人形浄瑠璃
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1.牟芸古雅志
- 瀬川如皐二世『牟芸古雅志』
(文政9(1826)年自跋 【201-35】)(掲載画像のみ)
※左上から曽根崎心中の絵、表紙、附考1頁目、附考2~3頁目、附考4頁目と跋1頁目、跋2頁目
※6点の高画質の画像データ:『牟芸古雅志』[ZIP:45.3MB]
人形浄瑠璃の上演の様子を伝える絵としてしばしば紹介されます。書名を「むぎこがし」と読む本書は上下2巻で構成され、上記の絵は下巻に収録されています。本書は、芸能関係の文章や絵などを、歌舞伎作者である二世瀬川如皐(1757-1833)が写して整理したものです。
下巻には、収録している文章や絵などの瀬川如皐自身による「附考」と題する解説があり、上記の絵についての記述は附考3頁目最後にあります。これによれば、近松門左衛門作の「曽根崎心中」の「けいこ本の口絵」だとされています。なお、左側のページで人形を操っているのは、「曽根崎心中」の「お初」などで人気を博した初代辰松八郎兵衛(?-1734)です。
また、跋2頁目末尾には、本書の書名「牟芸古雅志」についての言及と、別名を「写謄入禁解」とする記述があります。
関連文献
- 日本随筆大成編輯部編『日本随筆大成 第2期 第4巻』
(新装版 吉川弘文館 2007年 【KG294-J51】)
本書を翻刻したものです。
関連するウェブページ
- 近松門左衛門
(文化デジタルライブラリー
)(独立行政法人日本芸術文化振興会)