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日本各地の過去の気象データを調べる


【目次】:

1. 日毎の気象データ:インターネット
2. 日毎の気象データ:雑誌:『気象庁月報』、『中央気象台月報』
3.極値
4. 気象統計:インターネット
5. 気象統計(月別・半旬別):全国気象表(『気象庁年報』)
6. 気象統計(平年値):『日本気候表』
7. レファレンス協同データベース関連事例へのリンク集
8. 関連コンテンツ


【本文】:


★ 1. 日毎の気象データ:インターネット

近年地球環境問題とも関連して気候変動が注目されています。気象庁では、各都道府県の気象官署で実施されている地上気象観測と地域気象観測システムによる毎日の観測の成果を、『気象庁月報』(前誌名『中央気象台月報』)に発表していました。最終1998年1月号の収録項目は以下のとおりです(時代によって収録項目が異なります)。

気圧(現地・海面)、気温(平均・最高・最低)、蒸気圧、相対湿度(平均・最小)、風速(平均・最大とその風向・最大瞬間とその風向)、雲量、日照時間、全天日射量、降水量(合計・最大1時間・最大10分間)、降雪深さ合計、最深積雪・天気概況(0600-1800・1800-0600)

現在、これらのデータは気象庁ホームページ内の「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクに引き継がれ、『気象庁月報』は1998年をもって廃刊になっています。各都道府県内の観測地点については、上記ホームページをご参照ください。遡及時点は観測地点やデータ項目によって異なります。

【検索例】:1964年10月10日(東京オリンピック開会式当日)の東京の気象データを調べる−(特定地点の日毎の気象データを調べる)

1) 「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクで「都府県支庁を選択」をクリックします。

2) 都府県支庁の選択から「東京」をクリックします。

3) 東京都全地点から「東京」をクリックします。

4) 年月日の選択で「1964年」と「10月」をクリックし、さらに「1964年10月の日ごとの値を表示」をクリックします。

1964年10月10日の東京の気象データ

気圧(現地):1019.8hPa
降水量:0.0mm
平均気温:15.9度
最高気温:20.9度
最低気温:12.2度
平均湿度:55%
最小湿度:34%
平均風速:4.3m/s
最大風速:6.7m/s 風向:北
日照時間:9.7h


★ 2. 日毎の気象データ:雑誌:『気象庁月報』、『中央気象台月報』(【 】内は当館請求記号)

・『気象庁月報 全国気象表』 【Z15-111外部サイトへのリンク
当館所蔵の範囲:1956(昭和31)年5月-1998(平成10年)1月

・『中央気象台月報』 【Z15-111外部サイトへのリンク
当館所蔵の範囲:1941(昭和16年)7月-1956(昭和31年)4月

【検索例】:1945年8月6日(原爆投下当日)の広島市の気温は?

1) 『中央気象台月報』昭和20年8月号の広島の項(p.176)で、「Air Temperature」を調べます。

2) 平均:27.4度、最高:31.5度、最低:23.4度

・『中央氣象臺月報』 【14.6ニー24】
当館所蔵の範囲:1913(大正2年)1月-1940(昭和15年)4月

【検索例】:1936年2月26日(二・二六事件当日)の東京の主要気象データは?

1) 『中央氣象臺月報』昭和11年2月号の東京の項(p.33)を調べます。

2) 平均気圧:760.0mm、平均気温:2.5度、平均湿度:67%、風の方向と速度:6h(NNW, 2.8m/s), 14h(N, 4.5m/s), 22h(WNW, 3.0m/s)、平均雲量:6.7、日照時間:7.4時間、降水量:0.1mm、記事:雨、雪、積雪の記号あり。

・『中央気象台月報』 【YDM56715外部サイトへのリンク
当館所蔵の範囲:1892(明治25年)1月-1911(明治45年)12月

【検索例】:1905年5月27日(日本海海戦当日)の厳原の気象データは?

1) 『中央気象台月報』明治38年5月号の厳原の項(p.164-165)を調べます。

2) 平均気圧:753.3mm、平均気温:19.5度、平均湿度:47%、風の方向と速度:2h(WSW, 1.0m/s), 6h(SW, 10.5m/s), 10h(WSW, 11.5m/s), 14h(WSW, 13.0m/s), 18h(WSW, 11.8m/s), 22h(WSW, 9.9m/s)、平均雲量:0.2、降水量:-、記事:暴風の記号あり。当日の厳原は晴天、西南西の風が強く、戦場海域と同様、「本日天気晴朗ナレドモ浪高シ」という気象だったと推定されます。

気象庁図書館外部サイトへのリンクに問い合わせたところ、同誌の書誌的来歴は以下のとおりとのことです。

・『東京気象台及各地測候所気象報告』1883(明治16)年-1886(明治19)年

・『中央気象台及各地測候所気象報告』1887(明治20)年-1891(明治24)年

・『中央気象台月報』1892(明治25)年-1956(昭和31)年

Webcat外部サイトへのリンクに1898年以前の上記資料を所蔵している図書館は見当たらないので、これらを所蔵しているのは気象庁図書館外部サイトへのリンクのみのようです。


★ 3. 極値

全国の極値は「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」−「歴代全国ランキング」外部サイトへのリンクに、「最高気温の高い方から」、「最低気温の低い方から」、「最高気温の低い方から」、「最低気温の高い方から」、「最大10分間降水量」、「最大1時間降水量」、「日降水量」、「最大風速」、「最大瞬間風速」の上位20位までのランキングがあり、上記項目についての当月のランキングもあります。特定地点の極値については、地点を選択して、「地点ごとの観測史上1〜10位の値」をクリックしてください。特定地点の月別の極値も調べることができます。

【検索例】:水戸市の過去の最高気温とその年月日は?

1) 「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクで「都府県支庁を選択」をクリックします。

2) 都府県支庁の選択から「茨城」をクリックします。

3) 茨城県全地点から「水戸」をクリックします。

4) 「地点ごとの観測史上1〜10位の値」をクリックします。

「日最高気温の高い方から」の1位は1997年7月5日の摂氏38.4度です。


★ 4. 気象統計:インターネット

「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンク(気象庁)

【検索例】:東京の1900年と2000年の平均気温を比較する

1) 「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクで「都府県支庁を選択」をクリックします。

2) 「都府県支庁の選択」から「東京」をクリックします。

3) 「地点の選択」から「東京」をクリックします。

4) 「年ごとの値を表示」をクリックします。

5) 1900年の平均気温は13.6度、2000年の平均気温は16.9度です。100年間で3.3度上昇していることが分かります。 


★ 5. 気象統計(月別・半旬別):全国気象表(『気象庁年報』)

“全国の気象官署において観測された地上気象観測の成果のうち、おもな気象要素の月別、半旬別、時別等の統計値、ならびに特定の気象官署で実施している日射観測および放射観測についての統計値を示す”ものです。すなわち、日毎のデータではなく、月別、半旬(5日単位)別の統計値です。

収録項目:

第1表 月別値
第2表 半旬別値
第3表 時別月平均値
第4表 時別・月別雲量区分日数と降水日数
第5表 霜と雪の初日・終日・初終間日数
第6表 24時間降水量の月最大値
第7表 降水・無降水の最大継続期間
第8表 日射・放射

当館所蔵の『気象庁年報』、『中央気象台年報』は以下のとおりです。なお、1887-1982年分については『日本気象総覧』【ME213-34外部サイトへのリンク】があり、1983年以降の『気象庁年報』と接続します。

『気象庁年報 平成7年- 』 【YH31-96外部サイトへのリンク】 電子資料(CD-ROM)

『気象庁年報 : 全国気象表 1985(昭和60)年-1996(平成8)年』 【Z43-1773外部サイトへのリンク】 雑誌

『気象庁年報 : 全国気象表 1971(昭和46)年-1984(昭和59)年』 【ME213-11外部サイトへのリンク】 図書

『気象庁年報 : 全国気象表 1957(昭和32)年-1970(昭和45)年』 【451.29-Ki276k外部サイトへのリンク】 図書 

『中央気象台年報 1950(昭和25)年-1956(昭和31)年』 【451.29-Ki276k外部サイトへのリンク】 図書

『中央気象台年報 1924(大正13)年-1940(昭和15)年』 【14.6ニ-1】 図書

『中央気象台年報 1911(明治44)年-1923(大正12)年』 【YD5-H-14.6ニ-1】 マイクロフィッシュ

『中央気象台年報 1891(明治24)年-1910(明治43)年』 【YDM56716外部サイトへのリンク】 マイクロフィッシュ

<注意>:
どの時点まで遡って気象統計を調べられるかは、観測地点やデータ項目によって異なります。東京の場合、年別の統計値、月別の統計値については、気象庁ホームページの「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクで1876(明治9)年まで遡れます。従って、月別・年別の統計値については、まず最初に気象庁ホームページの「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクを調べるとよいでしょう。

例:東京の1876年1月の気象データ
海面平均気圧:1020.1hPa
合計降水量:114.8mm
平均気温:1.6度
平均湿度:78%

例:東京の1876年の気象データ
平均海面気圧:1014.7hPa
合計降水量:1756.4mm
平均気温:13.6度
平均湿度:78% 


★ 6. 気象統計(平年値):『日本気候表』

気象統計における「平年値」は、“西暦年の1位が1の年から数えて連続する30年間の平均値”を意味します。従って、現在(2001年-2010年)の平年値は1971年-2000年の30年間の平均値ということになります。
平年値の改訂について−2001年1月から「平年値」が新しくなります−外部サイトへのリンク(気象庁)

現在の平年値(1971年-2000年の30年間の平均値)は、気象庁ホームページの「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクで調べることができます。過去の平年値については以下をご参照ください。

平年値を示す『日本気候表』は10年毎に刊行されています。

『日本気候表 全国の平年値一覧 1971-2000年』 【ME213-G10外部サイトへのリンク
上記に記載された全国の気象台や測候所における1971〜2000年の地上気象観測値をもとに作成した平年値、すなわち各観測地点の30年間の平均値を月別、3ヵ月別、年別に分けて収録したもの。

『日本気候表 1961〜1990年 その1』 【ME213-E12外部サイトへのリンク
月別平年値(1961〜1990年)・極値(統計開始〜1990年)

『日本気候表 1961〜1990年 その2』 【ME213-E12外部サイトへのリンク
旬別平年値・半旬別平滑平年値・日別平滑平年値

『日本気候表 その1』 【ME213-31外部サイトへのリンク
月別平年値 気圧・気温・湿度・降水量・日照時間(1951〜1980)

『日本気候表 その2』 【ME213-31外部サイトへのリンク
地点別月別平年値 1951〜1980

『日本気候表 その3』 【ME213-31外部サイトへのリンク
おもな気象要素についての極値と順位 観測開始から1980年まで

『日本気候表 その4』 【ME213-31外部サイトへのリンク
半旬別・旬別平年値・解説用階級区分値 1951〜1980

『日本気候表 その5』 【ME213-31外部サイトへのリンク
日・半旬別平滑平年値・半旬別気温解説用階級区分値 1951〜1980

『日本気候表 1941−1970 その1』 【ME213-9外部サイトへのリンク
月別平年値 −気圧・気温・湿度・降水量・日照時間−

『日本気候表 1941−1970 その2』 【ME213-9外部サイトへのリンク
地点別月別平年値

『日本気候表 1941−1970 その3』 【ME213-9外部サイトへのリンク
おもな気象要素についての極値と順位(観測開始から1970年まで)

『日本気候表 1941−1970 その4』 【ME213-9外部サイトへのリンク
半旬別平年値

『日本気候表 第1』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
月別平年値 気圧,気温,湿度降水量,日照 1931−1960

『日本気候表 第2』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
地点別月別平年値 1931−1960

『日本気候表 第3』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
旬別平滑平年値 1931−1960

『日本気候表 第4』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
半旬別平滑平年値 1931−1960

『日本気候表 第5』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
月日別平滑平年値 気圧,気温,蒸気圧,湿度,風速,雲量,日照,降水量 1931−1960

『日本気候表 第6』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
最近30年間の極値および順位 1931−1960

『日本気候表 第7』 【451.29-Ki276n2外部サイトへのリンク
観測開始以来の極値および順位

なお、戦前にも『日本気候表』、『本邦気候表』という文字列を含む書名の資料があります。(過去30年平均ではありません。)

【検索例】:1961-1990年の30年間の平年値で、東京の最も雲量の少ない(最も晴れている)半旬はいつか?−(特定地点の平年の気象データを調べる)

1) 『日本気候表 1961〜1990年 その2』(旬別平年値・半旬別平滑平年値・日別平滑平年値)の「半旬別平滑平年値」 の東京の項(p.234)で、半旬別の雲量を調べます。

2) 最少は1月第3半旬(1月11-15日)と1月第4半旬(1月16-20日)の3.9でした。ちなみに1日(3時・9時・15時・21時)の平均雲量1.4以下が快晴、同1.5以上、8.4以下が晴です。なお、最も雲量の多い半旬は6月第6半旬(6月26-30日)と7月第1半旬(7月1-5日)の8.7でした。

【検索例】:東京の年間平均気温の平年値を1971年-2000年分と1931年-1960年分で比較する

1) 「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクで「都府県支庁を選択」をクリックします。

2) 「都府県支庁の選択」から「東京」をクリックします。

3) 「地点の選択」から「東京」をクリックします。

4) 「年・月ごとの平年値を表示」をクリックすると、1971-2000年分の気温の平均値は15.9度であることがわかります。

5) 『日本気候表 第1 月別平年値 気圧,気温,湿度降水量,日照 1931−1960』の第2表「月別平均気温」で東京の項(p.12-13)の全年は14.7度

40年間に東京の年間平均気温の平年値が1.2度上昇したことがわかります。
「気象統計情報」−「過去の気象データ検索」外部サイトへのリンクには1876年以降の東京の年間平均気温データがありますので、表計算ソフトにダウンロードすれば過去の平年値を容易に算出できます。1881年-1910年の年間平均気温の平年値は13.7度であり、90年間で東京の年間平均気温の平年値が2.2度上昇したことになります。


★ 7. レファレンス協同データベース関連事例へのリンク集

1968年〜1969年の東京地方(東京管区気象台)の毎日の天気と日別平均気温を知りたい外部サイトへのリンク

東京の今日(平成17年11月3日)の午前5時と8時の気温を知りたい。また、10年前(平成7年)、20年前(昭和60年)の同じく11月3日の午前5時と8時の気温を知りたい。外部サイトへのリンク

1998年8月の岡山の毎日の気温を調べたいが、何を見れば良いのか。外部サイトへのリンク

辻堂海岸の過去の気象条件(気温、日照時間)等を知りたい。外部サイトへのリンク

過去30年間の関東主要都市における、各年の8月の平均最高気温を知りたい。外部サイトへのリンク

最近の真夏日の状況を知りたい。外部サイトへのリンク

沖縄の過去10年間の気象データを調べたい。外部サイトへのリンク

水戸で一番暑かった日はいつでしょうか外部サイトへのリンク

福岡県の気温の平年値(日)がほしい。外部サイトへのリンク


★ 8. 関連コンテンツ

日本の過去の天気図・天気を調べる

・世界各地の日毎気象データを調べることのできるツール:NNDC Climate Data Online(Global Summary of the Day)外部サイトへのリンク

・世界各地の月別気象統計データを調べることのできるツール:Weatherbase外部サイトへのリンク

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