トップアジア諸国の情報をさがす刊行物アジア情報室通報巻号から探す第19巻(2021年)>国立国会図書館関西館アジア情報室が所蔵するアラビア語資料について:アジア情報室通報 19巻3号

国立国会図書館関西館アジア情報室が所蔵するアラビア語資料について:アジア情報室通報 19巻3号

横内 吾郎(京都大学大学院文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター教務補佐員)

はじめに

筆者は、令和2(2020)年4月から令和3(2021)年3月にかけて、国立国会図書館非常勤調査員として、同館関西館アジア情報室(以下、「アジア情報室」とする)が所蔵するアラビア語資料の整理等に携わった。本稿では、上記の作業を通じて得られた知見に基づき、アジア情報室が所蔵するアラビア語資料について、他機関との比較も行いながら、若干の評価を試みたい。[1]

1.図書

(1)蔵書数

アジア情報室は、2021年3月時点で、アラビア語図書3,171冊を所蔵している[2]。この数字は一体どのように評価できるだろうか。その手がかりとして、国内他機関のアラビア語図書の蔵書数との比較をしてみたい。

他機関の蔵書数は、表1のとおりである。この中では、大学内の複数の図書館・図書室の蔵書を合わせた数字ではあるが、京都大学が約37,000冊と突出している。東京大学と東洋文庫も15,000冊(あるいは件)以上の蔵書がある。これに、慶應義塾大学、日本貿易振興機構アジア経済研究所、東京外国語大学が続き(国際大学の蔵書数はペルシア語との合計であるため、正確には位置づけられない)、いずれも5,000冊以上の蔵書がある。3,171冊を所蔵するアジア情報室も、国内の図書館としては上位に位置するものの、他機関の充実ぶりが目立つ結果となった。

表1:アラビア語図書の蔵書数比較[3]
所蔵館蔵書数(記録年月)
京都大学(附属図書館、大学院アジア・アフリカ地域研究研究科図書室、文学研究科図書館ほか)37,027冊(2021.4)
東京大学(東洋文化研究所図書室、大学院人文社会系研究科・文学部図書室ほか)19,715冊(2021.3)[4]
東洋文庫17,168件(2021.3)
国際大学松下図書・情報センター11,700冊(2012.8)[5]
慶應義塾大学メディアセンター8,493件(2021.3)
日本貿易振興機構アジア経済研究所図書館約8,300冊(2020.3)
東京外国語大学(附属図書館、アジア・アフリカ言語文化研究所文献資料室)7,576冊(2020.3)
早稲田大学中央図書館4,994冊(2021.3)
大阪大学附属図書館(総合図書館、外国語学図書館ほか)4,294冊(2020.12)
アジア情報室3,171冊(2021.3)
国立民族学博物館図書室3,093冊(2021.3)
上智大学図書館3,083冊(2021.8)
中近東文化センター附属三笠宮記念図書館約3,000冊(2019.3)

これらの数字は、これらの機関においてアラビア語図書が積極的に収集されてきた結果と言える。アラビア語は、日本において決してメジャーな言語ではないが、約20カ国におよぶアラブ諸国の主要言語であって、アラブ(ないし中東)研究に資するばかりでなく、イスラーム研究にも不可欠な言語であるために、積極的な収集の対象となってきたのである。

例えば、京都大学の蔵書数は、平成10(1998)年の同大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科の設立にともなって行われた大規模な図書収集の成果である[6]。また、東洋文庫では、平成18(2006)年度から平成27(2015)年度まで続いた人間文化研究機構(NIHU)プログラム「イスラーム地域研究」の拠点のひとつとして、アラビア語を含む現地語史資料の収集が進められた[7]。なお、この「イスラーム地域研究」の東洋文庫以外の拠点は、早稲田大学(中心拠点)、東京大学、上智大学、京都大学であるが[8]、いずれの機関も国内で上位のアラビア語図書の蔵書数を誇っている。

(2)蔵書の特徴

(ⅰ)蔵書の構成と古典文献[9]の充実

それでは、アジア情報室が所蔵するアラビア語図書には、どのような特徴が指摘できるだろうか。

アジア情報室のアラビア語図書のうち、2021年3月時点で整理を終えている図書のタイトル数は1,585件であり、その分野別の内訳は表2のとおりである。

最も多いのは「歴史・地理」(437件、27.6%)であり、これに「芸術・言語・文学」(421件、26.6%)と「哲学・宗教」(237件、15.0%)を合わせると、人文学系の蔵書が全体の7割近くを占める。加えて、これらの分野の図書には、古典文献が非常に多く、特に1991年3月までの間に整理された図書において、その傾向が顕著である。

表2:アジア情報室所蔵アラビア語図書の分野別書誌数及びその割合(2021年3月現在)
分野件数割合(%)
政治・法律・行政20412.9
経済・産業694.4
社会・労働322.0
教育221.4
歴史・地理43727.6
哲学・宗教23715.0
芸術・言語・文学42126.6
科学技術734.6
学術一般・ジャーナリズム・図書館・書誌875.5
その他30.2
1,585100

1991年3月までの間に整理された図書について筆者が確認したところ、「歴史・地理」に分類されている図書では、146タイトル中103タイトル(70.5%)が古典文献であり、「芸術・言語・文学」の図書では122タイトル中95タイトル(77.9%)が、「哲学・宗教」では127タイトル中114タイトル(89.8%)が古典文献であった[10]。実のところ、「政治・法律・行政」と「科学技術」に分類されている図書においても、同様の傾向を指摘することができる。「政治・法律・行政」では、シャーフィイー法学派の祖シャーフィイー(820年没)のالأم(源泉の書)【Y775-S8】[11]のようなイスラーム法学の古典文献が、「科学技術」では、イブン・スィーナー(1037年没)のالقانون في الطب(医学典範)【Y775-A10】のようなイスラーム科学の古典文献が多数確認できる[12]

このような特徴は、国立国会図書館の蔵書において比較的手薄であったアラブ関係資料の充実を図るために、1970年代から1980年代にかけて国立国会図書館の業務用に作成された「アラブ関係基本図書ウォント・リスト」[13]によるところが大きい。当ウォント・リストは学界の有識者が基本図書をリストアップし、作成されたものである[14]が、当ウォント・リスト「その1」のはしがきに、以下のような選定基準が示されている。すなわち、「比較的評価の定った〔原文ママ〕中世イスラム世界のアラビア語資料を主対象とし、現代は除いた」。1986年9月から1991年3月までの間に整理されたアラビア語図書を当ウォント・リストと対照してみたところ、546タイトル中447タイトルと、実に81.9%もの図書がウォント・リストに基づいて収集されたことが確認できた。このようにして収集された一群の古典文献は、アジア情報室のアラビア語蔵書の大きな特徴と言えるだろう。

ところで、ウォント・リストに基づいて収集されたこれらの図書の中には、国内他機関が所蔵していない、出版年の古い貴重な図書も散見する。例えば、ヨーロッパの出版物ではあるが、Abdollatiphi : compendium memorabilium Aegypti【Y775-A51】は、1789年に出版されたアブド・アッラティーフ・バグダーディー(1231年没)のエジプトの地誌のアラビア語テキストおよびラテン語訳である。また、カイロやイスタンブルなど中東地域で19世紀に出版された図書も30タイトル以上所蔵されている。これらの図書の中では、イスラーム法学を扱ったシャアラーニー(1565年没)のكتاب الميزان(天秤)【Y775-S39】(図1)が1859年出版と最も古い。その他にも1860年代、1870年代と比較的古い出版物に、モッラー・ヒュスレヴ(1480年没)のدرر الحكام في شرح غرر الأحكام(法官たちの真珠)【Y775-M37】のような法学書が多く見受けられ、当時の出版事情が窺えるようで興味深い。

図1:シャアラーニーのكتاب الميزان(天秤)
シャアラーニーの天秤の画像

(ⅱ)イラクの出版物

その他の特徴としては、1980年代までにイラクで出版された図書を約160タイトルと比較的多く所蔵している点が指摘できる。その中には、国内の他機関が所蔵していない図書も少なくない。そのような図書が特に多く見られる「歴史・地理」分野の図書のタイトルを、表3にいくつか例示するので、興味をもたれた諸氏には国立国会図書館オンライン(https://ndlonline.ndl.go.jp/)の詳細検索で、本文の言語コードにara、国名コードにiqと入力し、所蔵場所を「関西:アジア情報室・アジア書庫」と指定して、関心に沿った図書が埋もれていないか確認してもらいたい。

表3:イラクの出版物の例
النظام القضائي في بغداد في العصر العباسي, 145-656 هـ(アッバース朝時代バグダードにおける司法制度、ヒジュラ暦145年~656年)【Y775-A64】
المسؤولية التاريخية في مقتل الملك غازي(ガーズィー国王殺害に関する歴史的責任)【Y775-K42】
حكم المماليك في العراق, 1750-1831 م(イラクにおけるマムルークの支配、1750年~1831年)【Y775-N14】
أثر الأقلية اليهودية في سياسة الدولة العثمانية تجاه فلسطين(オスマン帝国のパレスチナ政策における少数派たるユダヤ教徒の影響)【Y775-N20】
رائد الدراسة عن الرئيس القائد صدام حسين(サッダーム・フサイン大統領に関する先駆的研究)【Y775-R15】
العراق القديم : دراسة تحليلية لأحواله الاقتصادية والاجتماعية(古代イラク:経済社会状況の分析的研究)【Y775-T21】
الوزارة : نشأتها وتطورها في الدولة العباسية، 132-447 هـ(宰相職:アッバース朝におけるその起源と発展、ヒジュラ暦132年~447年)【Y775-Y5】

全般的に、イラクがイスラーム世界の中心であったアッバース朝時代、現代に近いオスマン帝国時代、そして現代(1920年からのイギリスによる委任統治時代以降)を対象とした歴史研究が充実しているように思われる。

2003年のイラク戦争以降、現在もなおイラクでは不安定な状況が続いている。現地での図書収集が容易ではなく、また戦禍で失われた図書も少なからず存在すると想像される中、このような形で国内の他機関が所蔵していない一群の図書をアジア情報室が保有していることは大変貴重である。

2.逐次刊行物

(1)雑誌

アジア情報室は、図書以外にも、アラビア語の雑誌や新聞などの逐次刊行物も所蔵しており、雑誌は85タイトルが所蔵されている。このうち開架されているものは8タイトルであるが、エジプトの刊行物に偏ってはいるものの、他機関が受け入れていない、あるいは現在は受け入れをやめてしまった雑誌が揃っている。週刊誌であるآخر ساعة(最新の時刻)【Y775-ZS-57】、المصور(写真誌)【Y775-ZS-58】、صباح الخير(おはよう)【Y775-ZS-59】の3誌は、かつてアジア経済研究所も受け入れていた雑誌であるが、JETROのOPAC[15]の情報によれば、3誌ともに1980年代までに受け入れをやめており、現在はアジア情報室のみが受け入れを継続している[16]。エジプトはアラブ大衆文化の一大中心地ということもあり、エジプト文化省管轄の文化パレスが発行しているالثقافة الجديدة(新文化)【Y775-ZS-69】やالقصة(物語)【Y775-ZS-73】[17]のような文芸誌の類も見られる。いずれも書庫に納架されている雑誌であるが、السينما والناس(映画と人々)【Y775-ZS-64】[18]فرجة : شهرية سينمائية(鑑賞:映画月刊誌)【Y775-ZS-82】[19]のような映画雑誌も所蔵している。ことエジプトに関しては、アジア情報室が所蔵するアラビア語雑誌は、現代研究に役立つ重要な情報源となりうると言えよう。また、アラビア語の雑誌ではないが、エジプトで刊行され、アジア情報室のみが受け入れている月刊誌にEgypt today【Z76-A432】がある。

(2)新聞

2021年3月時点で、アジア情報室が継続して受け入れているアラビア語の新聞は6タイトルある。国内で、アラビア語の新聞を受け入れている機関はほとんどなく、エジプトのالأهرام(ピラミッド)【Y775-SN-3】とイギリスで発行されているالشرق الأوسط(中東)【Y775-SN-5】はアジア経済研究所も受け入れているものの、その他の4紙(エジプトのأخبار اليوم(今日のニュース)【Y775-SN-4】、レバノンのالنهار(昼)【Y775-SN-6】、シリアのالثورة(革命)【Y775-SN-7】[20]、アラブ首長国連邦(UAE)のالاتحاد(連合)【Y775-SN-8】)はアジア情報室のみが受け入れている新聞である[21]。その他、英語ではあるが、バーレーン[22]、クウェート[23]、サウジアラビア[24]、ヨルダン[25]、エジプト[26]の新聞を継続して受け入れており、その大半がアジア情報室のみが受け入れている新聞である。マグリブ[27]諸国の新聞を欠いてはいるが、アラビア語紙と英語紙を合わせて、アラブ諸国のかなりの地域をカバーしており、国内最大級のコレクションと言ってよいだろう。

図2:アジア情報室所蔵のエジプトの新聞 الأهرام 1963年5月1日号
図2:アジア情報室所蔵のエジプトの新聞 1963年5月1日号の画像

3.まとめと提言

これまでに述べてきたように、アジア情報室が所蔵するアラビア語資料には、いくつかの目立った特色が指摘できる。図書においては、かつて作成された「アラブ関係基本図書ウォント・リスト」に基づいて、まとまった形で基本的な古典文献の多くを所蔵するに至っている。一方で、現代の文献に関して言えば、日本関係、図書館情報学や出版事情、ジャーナリズム関係の図書において、他機関が所蔵していない図書の収集が見られる[28]ものの、全体としてはあまり体系的な図書収集がおこなわれているとは言いにくい。しかしながら、雑誌を見てみると、エジプトへの偏りはあるものの、他機関が所蔵しない資料をいくつも継続して受け入れており、また新聞も広大なアラブ地域の全てをカバーしきれていないものの、国内では最大級のコレクションを誇っており、現代研究の視点でも、一群の貴重な資料を所蔵していると言える。

このような現在の状況を踏まえて、今後の蔵書構築に向けて、最後に若干の提言を試みたい。全体として、現在不足している部分を補うよりも、現在の特徴をいかす方向で蔵書を構築していく方が、アジア情報室のアラビア語資料の価値を大きくすると考える。すなわち、図書においては古典文献の収集を強化することである。現在の蔵書は、ウォント・リストに基づく部分が大きいが、ウォント・リストにリストアップされた図書がすべて収集できているわけでもない。例えば、日本語訳もされている著名な文学作品であるハリーリー(1122年没)のمقامات الحريري(マカーマート)は、リストに記載はあるものの、アジア情報室には所蔵されていない。また、初期イスラーム史の重要史料であるイブン・サアド(845年没)のالطبقات الكبرى(伝記集成)のように、リストから漏れている文献も存在している。こうした遺漏に加えて、ウォント・リストの作成時からすでに40年前後が経過しており、ウォント・リストの作成後に新たに校訂・出版された重要な古典文献も少なくない。以上を踏まえると、今後、さらなる古典文献の収集を進め、まとまりある蔵書構築をおこなうために、専門的知識を有する学界の諸氏に依頼してウォント・リストをアップトゥデイトすることが望ましいと言えよう。

雑誌や新聞に関しては、まずは現在の受け入れを継続することが大事であろう。湾岸とマシュリク[29]の諸国の新聞は、複数の国のものが揃っているだけに、マグリブ諸国の新聞も揃えたいところではある。湾岸・マシュリク諸国の新聞では、マグリブ諸国の動向を十分に知ることはできないだろう。リアルタイムの情報を知るだけならば、マグリブ諸国の新聞社や報道局のウェブサイトにアクセスすることで足る部分もあるとはいえ、過去の情報を追いかけるのであれば、ウェブ上の記録は不安定であり、紙の新聞の方が確実である。

現代の文献について敢えて言及するならば、アジア情報室が所蔵する雑誌の傾向からして、文芸書や文化関連の図書(雑誌の傾向とは異なるが、エジプト一国に絞らない方が便利であろう)を揃えることが、より整合的な蔵書の構築につながるように思われる。

(よこうち ごろう)


[1] 本稿は、筆者が関西館アジア情報課在職中に執筆したものである。

[2] アジア情報室では1986年9月以降に整理されたものを所蔵している。国立国会図書館では、それ以前に整理されたアラビア語図書も約700冊所蔵しているほか、国際子ども図書館ではアラビア語の児童書を約1,600冊所蔵している(2021年3月時点)。アラビア語の児童書のコレクションとしては、国内最大級と推測される。

[3] 各館の蔵書数は、アジア情報室から各機関への問合せによる。ただし、東京大学東洋文化研究所図書室及び東洋文庫については、それぞれ以下のウェブサイトを参照した(2021年3月確認)。東京大学東洋文化研究所図書室 <http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~library/gaiyo/toukei.html外部サイトへのリンク> ; 東洋文庫 <http://124.33.215.236/open/ArabicQueryInput.html外部サイトへのリンク> なお、先行調査として、柳谷あゆみ編『日本におけるアラビア文字資料の所蔵及び整理状況の調査』人間文化研究機構(NIHU)プログラム「イスラーム地域研究」東洋文庫拠点, 2009 <http://tbias.jp/wp-content/uploads/2010/01/result.pdf外部サイトへのリンク> がある。

[4] 東洋文化研究所図書室のみ2020年3月時点。

[5] アラビア語とペルシア語を合わせた数字。

[6] 東長靖「中東地域研究とイスラーム学」『アジ研ワールド・トレンド』No.90, 2003.3, pp. 8-9。

[7] NIHUプログラム イスラーム地域研究、公益財団法人東洋文庫研究部、イスラーム地域研究資料室(TBIAS)>研究・活動計画 <http://tbias.jp/about/activityplan外部サイトへのリンク>(2021年8月5日最終アクセス。以下同じ。)

なお、東洋文庫は、平成9(1997)年4月から平成14(2002)年3月まで行われた研究プロジェクト「イスラーム地域研究」においても、「イスラーム関係史料の収集と研究」を担当する第6班の拠点であった。 <http://www.l.u-tokyo.ac.jp/IAS/6-han/6index.html外部サイトへのリンク>

[8] 人間文化研究機構(NIHU)>研究推進>アーカイブズ>イスラーム地域研究の推進<https://www.nihu.jp/ja/research/archive/areastudies/islam外部サイトへのリンク>

[9] 本稿では、18世紀以前(すなわち前近代)に活動した著者の作品を古典文献と定義する。

[10] これらの数字は、具体的には、1986年9月から1991年3月までの間に整理された図書の目録である「国立国会図書館所蔵アラビア語図書目録(1986年9月以降整理分)」『アジア資料室通報』29巻, 1991.5, pp.1-127に記載されている図書を、筆者が国立国会図書館オンライン(https://ndlonline.ndl.go.jp/)で検索し、分類を確認して獲得した。

[11] 【 】内は国立国会図書館請求記号。以下同じ。

[12] 「政治・法律・行政」の図書では93タイトル中67タイトル(72.0%)が、「科学技術」では35タイトル中26タイトル(74.3%)が古典文献である。数字の獲得方法は、前掲注10を参照のこと。

[13] 「その1」から「その3」までの3冊が作成された。そのほかに、アラビア語図書の収集に関係するウォント・リストとして、マグリブ関係が1冊作成された。なおマグリブとは、アラビア語で「日が没する地」つまり西を意味し、西方のアラブ諸国(リビア、チュニジア、アルジェリア、モロッコ、モーリタニア)が位置する北西アフリカを指す。

[14] 例えば、「アラブ関係基本図書ウォント・リストその1」では、イスラーム史研究者である故前嶋信次氏、同じく故佐藤次高氏、イスラーム思想史研究者の故牧野信也氏らが選定作業に携わっている。

[15] https://opac.jetro.go.jp/外部サイトへのリンク

[16] なお、3誌ともに、アジア情報室が受け入れをはじめたのは2007年であり、それ以前の号は所蔵していない。

[17] 受け入れは2016年で中断している。

[18] 2012年に廃刊。

[19] エジプト国立図書館・公文書館との国際交換によって収集していたが、受け入れは2017年で中断している。

[20] الثورةは、2020年3月に刊行停止となったため、アジア情報室での受け入れも停止している。

[21] النهار や الثورةは、かつてアジア経済研究所も受け入れていたが、2000年代に受け入れをやめている(JETROのOPACを参照のこと)。

[22] Gulf Daily News【Z91-308】。

[23] Arab times: the first English language daily in free Kuwait【Z91-309】。

[24] Arab news【Z91-293】。

[25] The Jordan Times【Z91-312】。

[26] The Egyptian Gazette【Z91-296】、Egyptian Mail【Z91-297】の2紙。

[27] マグリブについては前掲注13を参照。

[28] 例えば、日本の文学作品のアラビア語翻訳を所蔵している機関は少なくないが、川端康成のالعاصمة القديمة(古都)【Y775-K94】や、حكاية أميرة البدروم : سندريللا اليابان(落窪物語)【Y775-TS-105】を所蔵しているのは、アジア情報室だけである。

[29] アラビア語で「日が昇る地」つまり東方を意味し、エジプト以東の東アラブ地域を指すが、サウジアラビアほか湾岸諸国は、しばしば便宜的に分けて扱われる。

  • 国立国会図書館
  • 国立国会図書館オンライン
  • 国立国会図書館サーチ
  • 国立国会図書館デジタルコレクション
  • ひなぎく
  • レファレンス協同データベース
  • 本の万華鏡
  • 参考書誌研究
  • Research Navi(English)