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トップアジア諸国の情報をさがす刊行物>(特集1)関西館開館後の国立国会図書館のアジア情報サービス:国際子ども図書館とアジア資料: アジア情報室通報第1巻第1号

(特集1)関西館開館後の国立国会図書館のアジア情報サービス:国際子ども図書館とアジア資料: アジア情報室通報第1巻第1号

アジア情報室通報 第1巻第1号(2003年3月)
千代由利(国際子ども図書館資料情報課長)

国際子ども図書館2階の第一資料室に入ると、左手壁際一杯に天井まで届く高書架が拡がる。この書架にトルコ以東のアジア各国の児童書が、国順にぎっしり排架されている。また、アジア言語に翻訳された日本の絵本のコーナーがあり、インドネシア語の『ノンタン』、クメール語の『ぐりとぐら』、タガログ語の『しょうぼうじどうしゃ じぷた』など日本でおなじみの絵本が並んでいる。

2002年5月5日に全面開館した国際子ども図書館は、同年11月時点で入館者数20万人を超え、資料室の登録利用カードも1万枚を超えた。世界中のできるだけ多くの国々から児童書を収集し提供するとともに、子どもへのサービスの第一線にある国内外の図書館と連携・協力をはかり、子どもの本と出版文化に関するナショナル・センターの役割を果たすことを目指している。

アジアの国々の資料収集にも重点をおいている。現在およそ100カ国32,000冊の児童書を所蔵しているが、そのうちアジア地域の児童書は中国語(簡体字・繁体字)の5,300冊、朝鮮語の3,300冊を筆頭に、32カ国12,000冊を占める。これらのうちアルファベット表記にできる言語は「児童書総合目録」(http://www.kodomo.go.jp/function/somoku.html)に収録しインターネットで提供予定であり、中国語、朝鮮語の資料は来年度からアジア言語OPACで提供される予定である。

展示会活動も重要な仕事である。2000年の「アジアを知ろう-アジアの絵本と絵日記展」は、日本の子どもたちに本を通じて国際理解や異文化理解を深めようと開催したものであり、来年度はアジア・太平洋地域の文化振興を推進するユネスコ・アジア文化センターと共に「ゆめいろのパレット:野間国際絵本原画コンクール入賞作品展」(2003.4.25~7.6)を開催する。これはアジア地域他の絵本画家の創作活動を奨励するために開催されてきたコンクールの第13回入賞作品をその地域の国々の絵本とあわせて展示するものである。

アジアの中には子どもの本をほとんど発行していない国もあり、本を読む喜びを知らない子どもたちも沢山いる。アジアに位置する国際子ども図書館がこうした国々と連携し協力していくことも今後の課題である。これからも関係者の協力を仰ぎながらアジアにおける子どもの本の拠点として活動していきたいと考えている。

国立国会図書館  国際子ども図書館

〒110-0007  東京都台東区上野公園12-49

Tel  03-3827-2053  Fax  03-3827-2043

録音による案内  03-3827-2069

HP  http://www.kodomo.go.jp

E-Mail  info@kodomo.go.jp

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