国立国会図書館オンラインで検索できる目次データ
国立国会図書館オンラインで、目次データから資料を検索する際の基本的な方法についてご紹介します。
1. 目次データとは
資料(図書や雑誌)の目次ページに記載された内容を機械的に検索できるようにテキスト化した情報を、ここでは目次データと呼びます。
2. 検索のポイント
国立国会図書館オンラインでは、一部の資料について目次データなど
を検索することができます。
詳細検索画面で、資料種別を「すべて」にして、キーワード欄から検索すると、全種類の目次情報を検索することができます。
検索結果が多すぎる場合は、検索結果の画面の左側に示される項目で、検索結果を絞り込むことができます。
「除く」(「―」)アイコンをクリックすると、逆に選択した項目を検索結果から除くことができます。
このように「利用者に検索語を入力させることなく、システム側に検索項目を提示させ、その項目を利用して行う検索」をファセット検索と呼びます。是非、ご活用ください。
3. 検索できる目次データ
検索できる目次データには以下のようなものがあります。以下の表に種類・概要・検索項目・検索不可の目次データ例をまとめました。
記事名を漏れなく検索するためには、資料種別を限定せずにキーワードで検索することがポイントです。
※表中、国立国会図書館デジタルコレクションはデジコレと略しています。
種類 | 概要 | 入力欄 | 資料種別 | 検索不可の 目次データ例 |
デジコレの |
デジタル資料の |
キーワード | 「すべて」 推奨 |
電子書籍・ |
雑誌記事索引 | おもに1945年以降の 一部の雑誌の記事名など |
キーワード タイトル 著者など |
すべて |
なし |
内容細目 | 論文集の個別タイトルなど | キーワード タイトル 著者(一部) |
「すべて」 推奨 |
なし |
目次データベースの |
参考図書の目次データなど |
キーワード |
すべて |
なし |
国立国会図書館デジタルコレクションの目次データ
国立国会図書館デジタルコレクション(以下、デジコレ)は、当館で収集・保存しているさまざまなデジタル資料を検索・閲覧できるウェブサイトです。
収録資料の多くには目次データが付けられており、国立国会図書館オンラインでも検索することができます。
資料のデジタル画像のうちには、インターネット非公開のものもありますが、目次データはすべてインターネットで公開しています。
デジコレの目次データは簡易検索画面と詳細検索画面の「キーワード」欄でのみ検索でき、「タイトル」欄や「著者・編者」欄に入力しても検索することはできません。
資料種別は多岐にわたるため、「すべて」にするのがおすすめです。
なお、「雑誌記事」に指定すると、デジコレの目次データは検索できませんのでご注意ください。
雑誌記事索引
当館が作成している雑誌記事のデータベースです。
国立国会図書館オンラインの簡易検索から検索できるほか、詳細検索で「雑誌記事」のみを検索対象に指定することができます。
「タイトル」欄で、記事名を検索できます。雑誌記事索引の検索対象となっている雑誌は、おもに1945年以降に国内で刊行されている学術誌、専門誌、機関誌、一般総合誌の中から、当館で選定したものです。登録されていない雑誌(例:海外の英文雑誌等の記事)は記事名からは検索できません。また、3頁未満の論文や、読者投稿欄なども登録されていません。詳しくは、雑誌記事索引についてをご参照ください。
内容細目
内容細目は、おもに論文集や全集などについて、個別のタイトルと著者などを記載したものです。雑誌や新聞以外の資料種別の資料に付与されることがあります。
キーワード・タイトル・著者名で検索ができますが、著者名で検索できない資料もあります。
目次データベースの目次データ
リサーチ・ナビの目次データベースは、当館のレファレンス・サービス担当職員が選択した参考図書・論文集の目次データを収録したデータベースです。
国立国会図書館オンラインでも検索することができます。資料種別は限定せず、キーワードで検索してください。
「タイトル」欄や「著者・編者」欄に入力しても検索できません。