原子力設計図集(AEC Engineering materials and Drawings)

ここでは、原子力設計図集の概要と利用方法を説明します。
【 】内は当館請求記号です。

目次

1. 概要
2. 所蔵資料の内容および検索ツール
3. 利用方法

 

1. 概要

原子力設計図集(AEC Engineering materials and Drawings)は、原子力の利用促進と安全管理・規制を所管していた米国原子力委員会(AEC: Atomic Energy Commission, 1946-1974)が、原子力研究および利用推進の機運の高まりを受け、所管研究所、発電所、工場などの、原子炉、施設・設備、各種計測機器、実験道具などに関する、設計図面、仕様、写真、関連資料などを集め、マイクロフィッシュに撮影して国内外に頒布した資料です。
国立国会図書館の所蔵資料国立国会図書館の所蔵情報へのリンクは、1962年6月にAECから寄贈を受けたものです。
マイクロフィッシュにはCAPE番号が付与されています。CAPE番号は、AEC内のTIS(Technical Information Service)によって設定された資料特定用のコードであり、「CAPE」という記号と数字から構成されています。1件のCAPE番号に含まれるマイクロフィッシュの枚数は、1枚から1,000枚以上までさまざまで、設計図面や仕様といったそれぞれのマイクロフィッシュに一連の枝番号が付与されています。
現在、当館では、CAPE 1から1201までの1,112件、全39,209枚を所蔵していますが、欠番や欠枝番、重複、改訂、複数枚の組合せなどが多数含まれています。また、オリジナルの図面の劣化や、現像不良などのために、画像が不鮮明なものも多くあります。

 

<参考文献>

 

2. 所蔵資料の内容および検索ツール

  • TID-4100『Engineering Materials List』シリーズ
    原子力設計図集の内容詳細は、AECの発行するテクニカルリポートTID-4100『Engineering Materials List』で確認することができます。Computer, Critical Assemblies, Engineering Equipment and Machinery, Hot Laboratory Equipment, Instrumentsなど十数種類の大分類と、その下位の小分類で区分けされており、主題索引からも資料が探せるようになっていますが、分類の表記などには多少揺れがあります。
  • HathiTrust Digital Library外部サイトへのリンク
    アメリカを中心とした、大学や研究機関などの所蔵資料をデジタル化し、アーカイブしている電子図書館です。『Engineering Materials List』をデジタル画像で見ることができます。
  • 『原子力設計図集目録: List of engineering materials』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(国立国会図書館閲覧部科学技術参考課 1962.10 【Y111-KA30-3】)
    国立国会図書館がTID-4100の分類に準拠して作成した分類目録です。

上に紹介した資料を参考に、各CAPE番号、タイトル、作成機関、掲載TID-4100 巻号を一覧表にしたリストは、「CAPE_所蔵資料」(PDF:347KB)から確認することができます。
また、各TID-4100 の巻号の当館所蔵書誌およびHathiTrustへのリンクを一覧にしたリストは、「CAPE_TID収録範囲」(PDF:232KB)から確認することができます。
なお、『Engineering Materials List』の補遺27巻(TID-4100(Suppl.27))は当館に所蔵がなく、HathiTrustのデータも未確認です。この巻に収録されているCAPE番号の資料については、補遺36巻(TID-4100(Suppl.36))の集積索引によりセットのタイトルの確認はできていますが、各マイクロフィッシュの詳細内容については実物でご確認ください。

 

3. 利用方法

(1) 閲覧したいマイクロフィッシュのCAPE番号と内容を、「2. 所蔵資料の内容および検索ツール」に記載した「CAPE_所蔵資料」(PDF:347KB)および「CAPE_TID収録範囲」(PDF:232KB)のリスト、国立国会図書館オンラインのデータ(請求記号:YE5-D1)などを用いて特定してください。可能であれば枝番号も特定してください。枝番号の探し方が分からない場合はカウンター職員にご相談ください。

(2) ご覧になりたいアイテムを特定したら、科学技術・経済情報室カウンターにお越しください。カウンタ―で資料請求票をご記入いただきます。

(3) 書庫から資料が出納されたらお知らせしますので、カウンターで受け取ってください。

(4) フィルムを取り扱う際は、カウンターでお渡しする手袋を着用してください。 縮小率が低いため、現在は科学技術・経済情報室のデジタルマイクロリーダーでは、画像の全体像を見ることができません。デジタルマイクロリーダーでは、フィルムの種類のうち、「カスタム」を選択し、一番低い倍率(6.8X)を選択してください。この倍率で部分的に閲覧することができますので、リーダーのハンドルを動かしながら内容を確認してください。

(5) 複写を希望される場合は、デジタルマイクロリーダーを経由してプリントアウトを申し込んでいただきます。全体像を1枚の紙にプリントアウトすることはできません。1枚のマイクロフィッシュを何回かに分けて部分的にプリントアウトし、組み合わせて見ていただく必要がありますので、あらかじめご了承ください。