＜朝鮮語＞『放射能ファクトチェック : 日本福島の放射能について達人が尋ね専門家が答える』：アジア情報室の社会科学分野の新着資料紹介（2022年4月公開）

2022年8月19日更新
アジア情報室作成

조건우 , 박세용 지음 ; 김교윤 , 김성환 감수（チョ・ゴヌ , パク・セヨン著 ; キム・ギョユン , キム・ソンファン　監修）『방사능 팩트 체크 : 일본 후쿠시마 방사능에 대해 고수가 묻고 전문가가 답하다（放射能ファクトチェック : 日本福島の放射能について達人が尋ね専門家が答える）』ソウル : 북스힐（ブックスヒル）, 2021.5, 310p.【SC185-K3】

キーワード

韓国、放射性物質、福島第一原発事故、報道

著者情報

チョ・ゴヌは国際放射線防護委員会（ICRP）委員であり、元韓国原子力安全技術院放射線安全本部長である。パク・セヨンは韓国の放送局「SBS」の記者であり、本書にも関連する放射能問題についての一連の報道で、第3回韓国ファクトチェック大賞（2020年）において大賞を受賞した[1]。

出版の背景・目的

2011年の福島第一原発事故以来、韓国では放射能汚染に関して、不正確な情報も含め、様々な報道が行われてきた。本書は報道記者と科学者の対談形式で、これらの報道を科学的な立場から検証していくものである。

本書のポイント

パク・セヨンが記者の立場から韓国国内の放射能汚染関連報道に関する疑問を投げかけ、チョ・ゴヌが科学者としての見解を示す対談形式で構成されている。パク・セヨンの質問を通して、放射能汚染に対する韓国国内の報道や、韓国国民の認識の一端を知ることができる。また、チョ・ゴヌの回答を通して韓国を代表する放射線防護専門家の見解を知ることができる。

なお、本書をもとにした報道記事がSBSニュースサイトで公開されている[2]。

はじめに
序文福島原発事故の後、人々を驚かせた3つの事件
1部あなたが信じていた放射能報道、事実は？
　放射能が日本政府の安全基準値の400倍だって？
　400倍と言っていたのに、今度は安全基準値の800倍？
　セシウムを除去した土を食べると牛が死ぬって？
　東京の放射能ホットプレイス、レントゲン100万回の被ばく？
　福島に数日滞在しただけでがんの発生率が増加？
　除染土を隠すために「偽装幕」をかけたって？
2部日本に行く前、あなたが調べることになるファクトチェック
　日本の「小細工」、福島の放射線量がソウルとあまり変わらないから安全だ？
　福島原発から出た人工放射線、より危険だ？
3部オリンピックで勃発した放射能問題のファクトチェック
　飲食物でなぜセシウムだけを検査をするのか？
　放射能食品を食べると、何万倍被爆するのか？
　福島産米のセシウム検査法、信用できるか？
おわりに
索引

＜朝鮮語＞『放射能ファクトチェック : 日本福島の放射能について達人が尋ね専門家が答える』：アジア情報室の社会科学分野の新着資料紹介（2022年4月公開）

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出版の背景・目的

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