災害・事故について調べる

災害や事故について調べるための資料には、以下のようなものがあります。ここでは、自然災害、火災などを中心に紹介します。

交通事故については、道路・交通に関する統計、または産業情報ガイド内の交通関連産業をご覧ください。

【 】内は当館請求記号です。記載がないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館サーチでタイトルを入力して検索してください。『資料名』(書誌情報)の後ろに*が付いている資料は、国立国会図書館サーチの書誌詳細画面に目次があります。

1. 日本の災害・事故

  • 『災害と防災・防犯統計データ集』(三冬社 2年に1回刊)*
    災害と事故に関する統計が1冊にまとめられています。「2014」は「東日本大震災保存版」として刊行されています。

  • 『防災白書』(内閣府 年刊 【Z71-K664】)*
    日本の災害の状況と災害対策、国際防災協力などについて図表を交えながら解説しています。内閣府ホームページ内防災白書外部サイトのページに最新版、バックナンバーが掲載されています。

  • 『理科年表』(自然科学研究機構国立天文台編 年刊 【Z43-470】)*
    地震、台風、大雪などの自然災害による被害状況を簡潔にまとめています。各災害による死者・行方不明者数、負傷者数、住家の全壊・半壊数などが掲載されています。

  • 『砂防便覧』(全国治水砂防協会 不定期刊)*
    地すべり、雪崩などの土砂災害記録や水害記録が掲載されています。

  • 『消防白書』(消防庁 年刊)*
    火災、風水害、震災など、災害の現況と対策について図表を交えながら解説しています。原子力災害やガス災害などの特殊災害も取り上げています。総務省消防庁ホームページ内刊行物外部サイトのページに最新版、バックナンバーが掲載されています。

  • 『火災年報』(消防庁 年刊 【Z41-638】)
    建物火災、林野火災、車両火災など、火災全般を図表を交えながら解説しています。総務省消防庁ホームページ内刊行物外部サイトのページに掲載された『消防白書』に統計情報が掲載されています。

  • 『語りかける国土』(パスコ災害緊急撮影プロジェクト 2-3年に1回刊)
    過去の災害緊急撮影の事例が掲載されています。株式会社パスコ外部サイトホームページで、最新版が公開されています。

  • 『東日本大震災被災市町村のすがた : 統計と地図でみる』(日本統計協会 2012 【EG77-J984】)*
    岩手、宮城、福島の被災3県の、震災直前の人口や経済状況および被害の概況を、統計データをもちいて解説しています。

このほか、災害・事故について調べるには、次のような資料があります。

2. 海外の災害・事故

3. 文献目録

災害や事故に関する資料を紹介する代表的な文献目録には、以下のようなものがあります。

ここで紹介する以外の文献目録も国立国会図書館サーチで検索して探すことができます。「災害」と「書目」、または「事故」と「書目」などのように、調べたい分野名をキーワードにして「書目」と組み合わせて検索します。

4. 国立国会図書館サーチで検索するには

国立国会図書館の蔵書は国立国会図書館サーチで検索することができます。「災害」、「事故」、「被害」などのキーワードに地名や国名を組み合わせたり、具体的な災害名で探してください。「統計」や「調査」、「報告」のようなキーワードで絞り込むこともできます。ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)による件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

これらの分類記号に、キーワードとして「災害」、「事故」、「地震」、「台風」や地名、地方自治体名などを掛け合わせて検索できます。

図書

  • 災害・災害救助 EG77
  • 災害救助(行政) AZ-553

雑誌

  • 社会問題 ZE5  「災害」、「防災」などのキーワードを追加します。
  • 消防・防災(行政) ZA15  「災害」、「防災」などのキーワードを追加します。

件名

災害について検索するための代表的な普通件名には、「災害」、「災害救助」、「事故」、「避難」、「産業災害」、「地盤災害」、「飢饉」、「バイオハザード」、「農業災害」、「水産災害」、「戦災」、「海洋災害」、「森林災害」、「自然災害」、「火災」、「水難」、「交通事故」、「電気事故」、「製品事故」、「ガス事故」などがあります。

また、Web NDLAuthorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し「EG77」または「A553」で検索をすると、災害に関するそのほかの普通件名も探すことができます。

5. インターネット情報源

関連するレファレンス事例(レファレンス協同データベース)へのリンク

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