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化学物質の発がん性について調べる

化学物質の発がん性について調べるための資料・情報源を紹介します。【 】内は当館請求記号です。


1. 発がん物質のリスト

『化学物質の発がん性評価とその分類基準 : 発がん性評価物質一覧』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(第7版 日本化学物質安全・情報センター 2007.2 【YU7-H4683】)
IARC(国際がん研究機関:International Agency for Research on Cancer)、(社)日本産業衛生学会、ACGIH(米国産業衛生専門家会議:American Conference of Governmental Industrial Hygienists)、EPA(米国環境保護庁:U.S. Environmental Protection Agency)、NTP(米国国家毒性プログラム:National Toxicology Program)、EUにおいて行われている発がん性因子(化学物質、環境ばく露)の評価や分類を紹介するものです。「I.各機関の発がん性分類基準」、「II.発がん性評価因子一覧表」、「III.参考資料:機関別発がん性評価因子リスト」の三部構成となっており、「II.発がん性〜」が化学物質等について上記機関がそれぞれ発がん性を評価したリスト(英名アルファベット順)となっています。評価基準については「I.各機関の〜」をご覧ください。巻末には化学物質のCAS番号索引があります。

『発ガン物質のはなし』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(酒井弥著 技報堂出版 2001.9 【SC464-G35】)
動物実験で必ずがんを生ずると証明された化学物質に限定して記載されています。「5 発ガン物質」が発がん性のある化学物質等のリストとなっており、「5-1 N-ニトロソ化合物」、「5-2 アゾ色素」などの種類に分けて122の物質がリストアップされ、名称、構造式、性質や精製法などが記載されています。巻末には化学物質の名称索引(五十音順)があります。

『発がん物質事典』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(泉邦彦著 合同出版 1992.2 【SC464-E24】)
「I. 用語・事項編」と「II. 物質編」の二部構成となっており、「II. 物質編」が個々の発がん物質のリストです。物質編では、食品添加物・農薬・プラスチックなど化学商品のおもな種別と、大気・水環境の汚染物質、天然物質の各ジャンルごとに分けられた発がん物質117種について用途、毒性などが記載されています。巻末には事項索引と発がん物質索引(どちらも五十音順)があります。


2. 化学物質のリスト及び検索システム(発がん性についての項目あり)

『Registry of toxic effects of chemical substances』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(U.S. Dept. of Health and Human Services, Public Health Service, Center for Disease Control, National Institute for Occupational Safety and Health 【SD74-8】)
本書は、米国の労働安全衛生法(Occupational Safety and Health Act)に基づき、米国保健福祉省(HHS:Department of Health and Human Services)の疾病管理・予防センター(CDC:Centers for Disease Control & Prevention)に所属する国立職業安全衛生研究所(NIOSH:The National Institute for Occupational Safety and Health)が編纂した化学物質の毒性データ集です。以下の項目で発がん性について確認することができます。

・TXDS(Toxic Dose:有害濃度):
ばく露経路、被験動物種、投与のタイプ、体重当たりの物質量または空気の容積単位当たりの濃度、該当すればばく露期間、報告されている作用の種類、引用文献に関するデータが記載されています。

・REVIEW:CARCINOGENIC DETERMINATION(がんレビュー):
IARCによって発がん性が検討された物質について、データの対象(ヒトに関するものか動物に関するものか)とその評価(陽性・発がん性が疑われる・不明・陰性・データなし)が記載されています。引用元であるIARCモノグラフの巻号も記載されています。

冊子体での刊行は1985-86年版で終了しており、当館では1980年版を冊子体(【SD74-8】)にて、1985-86年版をマイクロフィッシュ形態(【YCA-HE20.7112/5:985-86*】)にて所蔵しています。

化学物質総合情報提供システム外部サイトへのリンク
CAS番号や名称等で化学物質を検索できます。日本産業衛生学会、ACGIHやEPA等の各機関の評価内容が掲載されています。

PRTRインフォメーション広場>関連資料集>対象化学物質情報>発がん性外部サイトへのリンク(環境省)
環境省のPRTRインフォメーション広場外部サイトへのリンクのページに掲載されている資料です。PRTR(Pollutant Release and Transfer Register:化学物質排出移動量届出制度)とは、「有害性のある様々な化学物質が、どのような発生源から、どれくらい環境中に排出されたか、あるいは廃棄物に含まれて事業所の外に運び出されたかというデータを把握し、集計し、公表する仕組み」(出典:PRTRインフォメーション広場>PRTRとは外部サイトへのリンク)です。上記のページには、PRTR対象の化学物質について、発がん性がある物質のリストが掲載されており、IARC、日本産業衛生学会等各機関の評価を閲覧することができます。

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