江戸期の医学
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1.解体新書
- キュルムス(杉田玄白ほか訳・小田野直武画)『解体新書』
(須原屋市兵衛 安永3(1774)年 【わ490.9-15】)(国立国会図書館デジタルコレクション)
※下段は左から第1冊(序・図)表紙、杉田玄白による序文、第2冊本文冒頭
言わずと知れた「解体新書」です。序文・図版を収めた1冊と本文4冊の全5冊で構成されています。翻訳の底本にしたのは、ドイツの解剖学者キュルムス(1689-1745)の手による「解剖学図表」の第3版(1732年刊)をオランダ語訳したものです。記述はいずれも漢文表記で、よく知られた絵は、序文・図版を収めた第1冊にあります。
2.臧志
- 山脇尚徳『臧志』
(宝暦9(1759)年序 【W415-11】)(掲載画像のみ)
※左上から右に表紙、見返し、剥胸腹図、九臧前面図/九臧背面図、背骨側面図
※5点の高画質の画像データ:『臧志』[ZIP:56.6MB]
著者の山脇尚徳(1705-1762)は、山脇東洋の名前でも知られる江戸中期の医者です。本書は、宝暦4(1754)年に著者によって行われた日本初の医学的解剖の記録です。ここでは、表紙、見返し、図版の部分をご覧いただけます。
関連文献
- キュルムス(杉田玄白ほか訳著・酒井シヅ訳)『解体新書 全現代語訳』
(新装版 講談社 1998年 【SC61-G55】)