昭和32年産米の集荷について

昭和32年7月5日 閣議決定

収載資料:食糧管理史 各論5 食糧管理史編集室食糧管理史編集委員会 食糧庁 1971.5 p.153 当館請求記号:DM173-3

1 昭和32年産米の集荷は,事前売渡申込制によることとし,以下により集荷の万全を期する。
2 事前売渡申込に基いて,政府が買入れるものの昭和32年産米の総平均価格(1~4等平均)は,集荷の確保をはかるための申込加算金100円を含めて玄米石当り10,322円50銭とする。
3 価格差制度については,時期別価格差を設けるほか,歩留に応じて硬質米の価格に所要の加算を行う。
4 生産者の自主的申込を促進するため,申込時に買入代金の一部概算払(玄米石当り2,000円)を行うとともに,昭和32年分の所得税に関しては,事前売渡申込により政府に売渡した米穀について申込加算金および時期別価格差分を含め,玄米平均石当り,1,400円を非課税とする措置を講ずる。