東南アジアの地名の表記

外国の地名は、読み方や表記法がわかると調査が行いやすくなります。ここでは、東南アジア各国の地名の表記を調べるためのツールを紹介します。【 】内は当館請求記号です。

1.日本語表記・アルファベット表記を調べる

1-1.現代

現在の地名や歴史的地名を調べる辞典類です。

  • 『外国地名よみかた辞典』(日外アソシエーツ, 2008.8【G64-J1】)
    「第1部アルファベット編」と「第2部カタカナ編」の2部で構成されています。「第1部アルファベット編」では、世界の地名のアルファベット表記33,523項目から日本語表記を検索できます。排列は、アルファベット順です。「第2部カタカナ編」では、世界の地名の日本語表記37,461項目からアルファベット表記を検索できます。排列は五十音順です。
  • 『外国地名レファレンス事典』(日外アソシエーツ, 2006.7【G64-H3】)
    世界の地名の日本語表記36,136項目(五十音順排列)に、アルファベット表記及び簡単な解説を付しています。また、巻末の「原綴索引」で、アルファベット表記から日本語表記を検索できます。
  • 『世界地名大事典』1-2(朝倉書店, 2017.11【G64-L8、G64-L9】)
    巻1(アジア・オセアニア・極. 1 (ア-テ))巻2(アジア・オセアニア・極. 2 (ト-ン))
    世界の地名の日本語表記11,600項目に、アルファベット表記及び解説を付しています。排列は五十音順です。第2巻巻末に、漢字地名の五十音索引及び画数索引、欧文地名のアルファベット索引を付しています。
  • 『世界地名情報事典』(東京書籍, 2003.1【G64-H1】)
    日本語表記約3,100項目(五十音順排列)にアルファベット表記を付すほか、人口や地名の由来、歴史などが解説されています。巻末に、解説中の語約3,400項目から本編の項目語が検索できる「用語索引」があります。

1-2.戦時中

太平洋戦争当時の地名辞典・地名索引です。「祖父の出征先は現在のどこにあたるか」といった問い合わせの場合、1-1と合わせて、これらの資料でも検索します。

  • 『南方地名辞典』(婦女界社, 昭和17【R292.3-N48ウ】)
    (国立国会図書館デジタルコレクション)
    現在の東南アジア地域を含む南方海域の地名約4,000項目を、日本語表記の五十音順で収録しています。各項目に、アルファベット表記と簡単な解説が付されています。なお、序には、「本書においては地名の讀み方は出來るだけ原住民の發音に近いものを採用した。」とあります。
    同資料の復刻版として、『南方地名辞典』(大空社, 2007.2【GE11-H6】)も出版されています。
  • 『印度支那地図地名索引』(東亜研究所, 1942【292.31-To347i】)
    (国立国会図書館デジタルコレクション)
    日本語表記及びアルファベット表記の索引を、佛領印度支那(仏領インドシナ:現在のベトナム、ラオス、カンボジア周辺)、泰(タイ)、緬甸(ミャンマー)、英領馬來(英領マラヤ:現在のマレーシア、シンガポール周辺)の4地域にわけて収録しています。また、仏領インドシナについては、主要な地名の漢字表記五十音索引も収録しています。
    同資料は、『大東亜南方圏地名索引集』(大空社, 2007.2【GE11-H7】)にも収録されています。

2.現地語表記を調べる

現地語でどう書くか知りたい、という場合は、以下のような資料・ウェブサイトがあります。

ベトナム

カンボジア

  • Gazetteer Database Online外部サイト
    カンボジアの省庁横断組織である、民主的地方開発委員会(National Committee for Sub-National Democratic Development (NCDD))が提供する地名データベースです。左端のメニューで英語名称の州を選択し、そこからより小さい行政単位へとフォルダを開いていきます。ページごとに、クメール語と英語の地名が閲覧できます。

ラオス

タイ

ミャンマー

  • ミャンマーの地名(PDF:1.25MB)外部サイト
    大阪大学世界言語研究センター 高度外国語教育全国配信システムプロジェクトの、ビルマ語独習コンテンツ第4課の資料として掲載されているものです。管区・州レベルの地名のビルマ語表記が確認できます。