【目次】
1. 白血病とは
2. 白血病に関する参考図書
3. 白血病に関する雑誌記事・論文の探し方
4. 白血病に関するインターネット情報源
5.「テーマ別調べ方案内」関連コンテンツへのリンク
1. 白血病とは
白血病は血液のがんとも呼ばれます。血液の成分である血球を作る造血幹細胞が骨髄の中でがん化し、赤血球や血小板の減少など、血液の異常を起こす病気です。白血病に罹患すると、感染症にかかって発熱したり、貧血によって倦怠感やめまいを感じるなどの症状が表れます。病状が進行すると、白血病細胞が増加して正常な血球が減少し、無治療のまま放置すると、急性白血病の場合は2〜3ヶ月で死に至ると言われています(下記『悪性リンパ腫・白血病』pp.88-90参照)。平成17年患者調査の「総患者数,性・年齢階級×傷病小分類別
治療は化学療法が中心ですが、強力な抗がん剤を使用するため、副作用が生じるケースもあります。化学療法により効果がみられない場合は、造血幹細胞移植による治療が検討されますが、ドナーが見つからず、治療を受けられないことがあります(下記『白血病.改訂版(インフォームドコンセントのための図説シリーズ』pp.12-35参照)。今後、副作用が少ない薬物の開発やドナー登録者数の増加などが期待されます。
2. 白血病に関する参考図書
NDL-OPAC
以上の方法で検索した結果の中から、数点の参考図書をご紹介します。【 】内は当館請求記号です。所蔵館(東京本館/関西館)については、“《⇒NDLの所蔵》”をクリックし、「書誌詳細表示」画面の「所蔵詳細/申込み」ボタンをクリックして、ご確認ください
●『白血病.改訂版(インフォームドコンセントのための図説シリーズ)』(正岡徹編 医薬ジャーナル社 2007.10 【SC461-H306】
医師がインフォームドコンセントの際に患者への説明の補助に使う資料として、あるいは患者やその家族が白血病への理解を深めるのに役立つことを目指して編集されています。白血病の種類とその特徴、治療薬と副作用、日常生活における看護と患者側の注意点などが分かりやすく解説されています。
●『よくわかる白血病のすべて』(大野竜三編 大阪 永井書店 2005.11 【SC461-H203】
白血病の種類とそれぞれの病態および薬物・移植などの各種療法を詳細に解説しています。臨床医が医療現場で使用できるだけでなく、専門知識がない患者層でも病気を知るために利用できる資料を目指して編集されています。そのため、本文中の難解な医学用語には「MEMO」で注釈が入れられており、図表も多く含んだ内容となっています。出版社ホームページ内の『よくわかる白血病のすべて
●『血液のガン:悪性リンパ腫と白血病』(飛内賢正監修 講談社 2005.12 【SC461-H182】
血液のガンである悪性リンパ腫と白血病を分かりやすく解説した資料です。全体的にイラストを多用しているのが特徴です。冒頭で血液のガンがどのようなものかを総合的に解説し、pp.49-66の「白血病はどう治す?」では、白血病の病態や検査方法、インターフェロンなどの治療方法を解説しています。また、pp.67-84の「自分でできること、すべきこと」では、患者が日常生活で気をつけるべきポイントを、pp.85-98の「知っておきたい話題の治療法」では、抗体療法や造血幹細胞移植など、最新の治療方法を紹介しています。
●『悪性リンパ腫・白血病』(飛内賢正編 メヂカルフレンド社 2007.11 【SC841-J36】
血液がんの看護を行う上で必要となる疾患や治療に関する基本的な知識をまとめた資料です。pp.83-144の「白血病患者の看護」で、白血病の実態、病態と予後、検査・診断の進め方、治療・看護の進め方などを解説しています。看護師向けに編集されているので、やや専門的な用語も含まれていますが、看護という観点から白血病についてまとめているので、家族を始めとする患者の周囲の人にも有用な資料です。
3. 白血病に関する雑誌記事・論文の探し方
●雑誌記事索引
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雑誌記事索引に収録されている文献は、原則として国立国会図書館所蔵資料です。登録利用者であれば検索結果から直接複写申込みができます。それ以外の方は当館ホームページの「複写サービス」>「お近くの図書館から申し込む」をご参照ください。
●医中誌Web(館内でのみ利用可)
国内の大学・学協会・研究所・病院等が発行している約4,700誌の定期刊行物に掲載されている論文の中から採録された文献情報の検索が可能です。東京本館および関西館に来館可能な方は、無料で利用することができます。
白血病に関する医中誌の統制語に“白血病”があります。デフォルトのまま、新規検索の検索窓に“白血病”と入力して検索すると、“顆粒球肉腫”や“急性転化(白血病)”など、“白血病”の下位語も含んだ検索を行うことができます。検索対象年を2003〜2008に設定してこの検索を行なうと13,245件の文献がヒットします(2008年3月4日現在)。文献を絞り込みたい場合は、キーワードを追加したり、絞込み検索で文献の属性などを指定してください。医中誌Webの詳しい検索方法については、テーマ別調べ方案内の「医中誌Web(館内でのみ利用できます)」をご参照ください。
●PubMed
米国国立医学図書館(U. S. National Library of Medicine)が提供する、医学文献二次情報データベースMEDLINEを中核とする無料医学情報サービスです。白血病に相当する件名は“Leukemia”です。件名検索を行うには、検索ボックスに“"Leukemia"[MeSH]”と入力し、「Go」ボタンを押すと検索結果が表示されます。この検索を行うと、161,812件の文献がヒットします(2008年3月4日現在)。検索結果を絞り込みたい場合は、検索語を付加するか、左上のLimitsタブを押して検索を進めてください。例えば、Limitsタブの“Links to free full text”にチェックを入れて検索すると、無料で全文アクセスできる文献のみを対象に検索することができます。
PubMedの詳しい検索方法や検索結果から原文献を入手する方法については、テーマ別調べ方案内の「PubMedの検索と原文献入手法」をご覧下さい。
上記の方法で検索した中から、数点の日本語の記事をご紹介します。タイトルの後ろに“《⇒記事情報》”とあるものは、NDL-OPACの「雑誌記事索引」に収録されており、クリックすると書誌事項を確認できるほか、登録利用者であれば、そのまま郵送複写を申し込むことも可能です。
●「慢性リンパ性白血病 最新の知見」 《⇒記事情報》
Author:青木定夫(新潟大学保健管理センター)
Source:臨床血液(0485-1439) 48巻10号 Page1378-1387(2007.10) 【Z19-295】
急性白血病よりも患者数が少ない慢性リンパ性白血病について、診断基準や治療方法などの新しい知見をまとめています。日本では症例数が少ないため、欧米の事例を参考にして解説されています。
●「【がん診療の最前線】 白血病 造血幹細胞移植の現状」 《⇒記事情報》
Author:谷本光音(岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科血液・腫瘍内科)
Source:最新医学(0370-8241) 62巻6月増刊 Page1485-1494(2007.06) 【Z19-307】
各種の白血病について、同種移植方法別に適切と考えられる移植適応病期を示した論文です。検討されているのは急性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病の3種類で、過去の事例や文献にもとづいて、予後因子や移植適応期を解説しています。
●「【癌化学療法の最近の進歩】 白血病・悪性リンパ腫」《⇒記事情報》
Author:竹内仁(日本大学 医学部血液膠原病内科部門)
Source:日大医学雑誌(0029-0424) 66巻1号 Page37-41(2007.02) 【Z19-263】
分子標的治療薬による白血病と悪性リンパ腫の治療成績について述べた論文です。慢性骨髄性白血病、急性リンパ性白血病、急性前骨髄球性白血病、非ホジキンリンパ腫の4種類の疾患について、過去の事例に基づき、薬物を投与した際の寛解率や生存率の数値を挙げています。
(※寛解:病気そのものは完全に治癒していないが、症状が一時的あるいは永続的に軽減または消失すること。(『広辞苑』(岩波書店)より))
4. 白血病に関するインターネット情報源
●日本白血病研究基金
白血病の研究を助成する基金のホームページです。白血病の基礎知識、研究の必要性と現状に関する情報を得ることができます。また、白血病の患者や患者の家族のための相談窓口の案内も掲載されています。
●わかりやすい白血病の話
名古屋大学医学部の研究者が提供する、白血病の患者向け解説書です。急性白血病、慢性骨髄性白血病を中心に、白血病の臨床所見、検査所見、治療方法、経過と予後などを解説しています。
5.「テーマ別調べ方案内」関連コンテンツへのリンク
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●患者会について調べる
●闘病記・看病記を探す








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