臨床検査・検査値について調べる
【 】内は当館請求記号です。請求記号が記載されていない資料は、版、巻によって請求記号が異なります。国立国会図書館オンラインでタイトルによる検索を行ってください。
目次
1. 臨床検査に関する参考図書
1.1. 検査項目や検査方法について調べるための資料
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『臨床検査法提要』
(改訂第35版 金原出版 2020.5 【SC231-M119】)(目次例: 第34版)
臨床検査全般について、検査方法と検査結果による診断方法をまとめた資料です。検査ごとに検査方法(尿や血液などの採取方法や測定方法)と検査結果の分析方法、検査値から考えられる診断基準などを掲載しています。巻末付録では各種臨床検査の基準範囲一覧を掲載しています。
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『臨床検査データブック』(医学書院 隔年刊)(目次例: 2021-2022)
検査値判読のためのマニュアルです。「検査各論」では、検査項目について、ポイントを簡潔にまとめています。「疾患と検査」では、疾患ごとに、異常値、経過 観察のための検査とその測定頻度、診断上のポイントなどを簡潔にまとめています。
1.2. 検査値について調べるための資料
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『臨床検査ガイド』
(2020年改訂版 文光堂 2020.6 【SC231-M76】)( 目次)
臨床検査の検査方法と検査値の基準などを掲載している資料です。各項目では、検査結果の値に応じた診断方針、主要疾患を表にして掲載しています。そのほか、年齢ごとの基準値、検査で把握できること、検査のタイミング、保険適応の条件など、臨床現場で役立つ情報を掲載しています。巻末資料には、主要疾患とその診断基準を掲載しています。
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『異常値の出るメカニズム』
(第7版 医学書院 2018.3 【SC231-L375】)( 目次)
初診時に行う基本的検査で異常値を示した際の背景解説に重点を置いた資料です。検査項目ごとに検査概要と検査方法、検査を行う際の注意点、基準値と異常値などを詳細に解説しています。また、異常値が出た場合に考えられる疾患や症状が分かります。
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『エビデンスに基づく検査データ活用マニュアル : 検査の選択と意味・ケアへの生かし方』
(改訂第3版 学研メディカル秀潤社 2020.9 【SC231-M78】)
本書前半では、主要疾患ごとに病態と必要な検査を示し、診断までの流れをフローチャートで記載しています。本書後半で、各検査における基準値や異常値が出るメカニズムなどを解説しています。
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『検査値早わかりガイド』
(第3版 サイオ出版 2017.2 【SC231-L329】)
検査項目の解説とその基準値と異常値をまとめた資料です。さらに、異常値を示す疾患についても掲載しています。巻末に基準値一覧と索引があります。
2. 国立国会図書館オンラインで検索するには
ここに紹介する以外の資料は、国立国会図書館オンラインで検索できます。タイトルや編者・出版者名に含まれるキーワードから探してください。
科学技術振興機構が提供するJ-GLOBALにて別名や同義語を調べ、キーワードを広げることも有用です。
国立国会図書館オンラインの検索結果を所蔵場所「科学技術・経済情報室」で絞り込むと、科学技術・経済情報室で開架している参考図書類を検索できます。
ここでは、国立国会図書館分類表(NDLC)による分類や国立国会図書館件名標目表(NDLSH)
による件名から検索する代表的な方法を紹介します。
分類
以下のような分類記号に、キーワードとして「臨床検査」、「検査値」などを掛け合わせて検索します。
- 診断学・検査技術 SC231
件名
「臨床検査」、「検査値」などが普通件名として挙げられます。
また、Web NDL Authorities(国立国会図書館典拠データ検索・提供サービス)の分類記号検索において「NDLC」を選択し、「SC231」などで検索すると、臨床検査や検査値に関連するほかの普通件名を探すことができます。