鉱業について調べるには(統計・名鑑・インターネット情報源等)

ここで取り上げる鉱業は、日本標準産業分類外部サイトへのリンクの大分類C「鉱業,採石業,砂利採取業」におおむね該当します。

鉱業について調べるための資料には以下のようなものがあります。
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていないものは、版によって請求記号が異なります。国立国会図書館オンライン国立国会図書館の所蔵情報へのリンクでタイトルを入力して検索してください。

目次

1. 統計資料、名鑑類、調査・レポート等

  • 『世界の鉱業の趨勢』(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 年刊)

    世界の主要鉱産国における鉱業政策、主要鉱産物、鉱山会社の活動状況をまとめています。国ごとに、鉱業の概況、鉱山会社活動状況、日本との関係などが記載されており、主要鉱物については生産量、消費量、輸出入量の統計が掲載されています。石油天然ガス・金属鉱物資源機構外部サイトへのリンクホームページ内にも最新版とバックナンバーが掲載されています。

  • 『メタルマイニング・データブック』(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 不定期刊)

    非鉄金属鉱物資源に関する基本情報、資源政策や最新統計が掲載されています。国内外の非鉄金属やレアメタルの需給、主要鉱業国の現状、資源メジャー企業の動向がわかります。(目次例: 2019

  • 『レアメタル備蓄データ集』(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 年刊)

    レアメタルの国別資源量・埋蔵量・生産量・消費量などが掲載されています。データの出典は、"Mineral Commodity Summaries"外部サイトへのリンク、『日本貿易月表』、『工業レアメタル』などです。(目次例: 2020 公開版2015 各論2015 31鉱種

  • 『経済産業省生産動態統計年報. 資源・窯業・建材統計編』(経済産業省 年刊)

    経済産業省の基幹統計です。金・銀・鉛・亜鉛といった金属鉱物、けい石・石灰石といった非金属鉱物の生産・出荷・在庫などに関する統計が掲載されています。経済産業省ホームページ内経済産業省生産動態統計外部サイトへのリンクに掲載されています。

  • 『鉱山保安統計年報 : 確報』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(経済産業省 年刊 【Z43-292】)

    国内鉱山の災害状況を把握するための統計です。経済産業省ホームページ内鉱山保安統計年報・月報外部サイトへのリンクに掲載されています。

  • "Metallstatistik = Metal statistics"国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(World Bureau of Metal Statistics 年刊 【Z61-E211】)

    過去11年分の世界の非鉄金属(アルミニウム、鉛、銅、亜鉛、錫、アンチモン、カドミウム、マグネシウム、ニッケル、水銀、銀および金)の生産量、消費量、輸入・輸出量が国別に掲載されています。1950年以降のドイツ、イギリス、アメリカにおける主要な非鉄金属の価格もわかります。

  • 『資源メジャー・金属部門の動向調査』(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 年刊)

    世界の金属部門の資源メジャーの企業概要や事業内容を調査しています。石油天然ガス・金属鉱物資源機構外部サイトへのリンクホームページ内にも最新版とバックナンバーが掲載されています。(目次例: 2015

  • 『非鉄金属のしおり : 40鉱種の紹介』(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 不定期刊)

    40の鉱種の基本情報をまとめています。金属の特性、資源国と消費国、貿易概況、鉱石生産から製品に至るまでのフロー、国内用途別推移が図によってまとめられています。2010年で刊行は停止しています。(目次例: 2008

  • 『レアメタルハンドブック』(石油天然ガス・金属鉱物資源機構 不定期刊)

    40種以上のレアメタルの情報が掲載されています。原料事情、主要生産者、需給、価格、代替・リサイクル状況などが取り扱われています。2016年で刊行は停止しています。

  • 『鉱山製錬所名簿』(資源エネルギー庁 年刊)

    鉱種別鉱山数および従事者の推移、従事者規模別鉱山数などが掲載されています。そのほか、金属鉱山、非金属鉱山、製錬所が都道府県別に掲載されており、鉱山の所在地、鉱種名、最寄駅がわかります。2009(平成21)年度が最新の刊行です。(目次例: 2009

  • 『解説レアメタル : NEDOレポート』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(日刊工業新聞社 2016 【PD161-L6】)

    世界各地のレアメタルに関する情報をまとめています。地域別のレアメタル需要量、レアメタル供給量、需給動向見通しなどが掲載されています。(目次

  • 『本邦鉱業の趨勢50年史』(通商産業省大臣官房調査統計部 1963-1964 【560.59-Tu783h2】)(国立国会図書館デジタルコレクション: 統計編国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク解説編国立国会図書館デジタルコレクションへのリンク

2. 専門新聞

  • 『鉱業新聞』国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(鉱業新聞社 月2回刊 【Z87-66】)

    鉱業の動向を扱った専門紙です。国内だけでなく、海外のニュースも取り上げています。平成30年5月25日をもって刊行を終了しました。

3. 国立国会図書館オンラインで検索するには

ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館オンライン国立国会図書館の所蔵情報へのリンクで検索することができます。タイトルや編者・出版社名に含まれるキーワードから探してください。キーワードには「鉱業」、「鉱山」、「金属」、「土石」、「鉄鋼」などのほか、「市場」や「調査」、「報告」、「名簿」、「統計」のように形式を示すキーワードがあります。

ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)国立国会図書館ホームページへのリンクによる分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)国立国会図書館ホームページへのリンクによる件名から検索する代表的な方法を紹介します。

分類

これらの分類記号に、必要に応じてキーワードを追加して検索します。

図書

  • 鉱業 DL1
  • 鉱業史・事情 DL3
  • 鉱業史・事情(日本) DL5
  • 金属鉱業 DL43
  • 非金属鉱業・土石採取業 DL53
  • 石炭鉱業 DL81
  • 原油・天然ガス鉱業 DL161

雑誌

  • 鉱業・エネルギー(経済) ZD41
  • 鉱業(産業・技術) ZP41

件名

「鉱業」、「鉱山」、「鉱業政策」、「石炭鉱業」、「鉄--鉱山」、「非鉄金属」、「ウラン」、「レアメタル」、「採石」、「油田」、「天然ガス」などが代表的な普通件名として挙げられます。

鉱業に関する件名は、このほかにもたくさんあります。Web NDL Authorities国立国会図書館の所蔵情報へのリンク(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)のキーワード検索において上記で紹介する件名から検索すると、さらに関連する件名も探すことができます。

4. インターネット情報源

  • 石油天然ガス・金属鉱物資源機構外部サイトへのリンク

    「JOGMECの事業」内の「金属資源開発」のページに、鉱業に関する各種情報が掲載されています。また、「刊行物」のページに、「金属資源レポート」、「世界の鉱業の趨勢」、「鉱物資源マテリアルフロー」、「資源メジャー・金属部門の動向調査」などの刊行物が掲載されています。

  • 本邦鉱業のすう勢調査外部サイトへのリンク(経済産業省)

    2005(平成17)年までの「本邦鉱業の趨勢」が掲載されています。2012(平成24)年以降は経済センサス-活動調査外部サイトへのリンクにおいて調査が行われており、統計表一覧に結果が掲載されています。

  • 資源エネルギー庁外部サイトへのリンク

    「統計・データ」のページに、「レアメタル生産動態統計調査」、「非鉄金属等需給動態統計調査」、「埋蔵鉱量統計調査」などが掲載されています。

  • 田中貴金属工業外部サイトへのリンク

    金・銀・プラチナの価格推移、マーケット市況情報、需給レポートなどが掲載されています。「需給レポート」には、「Gold survey」、「World Silver Survey」、「Platinum & Palladium Survey」といった貴金属に関する調査報告書の日本語ダイジェスト版が掲載されています。

  • 調査及び立法考査局刊行物(国立国会図書館)

    「通商・産業」国立国会図書館ホームページへのリンクの分野に鉱業に関連する当館作成刊行物が掲載されている場合があります。

関連するレファレンス事例(レファレンス協同データベース)へのリンク