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『国際的著名シンクタンク機構の比較研究』:アジア情報室の社会科学分野の資料紹介(22):アジア情報室通報 17巻3号

1. 中国語

1.30. 张大卫, 元利兴 等 著『国际著名智库机制比较研究(国際的著名シンクタンク機構の比較研究)』北京 : 中國经济出版社, 2017.8, 2, 3, 244p.【UA41-C37】

【キーワード】

中国、シンクタンク

【著者情報】

張大衛は、中国のシンクタンクの一つである中国国際経済交流センター [1] の副理事長兼秘書長。元河南省人民代表大会常務委員会副主任。元利興は、同センター経済研究部副研究員。

【出版の背景・目的】

2016年4月、中国国際経済交流センターは、中国の特色ある新型シンクタンク建設に関する研究基金を設立し、先進国のシンクタンクの調査と比較研究を重要課題の一つとして設定した。本書は、調査研究プロジェクトの成果を報告するものである。

なお、2015年1月に中国共産党中央委員会および国務院が「中国の特色ある新型シンクタンクの建設を強化することに関する意見 [2]」を発表している。また同年11月には、中央全面深化改革領導小組の第十八次会議で「国家先端シンクタンク建設試行工作計画」が可決された[3] 。本書および次(1.31.)に紹介する『中国シンクタンク索引』の刊行には、これらの背景があると考えられる。

【本書のポイント】

本書は、中国のシンクタンク構築の参考とするため、海外のシンクタンクを調査比較した資料である。米国、英国、ドイツ、フランス、ロシア、日本 [4]、韓国、シンガポールを取り上げている。

第一章では中国のシンクタンクを取り上げており、沿革や設置者の種類、政策への影響度、今後の課題等について理解するのに有用である。

【目次】

全体報告 海外の著名シンクタンクの発展経験を参考に、中国の特色ある新型シンクタンクの構築を加速する
第一章 中国のシンクタンク機構の研究
第二章 米国のシンクタンク機構の研究
第三章 欧州のシンクタンク機構の研究
第四章 アジアのシンクタンク機構の研究
第五章 各国の著名なシンクタンク機構の比較研究
第六章 各国の著名なシンクタンクの経験と、我が国のシンクタンク構築にもたらす教訓
第七章 中国の特色ある新型シンクタンク構築推進のための政策提案
附録
参考文献
後記

(アジア情報課 水流添 真紀)



[1] 中国国际经济交流中心
http://www.cciee.org.cn/

[2] 「中共中央办公厅、国务院办公厅印发《关于加强中国特色新型智库建设的意见》」(中华人民共和国中央人民政府)
http://www.gov.cn/xinwen/2015-01/20/content_2807126.htm

[3] なお、次の日本語論文に詳細な経緯等が記されている。
深串徹「「中国の特色ある新型シンクタンク」の建設と中国の対外政策」『国際秩序動揺期における米中の動勢と米中関係:中国の国内情勢と対外政策』平成28年度外務省外交・安全保障調査研究事業(日本国際問題研究所, 2017.3)
http://www2.jiia.or.jp/pdf/research/H28_China/

[4] 日本については、国内のシンクタンクの概観のほか、野村総合研究所、日本国際問題研究所をコラムで紹介している。

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