ここでは、睡眠時無呼吸症候群の症状・治療・予防法について調べるための資料(ガイドライン、概説書、ハンドブックなど)や医中誌Webなどの文献データベースで関連する雑誌記事や論文を探す方法をご紹介します。【 】内は当館請求記号です。所蔵館(東京本館/関西館)は、“《⇒NDLの所蔵》”をクリックし、「書誌詳細表示」画面の「所蔵詳細/申込み」ボタンを押して、ご確認ください。
【目次】
1. 睡眠時無呼吸症候群とは
2. 睡眠時無呼吸症候群に関する参考図書
3. 睡眠時無呼吸症候群に関する雑誌記事・論文の探し方
4. 睡眠時無呼吸症候群に関するインターネット情報源
1. 睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは
一晩7時間の睡眠中に呼吸気流が10秒間以上停止する状態(無呼吸)が30回以上認められ、この無呼吸がノンレム睡眠時にも出現する、または睡眠1時間中に無呼吸あるいは低呼吸数が5回以上起こる症状を指すと定義されています。とくに中高年の男性や肥満の人に多い病気です。
参照
『医学書院医学大辞典』(医学書院 2003 【SC2-H17】) p.1319
『病気と症状がわかる事典:ホームドクターbook』(日本文芸社 2006 【Y75-H4191】) p.260
2003年2月26日に山陽新幹線で居眠り運転による列車緊急停止事故を起こした運転士がSASであったことから知られるようになりました。国土交通省でも「睡眠時無呼吸症候群(SAS)問題への対応について
2. 睡眠時無呼吸症候群に関する参考図書
NDL-OPAC
以上の方法で検索した結果の中から、数点の図書をご紹介します。【 】内は当館請求記号です。所蔵館(東京本館/関西館)については、“《⇒NDLの所蔵》”をクリックし、「書誌詳細表示」画面の「所蔵詳細/申込み」ボタンをクリックしてご確認ください。
●『成人の睡眠時無呼吸症候群診断と治療のためのガイドライン』(睡眠呼吸障害研究会編 メディカルレビュー社 2005 【SC327-H165】)
睡眠時無呼吸症候群のうち、我が国でも患者数が200万人に上るといわれる成人の閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)に的を絞った資料です。OSASは睡眠中に繰り返し起こる呼吸停止と日中過眠(EDS)などの症状を伴うのが特徴で、睡眠障害のうちで最も注目される疾患の1つです。
本書はOSASについて、「疫学」、「病態」、「症候」、「合併症」、「診断」、「その他の検査」、「治療」の7章構成で解説しています。各章とも数ページに解説をまとめており、参考文献一覧が章ごとに付されているため、より詳しく調べたい場合でも最初のガイドとして利用できる資料です。
●『睡眠時無呼吸症候群update.2006』(井上雄一,山城義広編著 日本評論社 2006 【SC327-H232】)
『成人の睡眠時無呼吸症候群診断と治療のためのガイドライン』の細部を補足し、問題事例に遭遇した際の検討資料、研究課題についての考察の材料を提供できることを目指したもので、やや専門的な内容となっています。「睡眠時無呼吸障害の疫学と社会的インパクト」、「睡眠時無呼吸障害の病態」などの全14章から成り、いずれの章も臨床・研究の第一線にいる専門家が執筆しています。目次については、Webcat Plusの
睡眠時呼吸障害Update2006
●『睡眠時無呼吸症候群(別冊・医学のあゆみ)』(石井芳樹編 医歯薬出版 2006 【SC327-H233】)
睡眠時無呼吸症候群について、概念、疫学、病態、診断、治療、予後の6つの側面から解説した資料です。各章とも専門家による執筆で、各科からの最新の診断法、治療法などを1冊に集めた形となっており、SASを多角的な見地から診療できることを目的としています。目次については、医歯薬出版社ホームページ
●『いびき睡眠時無呼吸症を治す:放っておくと恐ろしいことになる』(來生哲監修 旬報社 2005 【Y75-H3335】)
ある男性が検査を受けてから治療するまでの過程を物語風に紹介する形で、睡眠時無呼吸症候群について解説した資料です。検査に要する費用が1万5000円程度であることや睡眠時にマスクを装着する治療法であるCPAP療法が対症療法に過ぎないことなど、診断や治療の具体的な情報を含むのが特徴です。
●『「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)のすべて:21世紀の国民病』(赤柴恒人著 同友館 2005 【SC327-H166】)
睡眠時無呼吸症候群の特徴、診断や治療方法などを個別症例を紹介しつつ、幅広く解説した資料です。検査や治療時の様子を撮影した写真、レントゲンやCTの画像、睡眠時無呼吸症候群発症の様子を示した図などを豊富に掲載しているのが特徴です。
●『睡眠時無呼吸症候群がわかる本』(成井浩司著 法研 2005 【SC327-H150】)
睡眠時無呼吸症候群について正しい知識を身に付けることを目的とした資料です。睡眠時無呼吸症候群の実態や、肥満、高血圧、糖尿病などの合併症、検査と診断、治療方法の種類などを解説しています。患者側の観点から知っておくべき情報を集めているため、分かりやすい内容となっています。
3. 睡眠時無呼吸症候群に関する雑誌記事・論文の探し方
●雑誌記事索引
NDL-OPAC
雑誌記事索引に収録されている文献は原則として国立国会図書館所蔵の和雑誌です。登録利用者であれば検索結果から直接複写申込みができます。それ以外の方は当館ホームページの「複写サービス」>「お近くの図書館から申し込む」をご参照ください。
●医中誌Web
東京本館、関西館総合閲覧室に来館可能な方は、医学中央雑誌刊行会が作成する医学文献二次情報データベース医中誌Webが利用できます。
医中誌に含まれる統制語の中に「睡眠時無呼吸症候群」があります。検索するには、ログインして「ADVANCED」タブを選択するか、「ADVANCED MODE」ボタンを押します。年代の検索範囲については、右上の検索対象年の右横の「変更」をクリックして適宜設定してください。新規検索の下にある検索ボックスに「睡眠時無呼吸症候群」と入力し、「検索」ボタンを押すと、統制語(下位語を含む)で検索し、さらに論題、抄録中に「睡眠時無呼吸症候群」を含むレコードも併せて検索します。
検索対象年を2004〜2009に設定してこの検索を行なうと5,511件の文献がヒットします(2009年1月22日現在)。文献を絞り込みたい場合は、キーワードを追加したり、絞込み検索で文献の属性などを指定してください。医中誌Webの詳しい検索方法については、テーマ別調べ方案内の「医中誌Web(館内でのみ利用できます)」をご参照ください。
●PubMed
米国国立医学図書館(U. S. National Library of Medicine)が提供する、医学文献二次情報データベースMEDLINEを中核とする無料医学情報サービスです。PubMedでは、MeSHという件名システムを用いています。この件名システムにおいて、睡眠時無呼吸症候群に相当する件名は“Sleep Apnea Syndromes”です。検索ボックスに“"Sleep Apnea Syndromes"[Mesh]”と入力し、「Go」ボタンを押すと件名検索を行うことができます。この検索を行うと、157,447件の文献がヒットします(2009年1月22日現在)。検索結果を絞り込みたい場合は検索語を付加するか、左上のLimitsタブをクリックして絞り込む条件を設定してください。“Links to free full text”にチェックを入れると、無料で全文アクセス可能な文献にのみ検索対象を絞り込むことができます。
PubMedの詳しい検索方法や検索結果から原文献を入手する方法については、「PubMedの検索と原文献入手法」をご覧下さい。
上記のデータベースで検索した結果の中から、日本語の記事を数点ご紹介します。タイトルの後ろに“《⇒記事情報》”とあるものは、NDL-OPACの「雑誌記事索引」に収録されており、クリックすると書誌事項を確認できるほか、登録利用者であれば、そのまま郵送複写を申し込むことも可能です。
●「【睡眠障害の診断と治療】 睡眠時無呼吸症候群の診断と治療」 《⇒記事情報》
Author:塩見利明(愛知医科大学 医学部睡眠科), 篠邉龍二郎
Source:日本医師会雑誌(0021-4493)137巻7号 Page1437-1442(2008.10) 【Z19-211】
睡眠時無呼吸症候群の診断と治療について、「睡眠呼吸障害の診断・治療・医療連携ガイドライン」を中心に紹介しています。睡眠呼吸障害の病態は非常に複雑であるため、内科、耳鼻咽喉科、歯科・口腔外科など、多くの科の医師が連携する必要があることなどを指摘しています。また、CRAP療法の治療効果やCRAP治療に続く治療法として何が最適であるかなどが紹介されています。
●「【睡眠障害 update】 睡眠時無呼吸症候群」
Author:中村真樹(神経研究所附属睡眠学センター), 井上雄一
Source:心療内科(1342-9892)12巻5号 Page361-368(2008.09) 【Z19-B869】
睡眠時無呼吸症候群の症状・診断・治療についてまとめています。診断時に使用する質問票やチャート式の診断アルゴリズムなどを掲載しています。治療については減量指導や口腔内装置、外科的治療などの療法別に紹介しています。
●「生活習慣病のための検査 検査をどうみるか 睡眠時無呼吸症候群」 《⇒記事情報》
Author:篠邉龍二郎(愛知医科大学附属病院 睡眠科・睡眠医療センター), 塩見利明
Source:Life Style Medicine(1881-5421)2巻4号 Page357-361(2008.10) 【Z74-F252】
睡眠時無呼吸症候群と生活習慣病との関わりについて述べています。メタボリックシンドローム、心血管病、肥満、高血圧、糖尿病と睡眠時無呼吸症候群が互いにどのように影響を与えあっているかを解説しています。
4. 睡眠時無呼吸症候群に関するインターネット情報源
●睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)
社団法人日本呼吸器学会ホームページ
●睡眠時無呼吸症候群ホームページ
日本医科大学呼吸器内科
●いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)
睡眠時無呼吸症候群の症状の紹介、どのようないびきが危ないか、などが解説されています。セルフチェックができるチャートがあるほか、全国の診療施設紹介なども掲載されています。








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