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『すべてをデータ化する:2018年中国国際ビッグデータ産業博覧会全記録』:アジア情報室の社会科学分野の資料紹介(26):アジア情報室通報 18巻3号

1. 中国語

1.35. 大数据战略重点实验室 编『数化万物 : 2018中国国际大数据产业博览会全记录 = Big data 2018 : full record of China international big data industry expo 2018(すべてをデータ化する:2018年中国国際ビッグデータ産業博覧会全記録)』北京 : 当代中国出版社, 2018.9, 8, 691p【DK411-C134】

【キーワード】

中国、ビッグデータ、産業

【編集者・著者】

ビッグデータ戦略重点実験室(大数据战略重点实验室)は、2015年4月に貴陽市人民政府及び北京市科学技術委員会が共同で設立した、中国のビッグデータに関するシンクタンクである。

【出版の背景・目的】

中国国際ビッグデータ産業博覧会は、2015年から貴州省貴陽市で毎年開催されており、2018年が第4回にあたる。2018年の参加企業・団体数は388社、来場者数は12万人以上にのぼる大規模博覧会である[1]。本書は、当該博覧会の記録として毎年刊行されているもので、117の報告等が収録されている。

【本書のポイント】

本書に収録されている各報告は、産業・商業分野に限定されたものではなく、国家統治や安全保障、高齢者福祉等の広い分野に及び、各分野においてビッグデータを活用する試みが紹介されている。各テーマの冒頭でビッグデータ戦略重点実験室による論点整理があり、企業、政府機関、研究機関等による各報告がそれに続く。 習近平国家主席が寄せた祝辞に「中国はビッグデータの発展を非常に重視している。」とあるように、中国では各分野におけるビッグデータの活用に積極的に取り組んでいる。本書は、今後の中国のビッグデータ戦略の概要把握に役立ち、我が国におけるビッグデータ活用の検討にも資する資料といえる。

【目次】

祝辞(習近平)
開幕式及びハイレベル対話[2]
ビッグデータによる国家統治
ビッグデータと民生
技術産業の創新
分野間の交流と連携
ビッグデータ安全保障
デジタル経済の発展
Eコマースサミット
成果発表
報道抜粋
後記

(アジア情報課 水流添 真紀)



[1] 2019年の参加企業・団体数は448、日本からもNTTデータが出展している。
貴陽市で「2019中国国際ビッグデータ産業博覧会」開催(中国)(JETRO)2019.6.17
https://www.jetro.go.jp/biznews/2019/06/0d8e7c9f110ac685.html
また、2020年の博覧会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されたが、オンラインを中心とした展示等を実施するとのことである。
数博会执委会关于开展"永不落幕的数博会-2020全球传播行动"的通知(中国国際ビッグデータ産業博覧会ウェブサイト)2020.5.14
https://www.bigdata-expo.cn/news/1487904354

[2] 王晨(全人代副委員長)、徐漢良(国家暗号管理局副局長)、李彦宏(百度CEO)、馬化騰(テンセントCEO)等、各界の指導者等による講演、挨拶が収録されている。

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