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『농업 생산·경영 구조의 변화와 전망:2000·2005·2010 농업총조사 분석』:アジア情報室の社会科学分野の資料紹介:アジア情報室通報 12巻3号

2.3 김경덕, 김정호, 김종선 [著](キム・ギョンドク、キム・ジョンホ、キム・ジョンソン[著])『농업 생산•경영 구조의 변화와 전망 : 2000•2005•2010 농업총조사 분석 = Retrospect and prospect of structural change in Korean agriculture : an analysis of agricultural census (2000・2005・2010) (農業生産・経営構造の変化と展望 : 2000・2005・2010農業総調査分析)』ソウル, 韓国農村経済研究院, 2012.12, 152p. 【DM46-K67】

韓国農村経済研究院(農林経済及び農漁村の社会発展に関する調査研究を行う政府出えん研究機関)の「기본 연구보고서(基本研究報告書)」シリーズの一冊である[7]。英文要約を付す。

韓国では、2000年代に入り、農産物市場の開放が進む中で、専業農家の大規模化・専門化や、新規帰農・帰村の急増等、農業生産と経営構造の変化が生じている。本書は、こうした環境変化を受けて、今後の農業政策を検討するための基礎資料として刊行されたものである。

農業分野のセンサスである「農林漁業総調査」[8]について、直近3回(2000年、2005年、2010年)のデータを基に、各種分析を加えている。主要な統計表・グラフが掲載されており、定量的に理解しやすい構成となっている。

「第1章 序論」「第2章 農業構造変化の概観」「第3章 農家人口及び経営構造の変化と展望」「第4章 農業生産構造の変化と展望」「第5章 農業生産性の変化と展望」「第6章 要約及び示唆点」の6章構成で、巻末に全般的な統計、用語の定義、統計手法の解説等に関する付録と参考文献を付す。本文要約(朝鮮語)では、以下の分析が紹介されている。

  • 農家人口:農家戸数はすべての年齢層で減少している一方で、40-50代を中心に、新規参入や承継の事例は増加しており、急激に高齢化が進んでいるわけではない。
  • 専業・兼業:10年間で専業農家と第一種兼業農家(農業収入が主)は減少し、第二種兼業農家(農業外収入が主)が増加しており、特に水稲、蔬菜、花卉で兼業化が進んでいる。また、新規参入者も兼業が多く、農業外収入の確保が、新規参入の成否に関する要因となっている。
  • 耕作地規模・販売規模:大規模農家と小規模農家の両極化が進んでいる。
  • 営農形態:水稲から蔬菜、果樹、養蚕、花卉等に、多様化と高付加価値化が進んでいる。道レベルでは地域の特色が薄まっているが、市郡以下の地域レベルでは、作物の地域集中度が高まっており、専門化が進んでいる。
  • 営農経歴:経歴が長くなるほど、安定的な所得を確保できる水稲中心となる傾向が見られる。
  • 生産性:経営主の属性、経営規模、営農形態、地域変数等が影響している。2010年調査では、耕作地規模の拡大に伴う収益の増加幅は縮小しており、今後は教育訓練や技術開発等が必要である。
(アジア情報課 福山 潤三)
 

[7]韓国農村経済研究院のウェブサイトで、全文が公開されている。
http://library.krei.re.kr/dl_images/001/035/R686.pdf

[8]2010年調査の統計表は、アジア情報室で開架している(【DT591-K23】)。また、韓国統計庁の統計ポータルサイトKOSISでも確認できる。
朝鮮語版
http://kosis.kr/
(주제별통계(主題別統計) > 농림어업(農林漁業) > 농림어업총조사(農林漁業総調査))
英語版
http://kosis.kr/eng/index/index.jsp
(Statistical Database > Agriculture, Forestry and Fishery > Census of Agriculture, Forestry And Fisheries)(英語版は一部統計表のみ)
なお、2015年調査の手続が始まっており、ウェブサイトが開設されている。
「2015 농림어업총조사(2015農林漁業総調査)」통계청(統計庁)ウェブサイト
http://affcensus.go.kr/

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