食品包装・食品保存技術について調べる

食品包装・食品保存技術について調べるための資料には、以下のようなものがあります。
『資料名』(書誌情報)*は目次・索引が画面下方にある資料です。スクロールしてご覧ください。

【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルによる検索を行ってください。

1. 食品保存技術

  • 『食品の保蔵 : 食品劣化から保蔵、包装まで』(東洋紡パッケージング・プラン・サービス 2017.5 【PC111-M10】)
    食品劣化のメカニズムとその環境因子、貯蔵・加工技術、包装技法まで広く解説しています。
  • 『食品保蔵・流通技術ハンドブック』(建帛社 2006.10 【PC111-H17】)*
    食品保蔵技術、流通技術、品質保持技術などについて解説した4部構成の資料です。食品の品質保持技術を概説しているほか、流通技術についても解説しています。また、米、野菜、穀類加工品、乳加工品などの各種食品別にその保存技術を解説しています。巻末に索引と食品関連団体一覧があります。
  • 『食品鮮度・食べ頃事典』(サイエンスフォーラム 2002.7 【PC111-H1】)*
    第1部は食品の鮮度や鮮度保持技術に関する概説となっており、第2部では、氷温やパーシャル・フリージングなどの温度を利用した鮮度保持技術、機能水の利用技術、食品包装技術について解説しています。第3部では、各種食品別に具体的な鮮度保持技術を解説しています。

2. 食品包装全般

  • 『トコトンやさしい包装の本』(第2版 日刊工業新聞社 2020.12 【NB141-M1】)*
    包装一般についてわかりやすく解説した資料です。包装の用途、材料、対象、技術などを図表を用いながら簡潔に解説しています。巻末に索引があります。
  • 『食品包装入門』(日本食糧新聞社 2016.9 【PC111-L14】)*
    食品包装について、包装材料・資材、包装機能と技法、衛生、法規制などについて解説した資料です。
  • 『食品包装便覧』(日本包装技術協会 1988.3 【PC2-E1】)*
    基礎編と応用編から成り、基礎編では、食品保存の概要、包装資材および関連技術、包装機械、包装関連装置とその技術を紹介しています。応用編では、食品別(農産加工品、水・畜産加工品など)の製造や保存・包装技術について解説しています。包装システムの図解、容器の種類や構造、試験データなどを収録しています。巻末に索引があります。
  • 『食品包装講座』(新版, 増補第4刷 日報出版 2007.6 【PC111-H19】)*
    写真や図表とともに食品包装の基礎から応用までを解説しています。食品包装と微生物の関わりについて述べているほか、包装容器のリサイクルについても扱っています。巻末に索引があります。
  • 『JISハンドブック. 包装』(日本規格協会 年刊)
    包装一般のほか、各種包装材料に関する主要な日本産業規格(JIS規格)を収録しています。2022年版の巻末には「包装・物流関連ISO規格一覧」、「包装・物流関係団体一覧」を参考資料として掲載しています。なお包装関係のJIS規格には、『JISハンドブック. プラスチック』や『JISハンドブック. 物流』に収録されているものもあります。
  • 『食品包装用語辞典』(サイエンスフォーラム 1993.7 【PC2-E20】)
    包装材料名や物質名、包装技術名、食品表示、微生物名や細菌名、食品名などから引くことができます。巻末に英文索引があります。
  • 『包装の事典』(普及版 朝倉書店 2011.1 【NB2-J20】)*
    包装の歴史、材料、デザイン、技法、品質管理など、包装全般について解説した資料です。包装の実例として、飲料、冷凍食品、牛乳・乳製品などの各種食品に関する包装材料や包装技法などを紹介しています。また、食品・医薬品包装材料における衛生基準についても解説しています。巻末に索引があります。
  • 『包装...知っとく知識 : 包装の基本から実際の事例までわかりやすく解説』(改訂版 日本包装技術協会 2016.10 【DH367-L29】)*
    包装の基礎や実例から包装技法、関連する法律について解説した資料です。
  • 日本包装学会外部サイト
    包装に関するすべての分野の科学および技術の発展をはかる学術団体、日本包装学会のホームページです。

3. 食品包装容器・材料

  • 『最新機能包装実用事典』(フジ・テクノシステム 1994.8 【NB141-E26】)*
    食品の機能性包装材料について解説した資料です。用途別に食品(ブロッコリー、スライス牛肉、味噌、ヨーグルトなど)、トイレタリー商品などについて包装技術を解説しています。巻末に索引があります。

4. 食品包装技術

  • 『新しいレトルト食品開発・製造ハンドブック』(サイエンスフォーラム 2007.9 【PC111-H20】)*
    レトルト食品に関して、市場動向や技術解説、開発動向などを解説した資料です。市場動向として、給食サービスの現状や海外の動向を掲載しています。技術解説としては、レトルト用包装材料・容器の機能の解説、殺菌システム、食品製造ラインの設計などを紹介しています。
  • 日本缶詰びん詰レトルト食品協会外部サイト
    缶詰、びん詰、レトルト食品について、技術の概要や法制度などを解説しています。缶詰、びん詰、レトルト食品についての国内生産数量統計データも公開しています。

5. 食品包装機械

  • 日本包装機械工業会外部サイト
    包装機械工業の総合的な進歩発展を目的とした団体である日本包装機械工業会のホームページです。「製品PRコーナー」には、包装機械の種類と説明を掲載しており、機械別に取り扱いメーカーの連絡先を見ることができます。また、五十音順の包装機械メーカー一覧を掲載し、メーカー別に機械の説明を見ることもできます。

6. 包装規格・安全基準等

7. 容器包装リサイクル

  • 『包装環境便覧』(サイエンスフォーラム 1994.12 【EG274-G2】)
    環境に配慮した包装を解説した資料です。包装改善ガイドライン、包装改善のための事業再構築の実行手順を解説しており、消費者の包装評価やマーケティング調査を収録しています。また、「関係特別資料」として、欧米の動向を解説するほか、環境対応パッケージ実例集として約20例を掲載しており、個別企業の製品紹介や特性とパッケージ写真、評価、連絡先をまとめています。
  • 日本容器包装リサイクル協会外部サイト
    容器包装リサイクル法に基づいて設立された、日本容器包装リサイクル協会のホームページです。容器包装リサイクル制度について一般消費者向けの解説などを掲載しています。

8. 国立国会図書館サーチで検索するには

ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館サーチで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBAL外部サイトにて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。

ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

以下のような分類記号に、キーワードとして「食品包装」、「食品保存」などを掛け合わせて検索します。

  • 包装・運搬容器 NB141
  • 食品保存 PC111

件名

「食品保存」、「食品包装」などが普通件名として挙げられます。

また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「NB141」や「PC111」などで検索すると、食品包装や食品保存に関連するそのほかの普通件名を探すことができます。

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