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(特集1)関西館開館後の国立国会図書館のアジア情報サービス:アジア情報室の概要: アジア情報室通報第1巻第1号

アジア情報室通報 第1巻第1号(2003年3月)
アジア情報課

アジア情報室は関西館の地下1階に位置し、内外の参考書約5万冊を開架する総合閲覧室と一体となって関西館の大閲覧室を構成している。情報室の面積は約746.5㎡、座席数82席。約3万冊の参考図書や基本図書、約1,000タイトルの雑誌、新聞を開架するほか、CD-ROMも閲覧できる。その対象地域は、東アジア、東南アジア、南アジア、中央アジアそして中東・北アフリカに及ぶ。

(1)蔵書

アジア情報室の蔵書数は以下のとおりである。

(平成14年末現在)

アジア情報室の蔵書数
  中国語 朝鮮語 諸言語 合計
図書(冊) 86,033 16,853 *12,600 115,486
雑誌(タイトル) 3,667(1,583) 2,017(649) 523(142) 6,207(2,374)
新聞(タイトル) 333(96) 107(32) 64(34) 504(162)

(雑誌・新聞の括弧内の数字は受入継続タイトル数)

*諸言語図書の内訳は、

ペルシャ語:2,112冊、アラビア語:2,058冊、

ビルマ語:1,444冊、インドネシア語:1,362冊、

タイ語:1,263冊、ベトナム語:1,217冊、

トルコ語:974冊、ヒンディー語:761冊

国立国会図書館で所蔵するアジア言語の逐次刊行物はすべてアジア情報室で所蔵しており、特に中国語、朝鮮語の雑誌・新聞は国内有数のコレクションとなっている。ただし、昭和60年以前に当館が受け入れた図書は東京本館で所蔵している。また刊本、抄本などの漢籍やアジア各国の官報、公報、法令集等も、それぞれ東京本館の古典籍資料室と議会官庁資料室で所蔵しており、アジアの児童書については国際子ども図書館で所蔵している。

アジア情報室の特徴的なコレクションとしては、上海新華書店旧蔵の中国語図書(約17万冊)がある。また中国語図書では地方史(誌)を中心とした歴史、地理、文学、図書館学関係のものが充実しており、朝鮮語資 料では地方史(誌)、白書などの政府刊行物や年鑑類を広く集め、新聞では中国、韓国の代表的地方紙を網羅的に収集している。諸言語の資料については、中国語や朝鮮語のものにくらべまだまだ不十分であり、その充実が今後の大きな課題である

(2)アジア情報室のサービス

①来館サービス

従来からの閲覧、複写、レファレンス・サービスに加え、アジア言語CD-ROMの閲覧サービスを新たに始めた。また東京本館や国際子ども図書館との間で相互に資料を取寄せ、提供するサービスも行なっている。

開架資料の配置は、下図のとおりである。

アジア情報室資料配置図

②遠隔サービス

直接来館しなくても受けられるサービスとして、図書館間貸出、郵送複写サービス、文書や電話によるレファレンスなどを行っている。また国立国会図書館ホームページの中に開設された「アジア情報室ホームページ」では、利用案内、アジア関係サイトのリンク集、「情報の調べ方(FAQ)」などが掲載され、後述するアジア言語OPACともリンクしてインターネットによる当情報室の資料の検索が可能になっている。

(3)アジア情報室所蔵資料の検索方法

国立国会図書館の資料は基本的にNDL-OPACによって検索することができるが、多言語対応がまだされていない。そのため別途導入されたのが、アジア言語OPACである。現在中国語、朝鮮語資料のデータ約56,000タイトルを収録している。それ以外の言語の資料についても今後条件が整い次第、段階的にデータを搭載していく予定である。中国語、朝鮮語以外のアジア諸言語の図書については当面従来どおりカード目録や冊子目録で検索するしかないが、逐次刊行物については、タイトルをアルファベットに翻字してNDL-OPACで検索できるようになっている。まとめると以下のようになる。

アジア情報室所蔵資料の検索方法
資料 検索手段
中国語・朝鮮語の図書・逐次刊行物 アジア言語OPAC
諸言語の図書 カード、冊子目録
諸言語の逐次刊行物 NDL-OPAC
日本語や欧文の図書・逐次刊行物 NDL-OPAC

なお、東京本館にある中国語・朝鮮語資料はまだアジア言語OPACに搭載されていないので、これらについても別途カード目録や冊子目録を検索する必要がある。

続いてアジア情報室の新しい情報サービスの柱である「アジア情報室ホームページ」「アジア言語OPAC」「アジア言語CD-ROM」について紹介する。

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