<朝鮮語>「インド太平洋戦略対一帯一路の衝突動向と韓国の外交安全保障戦略」『戦略研究』第28巻2号:アジア情報室の社会科学分野の新着資料紹介(2022年4月公開)

김성한, 김민성(キム・ソンハン, キム・ミンソン)「인도·태평양전략 대 일대일로의 충돌 동향과 한국의 외교안보전략(インド太平洋戦略対一帯一路の衝突動向と韓国の外交安全保障戦略)」『전략연구(戦略研究)』제28권 제2호(통권 제84호)(第28巻第2号(通巻第84号)), pp. 7-44(한국전략문제연구소(韓国戦略問題研究所))【(1000000000108132)国立国会図書館の所蔵情報へのリンク[1]

キーワード

韓国 外交安全保障 アメリカ 中国

著者情報

キム・ソンハン(金聖翰)はアメリカの外交政策、米韓関係などを専門とする国際政治学者である。韓国外交通商部(現・外交部、部は日本の省に相当)外交安保研究院で勤務(1994-2007)ののち、2007年から高麗大学校国際大学院教授となる。イ・ミョンバク(李明博)政権のもとで外交安保諮問委員(2008-2012)、外交通商部第2次官(2012-2013)を歴任した[2]。ユン・ソクヨル(尹錫悦)新政権への移行を準備する大統領職引継委員会では、外交安保分科幹事を務める。

キム・ミンソンはイラン核問題などを専門とする国際政治学者である。国立外交院外交安保研究所勤務を経て、2019年からは高麗大学校一民国際関係研究院研究教授となる。

出版の背景・目的

本論文は、財団法人韓国海洋戦略研究所で進められた研究領域「インド太平洋戦略対一帯一路の衝突動向と韓国の外交安全保障戦略」のうち、キム・ソンハン、キム・ミンソン両氏の共同研究の成果をもとに執筆されたものである[3]

本書のポイント

2022年3月9日に実施された韓国大統領選挙で、保守系野党「国民の力」のユン・ソクヨルが勝利した。5年ぶりの保守政権誕生で、今後の外交安全保障政策の動向が注目されている。本論文は、ユン・ソクヨル次期大統領の外交ブレーンと目されるキム・ソンハンらが、アジア太平洋地域における米中対立を分野別に分析している。経済安全保障や韓国外交の自律性確保等の観点から、韓国の取るべき外交安全保障戦略を説いたものであり、今後の韓国の外交安全保障政策の方向性を理解するうえで参考になる。

目次

要約
I. はじめに
II. アメリカのインド太平洋戦略と中国の一帯一路構想の衝突
 1. 背景と展開
 2.衝突の要因:中国の力と影響力拡大に対するアメリカの対応
III. 分野別の衝突と重要争点
 1. 経済・通商分野
 2. 軍事分野
 3. 先端科学技術分野
 4. 重要争点
IV. 結論
英文要旨
参考文献

関連する国立国会図書館刊行物収載の文献

国立国会図書館調査及び立法考査局「中国の「一帯一路」構想」『調査と情報―ISSUE BRIEF―』No.982(2017.11.9)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10983258国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク
佐藤毅彦「21 世紀アメリカの安全保障戦略―歴代政権の「国家安全保障戦略」を中心に―」『21世紀のアメリカ : 総合調査報告書(調査資料 = Research materials ; 2018-3)』(2019.3)
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国立国会図書館『アメリカの外交政策と日本 (調査資料 = Research materials. 2019-2)』(2019.10.8)
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角田昌太郎「サプライチェーンの安全保障 : 米中対立下の懸念と米国が主導する経済的連携」(国立国会図書館調査及び立法考査局『変化する国際環境と総合安全保障 : 総合調査報告書 (調査資料 = Research materials. 2021-3)』)(2022.3)
https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12198934国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク

(アジア情報課 河村 真澄)



[1] 本論文が収録された『전략연구(戦略研究)』は、当館契約データベースのDBpiaで利用できる。

[2] 聯合ニュース『韓国人物事典(2020)』聯合ニュース, 2019【Z42-AK27】

[3] 2021年3月9日に同研究所で最終報告会が開催されている。
https://kims.or.kr/news/event/new-20210316/外部サイトへのリンク