームページ内受療行動調査外部サイトへのリンクのページに掲載されています。
  • 『社会医療診療行為別調査』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省大臣官房統計情報部編 年刊 【Z41-598】)
    各保険者に提出される診療報酬明細書、調剤報酬明細書(いわゆるレセプト)に基づき、診療行為にかかる費用を、各保険者別、診療行為別、処方された薬剤分類別、傷病分類別にまとめた統計調査です。厚生労働省ホームページ内社会医療診療行為別調査外部サイトへのリンクのページに掲載されています。

5.医療従事者数

  • 『医師・歯科医師・薬剤師調査』(厚生労働省大臣官房統計情報部 隔年刊)
    医師・歯科医師・薬剤師の届出数を従事場所・年齢・居住地等により分類した統計調査です。厚生労働省ホームページ内医師・歯科医師・薬剤師調査外部サイトへのリンクのページに最新統計、バックナンバーが掲載されています。
  • 『衛生行政業務報告』(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊)
    就業している保健師・助産師・看護師・准看護師・歯科技工士・歯科衛生士・針灸師・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師などの医療関係従事者数が掲載されています。平成15年度から平成19年度までは、『保健・衛生行政業務報告』として刊行されました。厚生労働省ホームページ内衛生行政報告例外部サイトへのリンクのページに最新統計、バックナンバーが掲載されています。
  • 『医療施設調査・病院報告』(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊)
    医療施設調査と病院報告が合冊された資料で、病院報告において、毎年、医療施設で雇用されている医療関係従事者数がわかります。診療放射線技師、臨床検査技師、理学療法士等の医療関係職に関するデータも掲載されています。厚生労働省ホームページ内厚生労働統計外部サイトへのリンク一覧にそれぞれ掲載されています。
  • 『看護関係統計資料集』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日本看護協会出版会 年刊 【Z41-4261】)
    看護職員の就業状況及び養成状況を中心に、看護に関する数値データを掲載した資料です。職種別や医療施設別の就業者数や、学校養成所数、入学状況、卒業状況などを掲載しています。

6.医療施設

  • 『医療施設調査・病院報告』(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊)
    医療施設調査は、医療施設の分布、病床数、設備、診療科目数、手術及び検査の種別とその実施状況等に関し、医療施設の種別(病院、一般診療所、歯科、精神科)ごとに分類した統計です。厚生労働省ホームページ内厚生労働統計外部サイトへのリンク一覧にそれぞれ掲載されています。
  • 『病院経営分析調査報告』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(全国公私病院連盟著 年刊)【Z41-369】)
    全国公私病院連盟に加盟する病院等を対象に、病院経営についてのデータをまとめた資料で、経営収支、100床当たり収益、患者1人当たり収益、医師1人当たり患者数・収益等の数値を把握することができます。
  • 『医療経済実態調査(医療機関等調査)報告』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(中央社会保険医療協議会 隔年刊)【Z6-3277】)
    厚生労働省が行っている調査で、医療機関を病院、一般診療所、歯科、保険薬局の4種に分類して、それぞれの経営実態等を把握するためのものです。病院に関しては100床当たりの収支状況等の数値が記載されています。平成5年6月までのタイトルは『医療経済実態調査 (医療機関調査) 報告』です。
  • 『病院年鑑』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(アールアンドディ刊 不定期刊 【Z43-B57】)
    個別の医療機関・医療法人の財務状況について、一部ではありますが、まとめて通覧できる資料です。地域別に巻次が分かれています。このほか、特定の医療機関・医療法人については、ホームページなどで財務状況を公表している場合もあるほか、年次報告などに掲載されている場合もあります。

7.健康維持・栄養等保健一般

  • 『国民健康・栄養調査報告』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省健康局 年刊 【Z41-575】)
    摂取栄養素・食品の量・割合、食事状況、身体状況(身長・体重等)、生活習慣(飲酒、運動習慣等)について記載されています。厚生労働省ホームページ内国民健康・栄養調査外部サイトへのリンクのページに最新版、バックナンバーが掲載されています。
  • 『地域保健・老人保健事業報告 老人保健編』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊【Z41-571】)
    保健所及び市区町村が実施する保健事業についてのデータを掲載した資料で、地域保健編には健康診断、精神保健・母子保健・歯科保健等に係る保健指導・栄養指導・相談等の件数、予防接種対象者数、特定疾患(難病)患者数などが、保健所と市町村に分けて掲載されています。また、老人保健編には機能訓練の利用者数、訪問指導数、基本健康診査・がん検診の受診者数等が掲載されています。精神保健法による措置入院及び保護入院等の数は、『保健・衛生行政業務報告』(5.で紹介)に掲載されています。
  • 『学校保健統計調査報告書』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(文部科学省 年刊 【Z41-730】)
    幼稚園から高等学校までの身体的生育状況を示す統計です。身長、体重などのほか、栄養状態、疾病被患率等も年齢別・地域別に示されています。
  • 『わが国の母子保健』(母子保健事業団 年刊)
    『母子保健の主なる統計』には、母子保健統計、生活状態及び福祉状況についての統計が掲載されています。(目次
    『わが国の母子保健』には、統計及びその解説が掲載されています。(目次例: 2013年
    なお、不妊手術、人工妊娠中絶の詳細なデータについては、平成13年までは『母体保護統計報告』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省大臣官房統計情報部 年刊 【Z41-1293】)に、平成14年以降は『保健・衛生行政業務報告』に掲載されています。また、乳児死亡、死産、周産期死亡等に関しては、『人口動態統計』に掲載されています。

8.公衆衛生・環境衛生

  • 国立感染症研究所外部サイトへのリンク
    「感染症発生動向調査 週報(IDWR)」「感染症流行予測調査」などが掲載されています。


特定感染症に関する統計には、以下のようなものがあります。

  • 『食中毒統計』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省医薬食品局食品安全部 年刊 【Z41-735】)
    明治11年から行われている食中毒に関する統計で、原因物質・食品・施設ごとに分類された発症者・患者数が記載されており、月次の数値も掲載されています。厚生労働省ホームページ内食中毒統計調査外部サイトへのリンクのページに最新統計、バックナンバーが掲載されています。
  • 『保健・衛生行政業務報告』(5.で紹介。再掲)
    俗に環衛六法といわれる旅館業法、興行場法、公衆浴場法、理容師法、美容師法、クリーニング業法により、また食品衛生法の対象となる飲食店・食料品関係業の地域別店舗数、従事者数などの統計が掲載されています。また、埋葬・墓地数についてもまとめられています。店舗数だけでなく経営実態等を把握するためには、施設の広さ、出店地域、営業時間、料金等を調査した『理容統計年報』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(全国理容生活衛生同業組合連合会刊 年刊 【Z41-24】)、『生活衛生関係営業経営実態調査報告』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(厚生労働省生活衛生課編)(例:平成17年度にクリーニング業【DH475-H653】など)もあります。

9.医療・保健統計のインターネット情報源

上記で個別に紹介したほか、各項目に該当する統計の多くは、厚生労働省の 厚生労働省統計表データベース外部サイトへのリンクから検索することができます。また、データベースに収載されていない新しい統計は厚生労働省ホームページ内の「最近公表の統計資料」外部サイトへのリンクから閲覧可能です。
また、諸外国の死亡率、乳児死亡率、医療従事者数等の基本的統計はWHOホームページ内の「World Health Statistics 2007」外部サイトへのリンクよりExcelファイルで入手できます。同ホームページ内のGlobal Health Atlas外部サイトへのリンクでは、同じデータを検索することもできます。

医療・保健統計に関連するレファレンス事例としてレファレンス協同データベースに、次のようなものがあります。

マラリアの発症率および死亡率
日本の自殺者についての長期的なデータ
発展途上国の乳児及び妊産婦の死亡率

関連する「調べ方案内」へのリンク

  • 国立国会図書館
  • NDL-OPAC 国立国会図書館蔵書検索・申込システム
  • 国立国会図書館サーチ
  • 国立国会図書館デジタルコレクション
  • ひなぎく
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