コラム

愛される日本の暖房・炬燵こたつ

暖房器具が発達した現在でも、帰宅後にリラックスする場所は炬燵という人も多いのではないでしょうか。 江戸時代、炬燵は火鉢と並んで主な暖房であり、絵本や錦絵にも描かれていました。暖を取りつつ想いのままに過ごす人々の様子を少しご紹介しましょう。

女性たちが炬燵を囲んで読書をしています。今でもあるような光景です。ぽかぽかと温かそうです。

炬燵から半分身を乗り出した女性が、子どもたちと話しているようです。子どもたちは元気ですね。

炬燵の上の猫。本当は炬燵の中で温まりたいんでしょうか。

炬燵が設置された屋形船。足元を温めつつお酒で体も温めて、舟遊びが二倍楽しくなります。

明治の女性たちも炬燵でぬくぬくです。

炬燵は今も昔も日本人に愛されている暖房です。今は電気になり、洋間でも使えるテーブル式の炬燵も登場していますが、日本家屋の中に溶け込み、そこに集う人々が暖をとり、団らんを楽しむ場所になっています。