愛知大学豊橋図書館

英語名
Aichi University Toyohashi Library
URL
http://library.aichi-u.ac.jp/ 外部サイトへのリンク
住所
〒441-8522 愛知県 豊橋市町畑町1-1
所蔵資料の言語
  • 中国語
  • 朝鮮語
  • タイ語
  • ビルマ語
  • 研究対象地域
  • 中国(香港・マカオ)、台湾
  • 韓国、北朝鮮
  • 東南アジア
  • 所蔵資料

    東亜同文会の旧蔵書「霞山文庫」を創立の礎としている本学図書館は、中国との関係も深く、中国語文献を豊富に所蔵する。

    中国語資料はOPAC(https://library.aichi-u.ac.jp/外部サイトへのリンク)で、漢籍は『愛知大學漢籍分類目録』(1960)および全国漢籍データベース(http://kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/kanseki外部サイトへのリンク)で検索可。

    主要なアジア関係コレクションは以下のとおり:

    (1)霞山文庫(旧東亜同文会蔵書)

    中国清代末から中華民国の時代にかけての文献を幅広く網羅した35,000冊。(洋装本12,300冊、漢籍22,700冊)

    洋装本はOPAC、『愛知大学図書館霞山文庫図書目録』(1999)。

    (2)中国調査旅行報告書(支那調査報告書)

    1916年~1935年に東亜同文書院の学生が中国各地を調査旅行に出かけ書いた卒業論文の稿本400冊で、『支那省別全誌』全18巻、『支那経済全書』全12巻、『新修支那省別全誌』9巻(中断)の刊行の原稿となった資料である。マイクロフィルム版もある。

    『支那調査報告書 : 東亜同文書院[マイクロフイルム版]』(雄松堂書店 1997)に総目次あり。

    (3)東亜同文書院大旅行誌

    上記(2)の副産物として作成した日記・紀行文を毎年各期(5期~40期)ごとにまとめて刊行したもの。図書及びマイクロフィルム版あり。

    (4)簡齋文庫(元蔵相小倉正恒氏旧蔵書)

    元住友本社総理事・元東亜同文会理事でもあった小倉(簡齋)氏旧蔵の漢籍を主とした約30,000冊。「楚辞集註」正徳14年(1519年)刊をはじめ明版も含まれている。とりわけ杜甫に関する文献は、「九家集注杜詩」36巻をはじめ非常に揃っている。

    (5)竹村文庫(元浦和高等学校教授竹村昌次氏旧蔵書)

    1750年~1920年にフランス語・英語・ドイツ語で書かれた東洋の歴史・地誌・紀行書943冊。

    (6)中日大辞典文庫

    1981年に受贈した、上海の東亜同文書院時代から続けられていた中国語辞典編纂事業で使用した書籍3,277冊。

    (7)中国学術交流文庫

    1980年に北京語言学院(現北京語言大学)、南開大学との交換で入手した中国書1,700冊。

    (8)ライヒマン文庫(アメリカCity National Bank of Los Angelesの副頭取ライヒマンの旧蔵書)

    17世紀から19世紀にかけて欧米で刊行されたJ.レッグ(経書の英訳)やW.H.メドハースト(聖書の漢訳・英漢辞典)の著作など中国研究文献コレクション979冊。

    (9)小川文庫

    唐詩関係をはじめとする中国学基礎文献を主とする和漢書3,750冊。『小川文庫漢籍簡易目録』(事務用)で検索可。

    (10)佐藤文庫

    経学関係を主とする漢籍3,750冊。佐藤匡玄博士旧蔵書。『佐藤文庫漢籍簡易目録』(事務用)で検索可。

    (11)浅川文庫(浅川謙次氏旧蔵書)

    現代中国の政治経済関係文献を主とする中国語関係文献3,277冊。

    (12)霞山会・田尻文庫(田尻愛義氏旧蔵書)

    現代中国関係および日本の外交関係文献5,200冊。

    (13)徳永文庫(元京都帝国大学・同志社大学教授 徳永清行氏旧蔵書)

    支那満蒙関係資料。日本の大陸進出から満洲国成立に至る経済関係を中心とした謄写版の小冊子やパンフレット類が多く、関係者のみに伝達された資料が多い。図書664冊、雑誌42誌。

    (14)江口文庫(江口圭一教授旧蔵書)

    日本近現代史、日中戦争に関する図書3,377冊、雑誌205誌。満州事変期の陸軍パンフレット、倉林香三関係、蒙古連合自治政府経済部次長の沼野資料など一次資料多し。

    (15)谷文庫(谷光隆教授旧蔵書)

    中国・明代の馬声を中心とする制度史、河工史、さらには東亜同文書院に関する公刊された資料805点。