絵踏
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1.Nippon
- Philipp Franz von Siebold"Nippon"
(bei dem Verfasser 1832-[1851] 【特4-26】)(掲載画像のみ)
※以上3点の高画質の画像:"Nippon"[ZIP:39.8MB]
江戸時代にキリシタンでないことを証明するために行われた「絵踏」の様子を紹介する絵としてしばしば取り上げられます。この資料は、ドイツ人医師のシーボルト(1796-1866)が来日時に調査・研究した成果や収集した標本などをもとにまとめた日本研究に関する大著の初版で、縦39.5cm、横 30cm の大きな本です。A3 判の紙が 縦42.0cm、横29.7cmであることと比較すると、その大きさが分かると思います。画像は、標題紙及び中扉前の挿絵です。なお、当館所蔵分は残念ながら完本ではありません。
絵踏は、時代を経ると長崎では正月の年中行事となっていき、春の季語とされています。絵をご覧いただくと、鏡餅が飾られているなど、正月の時期の絵であることがうかがえます。
なお、東京国立博物館では絵踏に使用された「踏絵」の実物を所蔵しており、それらの画像を同博物館のウェブサイトで見ることができます。
関連文献
- フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト(中井晶夫ほか訳)『日本』
(雄松堂書店 1977-1979年 【GB391-97】)
本書の全訳で、本編6巻、図録3巻で構成されています。ただし、底本は1975年に刊行された以下の復刻本です。 - Philipp Franz von Siebold "Nippon"
(覆刻版 Kodansha 1975 【YP5-118】)
関連する当館ウェブページ
- 電子展示会 江戸時代の日蘭交流
上記初版とともに第2版【特1-0764】を紹介するほか、シーボルトに関する当館所蔵資料を紹介しています。
関連するウェブページ
- 東京国立博物館 画像検索
(東京国立博物館)
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