学習院大学東洋文化研究所
- 英語名
- Research Institute for Oriental Cultures Gakushuin University
- 住所
- 〒171-8588 東京都 豊島区目白1-5-1(学習院大学内 北1号館4階)
- 所蔵資料
-
中国・朝鮮を中心としたアジア地域関連の図書および逐次刊行物。昭和24年以降に受け入れられた資料については、GLIM/OPAC(https://glim-sr.glim.gakushuin.ac.jp/
)で検索可能。主なアジア関係コレクションは以下のとおり。詳細は「学習院大学所蔵の東アジア関連資料」(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/rioc/knowledgecenter/index.html
)を参照。
(1) 友邦文庫
元朝鮮総督府関係者を中心に組織された中央日韓協会・友邦協会が収集した資料群を2000年に学習院が購入したもの。朝鮮・満蒙関連図書、朝鮮総督府財政資料、朝鮮総督府文書類、雑誌、朝鮮総督府関係者録音記録、そのほか追加収集した資料がある。「学習院大学デジタルライブラリー」(https://glim-op.glim.gakushuin.ac.jp/
)で検索できるほか、冊子体の目録として『友邦文庫目録』(2011)がある。また、一部資料については、「東アジア学バーチャルミュージアム 友邦文庫の世界-朝鮮総督府関連資料」(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/rioc/vm/c03_yuuhou/index.html
)で閲覧可能。
(2) 風俗写真資料【満洲・朝鮮】
旧制学習院歴史地理標本室より移管され東洋文化研究所で保管している朝鮮時代末期の写真277枚などからなる。「東アジア学バーチャルミュージアム アジアの肖像-学習院大学所蔵古写真」(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/rioc/vm/c05_koshashin/index.html
)で閲覧可能。
(3) 磯野文庫
法社会学者の磯野誠一氏の寄贈による戦前を主とした蒙古関係資料217件。磯野氏が1944年に張家口(現在の中国・河北省)に開設された西北研究所の所員として調査活動を行った際に収集したとみられる資料群である。GLIM/OPAC(https://glim-sr.glim.gakushuin.ac.jp/
)で検索可能。
(4) 東亜経済調査局所蔵回教関連資料
東亜経済調査局旧蔵のイスラム教(回教)関連資料41件。すべてに東亜経済調査局の所蔵印と分類番号が残っている。2002年に古書店から購入した。GLIM/OPACで検索可能。
(5) 海南島軍政資料
日中戦争時に海軍が占領し軍政を布いた中国海南島で発行された資料26件。古書店より購入した。GLIM/OPACで検索可能。
(6) 末松保和関係資料
東洋文化研究所初代主事で朝鮮史研究者の末松保和氏(1904~1992 年)旧蔵の文書類である。内容としては末松氏の旧蔵ノート、手帳、書簡、原稿草稿が大半を占める。目録に調査研究報告56号『学習院大学東洋文化研究所所蔵資料紹介―末松保和資料』(2012年3月)がある。
(7) 上甲米太郎関係資料(寄託)
植民地朝鮮において普通学校で教員を務めていた上甲米太郎氏に関連する資料。内容は1920年代の日記、戦後の書簡、パンフレットが中心である。2003年に寄託された。目録は辻大和・富澤萌未「上甲米太郎関係資料目録―植民地朝鮮での教員の日記」(『東洋文化研究』17、2015年3月)として刊行されている。
(8)澤口文庫
元学習院大学文学部教授で中国文学研究者の澤口剛雄氏(1902~1995)旧蔵の書籍およびそのほかの資料。漢籍270点、洋装本220点、レコードや草稿など62点から構成されている。漢籍は経部詩類や集部が主要な部分を占める。
目録は海老根量介・石原遼平「澤口文庫目録 附澤口剛雄氏年譜」(『東洋文化研究』18、2016年3月)がある。
一部の漢籍は「東アジア学バーチャルミュージアム 漢籍の世界」(https://www.gakushuin.ac.jp/univ/rioc/vm/c04_kanseki/index.html
)で閲覧可能。
(9)小倉進平関係資料
言語学者で東京帝国大学教授、京城帝国大学教授を歴任した小倉進平氏(1882~1944)が残した朝鮮語学、日本語学関係の書簡やカード、ノート、原稿など約3,000点の資料群。2012年度に令息小倉芳彦氏から寄贈された。
目録に調査研究報告60号『小倉進平関係文書目録―学習院大学東洋文化研究所所蔵―』(2016年3月)がある。