東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所文献資料室
- 英語名
- Research Institute for Languages and Cultures of Asia and Africa, Tokyo University of Foreign Studies.
- 住所
- 〒183-8534 東京都 府中市朝日町3-11-1 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所1階
- 所蔵資料の言語
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- 中国語
- 朝鮮語
- モンゴル語
- チベット語
- インドネシア語
- クメール語(カンボジア語)
- タイ語
- タガログ語(ピリピノ語)
- ビルマ語
- ベトナム語
- マレーシア語
- ラオ語
- ウルドゥー語
- サンスクリット語
- シンハラ語
- タミール語
- パーリ語
- ヒンディー語
- ベンガル語
- アラビア語
- トルコ語
- ヘブライ語
- ペルシア語
- アゼルバイジャン語
- カザフ語
- トルクメン語
- 所蔵資料
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アジア・アフリカ諸地域の言語・文化研究のための重要資料。図書約13万冊、雑誌約1,800タイトル等。内、一般図書約7万冊は、東京外国語大学附属図書館AA研コーナーに配架。雑誌、新聞、貴重図書、一部の参考図書・大型本、マイクロ資料等は、研究所1階の文献資料室に配架している。アジア関係コレクションは以下のとおり。
(1)バハーイ教関係図書(ペルシア語)
(2)C. Banerjee Collection(ベンガル語)
(3)ビルマ語図書(UCL. Rgn)
1980年代後半にヤンゴン大学中央図書館から合計1,950冊のビルマ語文献(一部英語)の寄贈を受け、コレクションとして所蔵。分野は歴史、宗教(仏教)、民族文化、文学、評論の広きにわたる。
(4)山本文庫
言語学者で、おもに満洲語を研究した山本謙吾氏(跡見女子大元教授、購入時にすでに故人)の蔵書。内容は、一般的言語学文献が中心だが満洲語の辞書などもふくむ。
(5)小林文庫
歴史学者で、モンゴル帝国史・元朝史を研究した、小林高四郎氏(横浜国立大学教授などを歴任、購入時は生存)の蔵書。内容は東洋史関係で、内陸アジアに関するものが多い。
(6)王文庫
王育徳氏(1924-1985)は、中国語の方言-特に?南語-研究の権威であると同時に、台湾独立運動の指導的立場にあった。AA研では、1994年に王育徳文庫を設立した。収蔵された書籍を大別すると、以下のとおり。
- 歌仔冊(歌仔戯の豆本)
- ?南語関係書籍-韻書、辞書、会話書、教会ローマ字による聖書、賛美歌
- 雑誌-特に『台湾青年』(王氏が台湾人留学生とともに始めた雑誌。台湾独立運動の啓蒙雑誌)、党外雑誌(台湾独立運動関係の雑誌)
- 戦前に出版された台湾関係の日本語書籍
- 文学書
- 手稿
(7)前島文庫
前嶋信次氏(慶應義塾大学名誉教授)より受け継いだ、イスラーム・西アジア研究の資料。
(8)浅井文庫
浅井恵倫氏(1895--1969,言語学者・台北帝国大学教授・金沢大学教授・南山大学教授を歴任,元研究所運営委員)が、自らの調査・研究成果及び小川尚義(1869--1947、言語学者、元台湾帝国大学教授)より受け継いだ、台湾の言語・民族に関する1,000種を越える文書・資料 (フィールドノート、手稿・原稿、パンフレット、孔版文書、地図、語彙カード等)、22,000枚を越える写真、40程の録音、映画数本からなるコレクション。既に絶滅した平埔族のシラヤ語文書やその言語の録音、貴重な歴史的原文書である「新港文書」等も含まれる。