博覧会について調べる

博覧会について調べるための主な資料やインターネット情報源を紹介します。
ここで取り上げる博覧会とは、国際博覧会(万国博覧会)のほか、明治初期から現在に至るまでに日本国内で開催された各種博覧会を含みます。
『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。

【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。

1. 1993年以前に刊行された博覧会関係資料

国立国会図書館が所蔵する幕末・明治以降の博覧会に関する資料は、以下の目録で調べることができます。

  • 田中 克彦「国立国会図書館所蔵博覧会関係資料目録」(『参考書誌研究』 44号 1994年8月 pp.48-121 【Z21-291】)(国立国会図書館デジタルコレクション
    天保5(1834)年から平成5(1993)年までに開催された国際博覧会(万国博覧会)、内国勧業博覧会、地方博覧会に関する資料を、博覧会の開催年順に収録しています。博覧会全般に関する概説書や研究書のほか、個別の博覧会に関する報告書や記録集、出品目録など網羅的に掲載しています。
    なお、国立国会図書館ホームページ内「参考書誌研究」のページにおいても本文PDF版(5.30MB)を公開しています。

上記の目録に掲載されている資料のうち、発行年代が古い資料は、当館や海外の図書館などでデジタル化している場合があります。
以下のデータベースなどでデジタル化資料を探すことができます。

日本語の資料

日本語以外の資料

上記の目録に掲載されていない資料は、「3. 国立国会図書館サーチで検索するには」をご覧ください。

2. 1994年以降に刊行された博覧会関係資料

各種博覧会について総合的に調べることができる資料を紹介します。
個別の博覧会について扱った資料を探す場合は、「3. 国立国会図書館サーチで検索するには」をご覧ください。

2-1. 国際博覧会(万国博覧会)

国際博覧会とは、国際博覧会条約に基づき、博覧会国際事務局(BIE)外部サイトによって承認された博覧会のことです。万国博覧会とも呼ばれています。国際博覧会には登録博覧会(旧:一般博覧会)と認定博覧会(旧:特別博覧会)の2種類があります。

  • 『国際博覧会歴史事典』(内山工房 1999 【D7-G26】)*
    国際博覧会の歴史について総合的にまとめています。巻末に「国際博覧会年表」が付されており、個々の博覧会の名称や会期、概要、入場者数などが一覧できます。

  • 『図説万博の歴史 : 1851-1970』(小学館クリエイティブ 2017 【D7-L85】)
    国際博覧会に関する写真や絵などのビジュアル資料約1,000点が収録されています。巻末に「主な国際博覧会」として年表が付されており、個々の博覧会の名称や会期、テーマなどが一覧できます。

  • 『国際博覧会と日本』(日本貿易振興機構展示事業部 [2005] 【D7-H54】)*
    戦後、日本が参加した海外の国際博覧会について、参加概要などが掲載されています。また、日本で開催された国際博覧会についても概要が掲載されています。

  • 『わが国の国際博覧会の環境・設備デザイン : 理念・計画・技術・実績』(空気調和・衛生工学会 1997 【D7-G20】)
    国内で開催された国際博覧会について、各会場やパビリオンにおける施設・設備の計画、設計、施工に関する情報が掲載されています。会場全体図や一部施設の平面図・断面図、設備図面なども掲載されています。

  • 『明治期万国博覧会美術品出品目録』(東京国立文化財研究所美術部 編 1997 【K3-G53】)
    幕末から明治期までに海外で開催された国際博覧会のうち、主要な9つの博覧会に日本から出品した美術品・工芸品についてまとめた資料です。「万国博覧会美術品出品目録及び受賞目録」、「出品人及び製作人姓名・号名索引」などが掲載されています。

  • 『紀元二千六百年記念日本万国博覧会 近代日本博覧会資料集成』(国書刊行会 2015)
    昭和15(1940)年に開催が計画されていた日本万国博覧会に関する資料のうち、『萬博』、『博展』などの資料を復刻し、収録しています。

  • 『Historical dictionary of world's fairs and expositions, 1851-1988』(Greenwood Press 1990 【D7-B3】)
    嘉永4(1851)年から昭和63(1988)年までに開催された国際博覧会などについて扱った事典です。

  • 『Encyclopedia of world's fairs and expositions』(McFarland & Co. 2008)
    嘉永4(1851)年以降に開催された国際博覧会を中心に、歴史、建築、文化などの観点から解説した事典です。

2-2. その他博覧会

  • 『目で見る日本の博覧会』(日本図書センター 2013 【D7-L11】)
    博覧会資料収集家・中谷作次氏のコレクションをもとに、国内で開催された博覧会について紹介しています。当時のポスターや絵はがき、チケットなどのビジュアル資料が多数掲載されています。巻末に「博覧会年表」が付されており、個々の博覧会の名称、会期、会場、入場人員などが一覧できます。『博覧会見物』(学芸出版社 1990 【D7-E48】)(国立国会図書館デジタルコレクション)の複製です。

  • 「日本の博覧会--寺下勍コレクション」(『別冊太陽』 133号 2005年2月 pp.1-240 【Z23-238】)
    博覧会研究家・寺下勍氏のコレクションをもとに、国内で開催された博覧会について紹介しています。当時のポスターや錦絵、会場図、チケットなどのビジュアル資料約700点が掲載されています。巻末に「日本の博覧会年表」が付されており、名称、会期、会場、入場者数などが一覧できます。

  • 『子ども・家庭・婦人博覧会 近代日本博覧会資料集成』(国書刊行会 2018)*
    大正から昭和戦前期までに国内で開催された子どもや家庭、婦人をテーマとした博覧会について、関連する報告書や写真帖などの資料を復刻し、収録しています。

  • 『植民地博覧会 近代日本博覧会資料集成』(国書刊行会 2012-2013)
    「台湾博覧会」、「満州・大連博覧会」について、関連する報告書や写真帖などの資料を復刻し、収録しています。

  • 『内国勧業博覧会美術品出品目録』(東京国立文化財研究所美術部 編 1996 【K3-G13】)
    内国勧業博覧会に出品された美術品・工芸品についてまとめた資料です。「美術品出品一覧」、「褒賞授與人名表」、「出品人及び制作人姓名・号名索引」などが掲載されています。

  • 『明治期府県博覧会出品目録 : 明治四年~九年』(中央公論美術出版 2004 【D7-H41】)
    明治4(1871)年から明治9(1876)年までに全国の府県で開催された博覧会のうち、出品目録の判明した42の博覧会について、その出品目録を翻刻した資料です。巻末に「出品者索引」が掲載されています。

  • 『博覧会の時代 : 明治政府の博覧会政策』(岩田書院 2005 【D7-H68】)*
    内国勧業博覧会について総合的にまとめています。開催目的や経緯、運営の様子、出品物などについて解説しています。

  • 『博覧会と観光 : 復興と地域創生のための観光戦略』(日本評論社 2017 【D7-L83】)*
    復興博覧会やジャパンエキスポ(特定博覧会)などの事例を取り上げ、日本の博覧会について、地域再生や観光という観点から解説しています。巻末に「日本の主な出来事・自然災害・博覧会対比表」が付されています。

3.国立国会図書館サーチで検索するには

国立国会図書館の蔵書は国立国会図書館サーチで検索できます。「博覧会」、「国際博覧会」、「万国博覧会」、「万博」、「万国博」、「Expo」などのキーワードに「報告」、「記録」、「歴史」、「出品」、「図録」、「図集」のようなキーワードを組み合わせてください。
個別の博覧会については、「ウィーン」、「フィラデルフィア」、「米国」、「巴里」のように開催国名・都市名を組み合わせて検索してください。
また、「Exhibitions」、「world's fair」、「Expositions」、「weltausstellung」、「esposizione」などのキーワードで日本語以外の資料もヒットします。

ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

これらの分類記号に、キーワードとして「博覧会」、「国際博覧会」、「万博」などを掛け合わせて検索できます。

図書

  • 産業博覧会 D7

件名

博覧会に関する代表的な普通件名には、「博覧会」、「万国博覧会」などがあります。

また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し「D7」で検索し、関連する普通件名を探すこともできます。

4. インターネット情報源

  • Bureau International des Expositions(BIE)外部サイト
    博覧会国際事務局のホームページです。今後開催予定の国際博覧会の情報のほか、国際博覧会の概要や歴史、過去に開催された国際博覧会の情報などが掲載されています。

  • 国際博覧会(万博)外部サイト(外務省)
    2025年日本国際博覧会に関する情報のほか、「日本における国際博覧会」、「過去の国際博覧会」、「『国際博覧会条約』抜粋」などが掲載されています。

  • 国際博覧会外部サイト(経済産業省)
    「今後開催予定の博覧会」、「過去に開催した博覧会」が掲載されています。「ご存じですか?万博豆知識」に「万博とは?」、「BIE(博覧会国際事務局)とは?」、「日本で開催された国際博覧会」などが掲載されています。

  • EXPO 2025 大阪・関西万博公式webサイト外部サイト
    2025年に日本で開催予定の国際博覧会に関する情報が掲載されています。

  • 博覧会 近代技術の展示場(国立国会図書館 電子展示会)
    国際博覧会、内国勧業博覧会の歴史や産業・技術との関わりについて、さまざまな画像とともに紹介しています。参考文献やリンク集も掲載しています。

  • 国立国会図書館インターネット資料収集保存事業(WARP)
    国の機関や自治体をはじめとする公的機関のウェブサイトを収集、保存しています。博覧会名などのキーワードで検索すると、保存されたウェブサイトの関連するページを見ることができます。

  • ジャパンサーチ外部サイト(デジタルアーカイブジャパン推進委員会・実務者検討委員会)
    書籍や文化財、メディア芸術分野など、国内のさまざまな分野のデジタル・アーカイブにおける多様なコンテンツを横断的に検索できます。博覧会名などのキーワードで検索し、美術や文化財、公文書といったカテゴリーで絞り込むこともできます。

  • 公文書にみる発明のチカラ外部サイト(国立公文書館 デジタル展示)
    「第一部」として「内国勧業博覧会 -明治初年の殖産興業-」が掲載されています。デジタル展示で紹介している資料の一覧も掲載されています。

  • 博覧会から見えるもの外部サイト(東京大学附属図書館 特別展示会)
    「電子展示」、「東京大学所蔵 博覧会関係資料目録 暫定版」が掲載されています。

  • 万国博覧会関連報告書コレクション外部サイト(九州大学附属図書館)
    九州大学附属図書館が所蔵している国際博覧会関連コレクションの目録を見ることができます。

  • 博覧会資料COLLECTION外部サイト(乃村工藝社)
    「博覧会・博覧会資料検索」で乃村工藝社が所有する約1万点の博覧会関係資料を検索できます。「日本博覧会略史」には、日本の博覧会史の概要が掲載されています。

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