京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科図書室
- 英語名
- Library of Graduate school of Asian and African Area Studies, Kyoto University
- 住所
- 〒606-8501 京都府 京都市左京区吉田本町
- 所蔵資料
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西アジア・南アジアに関する資料が中心。主に現地で資料を収集しているため、現地語資料の割合が高い。資料のほとんどを附属図書館書庫に配架しているため、OPACで検索できるよう、全ての蔵書情報をデータ化している。
東南アジアに関する資料は現在のところ、生態学、文化人類学を中心とした蔵書である。最近は環境問題に関する資料も収集している。アジア関係のコレクションは、以下のとおりである。
(1)アイユーブコレクション
テンプル大学教授で、レバノンイスラミックセンター所長である、イスラーム思想研究者のアイユーブ氏(Mahmoud M. Ayoubi)の蔵書3,800冊からなるコレクション。イスラーム思想を中心に、イスラーム全般に関する資料が含まれている。アラビア語約2,600冊、残りは欧米諸言語である。
(2)ラタン・ラル・コレクション
ベンガル地方の歴史と農業の研究家、ダッカ大学のDr. Ratan Lal Chakrabortyの蔵書約2,800冊のコレクション。AA研では、この内、英語資料1,600冊を所蔵しており、附属図書館書庫に配架中。残りの資料は東南アジア地域研究所所管である。
(3)加賀谷コレクション
大阪外国語大学名誉教授 加賀谷寛氏寄贈の「シャーワリーウッラー」を中心としたコレクション。約50冊と少ないが、稀少なものを選りすぐった資料である。
(4)山岳コレクション
京都大学学士山岳会国際登山探検文献センターの蔵書約4,200冊を譲り受けたもの。山岳関連と、ヒマラヤ地方の文化人類学に関する資料である。
(5)アキールコレクション
パキスタンのウルドゥー語学・ウルドゥー文学研究者であるアキール博士の蔵書約25,000冊からなるコレクション。南アジアを中心とするムスリムの歴史と文化に焦点があてられており、扱う範囲は歴史・政治・文学・思想・宗教と幅広い。現在、整理中。準備が整い次第、広報する予定。